コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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割りと個人的見解があります


友達への説明と魔力光 永遠神剣

俺となのはは昼休みに屋上でアリサとすずかに魔法が使えるということを話した

 

アリサ「つまりあんたたちは俗にいう魔法使いというわけ?」

 

「そうなるな」

 

なのは「今まで隠しててごめんね」

 

アリサ「良いわよ。 話してくれたんだし」

 

すずか「私も使いたいな……」

 

アリサ「すずか、私もそう思ってるけど無理だと思うわよ」

 

なのは「ジー」

 

「なんだ?」

 

なのは「なにか方法は無いの?」

 

「無いことも無いがどんな問題が出るかわからないからやらんぞ」

 

すずか「何か方法はあるの!?」

 

アリサ「言いなさいよ!」

 

「最悪死ぬがそれでも試すか?」

 

アリサ「死ぬ!?」

 

「実験するわけにもいかんしな。 だからどんな問題が出るか全くの未知数だ。 それに下手に実験して悪さに使われるのも問題だしな。 立候補もダメだ」

 

なのは「でもアリシアちゃんに試して大丈夫だったって聞いたけど?」

 

「すずかとアリサはアリシアとは状況そのものが違うから当てにならん」

 

すずか「で、でも!」

 

「どうしてもやりたいなら危険性含めて全て説明して許可もらえてからだ」

 

すずか「許可もらえたらやってくれる?」

 

伝家の宝刀(お姉ちゃん嫌い!)はダメだ。使ったのがわかったらやらん」

 

すずか「説得してくる!」

 

家に帰りかけたすずかの首根っこを掴んだ

 

「おいまて、まだ昼休みだ」

 

すずか「ううう~」

 

そして放課後になり次第さっさと家に帰ったのは言うまでもないだろう

 

翌日教室にいくとズーンという文字が似合うほど落ち込んでる……のすずかがいた

 

なのは『えーと、断られたのかな?』

 

『いんにゃ、忍さんから死んでも責任は問わないからやっちゃえと言われてる』

 

なのは『忍さんなに言ってるの!?』

 

『俺も思わず「はい?」って言っちゃったよ』

 

なのは『でやるの?』

 

『許可出ちゃったからな』

 

アリサ「ちょっとアレなんとかしなさいよ」

 

「(いや許可出てるぞ?)」

 

アリサ「(マジで?)」

 

「(昨日忍さんから電話あったし)」

 

アリサ「(アレどうするの?)」

 

「(ほっとくかアリサが「許可とれてるのバレてるよ」って耳打ちすれば?」)」

 

アリサ「(それ良いわね)」

 

するとニヤっとしてアリサはすずかに何かを囁いた

 

すずかはニヤっとしているアリサを見てこちらを見た

 

「残念だったな。 実はな昨日忍さんから電話があってな知ってたんだ」

 

すずか「ううう~」

 

恥ずかしいのかポカポカ叩いてきた

 

「アリサはどうする?」

 

アリサ「やめておくわ。 すずかで何も無かったら改めて考えるわ」

 

「そうか、とりあえずこれに手を当ててみて」

 

水晶球を差し出した

 

アリサ「どうして?」

 

「良いから」

 

アリサ「わかったわよ」

 

アリサが手を当てると赤くなった

 

「ほぉ~アリサは多分炎系の使い手になるみたいだな」

 

アリサ「なんか熱い女みたいな感じにみえるわね」

 

アリサが手を離すと無色になった

 

すずか「それじゃあ次は私ね」

 

今度はすずかが手を当てた。 すると青くなった

 

「多分氷系だな」

 

すずか「私は冷たい女じゃないよ?」

 

すずかは水晶球から手を離した

 

アリサ「なのははどうなるのかしら?」

 

「多分ピンクになるんじゃないかな?」

 

アリサ「よし、なのは試してみなさい」

 

なのは「う~ん、はい」

 

なのはは少し悩んで手を当てた。 するとピンクのような色になった

 

「ピンクというより桜に近い色だな」

 

フェイト「私ならどうなるの?」

 

「黄色系……かな」

 

フェイト「なら、はい」

 

今度はフェイトが手を当てた。 すると金色になった

 

なのは「刹永君ならどうなるの?」

 

「多分砕ける」

 

アリサ「えーほんとにー?」

 

「新聞紙を引いてと」

 

俺は新聞紙を引いてから手を当てた。 するとガシャンという音ともに砕けた

 

アリサ「本当に砕けたわね……」

 

「これ自体は簡単な術式だけどな。 特許は取るけど、な」

 

砕けた水晶球を新聞紙で包んで新聞紙を広げるとあら不思議、壊れたはずの水晶球が修復されていた

 

「これがハンドパワーです」

 

はやて「ミスターマリックか!」

 

なのは「はやてちゃんはどうなるの?」

 

「さぁ? ベルカ式に対応してるかわからんからな」

 

はやて「ほなら試してみよか」

 

はやても躊躇なく手を当てた。すると白色になった

 

はやて「これは一体?」

 

「知らん。 とりあえず対応してるのがわかっただけでもめっけもんか」

 

はやて「ところでこれは何を計れるん?」

 

「魔力光がわかるだけだな。 魔力光と魔法の性質はイコールではないからアリサが氷ですずかが炎かもしれないし全く別のものかもしれない」

 

はやて「ようは?」

 

「魔力光がわかってもその人の得意魔法はわからない」

 

はやて「使えんなー」

 

「パーティーグッズとしては良いかもな」

 

はやて「ところでもし私が部署を作ったら入ってくれるか?」

 

「「もちろん!」」

 

「俺はその時に改めて考える」

 

はやて「もし、すずかちゃんとアリサちゃんが魔法を使えるようになったらどうするん?」

 

「一応考えてるのは海鳴市に滞在する管理局員の補助をする民間魔導師になることかな」

 

はやて「どうしてや? 一緒にいたほうがええんとちゃうん?」

 

「仮にお前が新しい部署を作ったとしても、はっきりいってなのはやフェイトはもちろんヴォルケンリッターやお前も魔力ランクが高過ぎていつか反旗を翻して管理局を潰すと無駄に警戒されかねんぞ」

 

はやて「なんでそうなるんや?」

 

「俺達は診察を知ってるからそういう目で見ないが、大まかにしか知らない人からしたらなのは以外は全員犯罪者だからな?」

 

はやて「なんでや!」

 

「フェイトはクロノに攻撃を加えているからな。 それにプレシアも局員を負傷させている。 そしてヴォルケンリッターも局員を負傷させているし、はやてはそもそも忌むべき魔導書の持ち主だ、はやての今生においては暴走することはないとはいえ、信じない人は多い。 大まかな理由としてはこんなもんだ。 幸いリンディとクロノはこちら側だからまずはその二人を通して人脈をゆっくりとだが着実に広げろ」

 

はやて「せ、正論やな。 それにさらとアドバイスまで」

 

「プレシアとヴォルケンリッターは保護観察処分になったのはこれ以上は局員を負傷させる理由もないし、管理局に従事するという誓約書を書いたことが大きい。 クロノやリンディの口添えがあったのは確実だろうけど、詳細は知らん。 フェイトは理由はどうであれ嘱託魔導師……つまりは管理局の人間となると意思表示をしたし実際に取得したから保護観察処分になったと思われる」

 

はやて「ほぉ~そうなんか~」

 

「個人的見解だから真実は知らん。 知りたいなら自分で聞け」

 

はやて「そうするわー」

 

「そろそろ戻るか」

 

俺達は教室に戻った

 

そして放課後になった

 

「さてすずかの家に行くか」

 

すずか「ついに婿入りですか!?」

 

「何かあっても良いようにだ。 仮に死んでも弔いも早くできるしな。 ……アリサ以外は着いてくる気満々だな」

 

「「「もちろん」」」

 

アリサ「私は後で結果が聞ければ良いわ」

 

アリサは途中で別れて他はすずかの家に向かった

 

ピンポーン

 

忍「はーい」

 

「来ましたー」

 

忍「どうぞー」

 

家の中に入った

 

忍「いらっしゃーい」

 

「だいぶ大きくなりましたね」

 

忍「ええ、動くのもつらいわ。 でも待ち遠しくて堪らないわ」

 

忍さんはいとおしそうにお腹を撫でた

 

「さて、始めますか。 すずか、始めるぞー」

 

すずか「はーい」

 

汎用リンカーコアを作り出してさっさとすずかに入れた

 

「こんなもんだ。 後は時間経過でしかわからんな」

 

すずか「あれ? 脱がなくて良いんですか?」

 

「誰も脱いでとか脱がないいけないとか言ってないが?」

 

すずか「え、あ、う」

 

勝手に勘違いしたすずかは耳まで真っ赤になった

 

なのは「なんだか寒くなってきたような?」

 

「あーすずか、外に出ろ。 急激な温度変化は胎児に影響出かねん」

 

すずか「は、はい!」

 

すずかは走って外に出た

 

なのは「あ、元に戻った」

 

忍「そう? よくわからなかったのだけれど?」

 

「忍さんの周囲だけ温度保存の結界張ってましたしね」

 

忍「それじゃあなんで外に出したの?」

 

「簡単に張ったものですからね。 突破されたらヤバいですし」

 

忍「なるほど」

 

「それに雪を見るなら中より外でしょ?」

 

外を指差すと何故か季節外れの雪が舞っていた

 

はやて「なんで雪なんか降っとるん!?」

 

なのは「すずかちゃんがずっと立ってるけどなんで?」

 

「お前らじゃないんだから使ったことがないやつをいきなり制御できるわけなかろうに」

 

フェイト「もしかして暴走してる?」

 

「軽くだけどな」

 

はやて「なんで二人とも落ち着いとるんや!?」

 

フェイト「リニスによると最初からリンカーコアを持ってる子は生後数ヶ月以内に割りと高い確率でああなるらしい」

 

なのは「お母さんからはそんな話聞いたことないけど?」

 

はやて「わいも、誰もそないなこと言っとらんが?」

 

フェイト「私は造られた存在だからならなかったけど、なのはは元から無意識に制御出来ていた可能性があるかも? はやては魔導書に侵食されていたからと予想はしてる」

 

すずか「なにこれ!?」

 

「お、戻ったな。 すずかー俺達は帰るけど頑張って今日中に制御しろよー」

 

忍「大丈夫なの?」

 

「大丈夫です。 この家全体にここだけ雪が降っているという認識を変える結界を張ってあるので不思議現象はバレないと思います。 仮にさっき以上の暴走してもこの家以外には影響はないです」

 

忍「なんで今日中なの?」

 

「この結界は俺達が帰った後は24時間しか持たないので。 ちなみに忍さんに張ったのは出産日まで持ちます」

 

忍「すずかはどれぐらいで制御出来るかしら?」

 

「少なくともぶっつけ本番でほぼ制御出来たなのはに比べたら全然でしょうね」

 

はやて「わいは?わいは?」

 

「リインフォースがやってたんだろ」

 

はやて「リインフォース、そうなん?」

 

リインフォース「ええ」

 

「レイジングハートやバルディッシュには制御を肩代わりする機能はないっぽいしな」

 

そうこうしてる内にすずかは制御出来るようになったようで雪が無くなっていた

 

「意外と早かったな」

 

すずか「これでも結構苦労したよ?」

 

「制御出来るみたいだし、時間も時間だから帰るか」

 

すずか「泊まらないの?」

 

「元からその予定は無いな。 それにフェイトやなのははともかくはやては難しいぞ?」

 

はやて「なんでや!?」

 

「いや、お前保護観察処分中だろ……リンディさんが保護者代わりになることで学校には通えてるが、泊まりは厳禁言われてるだろ?」

 

はやて「うぐっ」

 

「てなわけで今日は諦めろ」

 

すずか「いつかは泊まってくれる!?」

 

「仕事次第だな。 これから俺達は地球にはいないことも多くなるしな」

 

すずか「待つのも良妻の努め! 我慢するのよすずか!」

 

「忍さん? 酷くなってません?」

 

忍「ごめんなさい、今の私にはどうすることもできないわ」

 

「まぁ仕方ないか」

 

そんなこんなで俺達は帰宅した

 

翌日アリサに説明し、またすずかの家の庭でアリサに汎用リンカーコアを入れた

 

どうやらすずかよりも制御能力は上なのか軽い暴走もなく、精々身体が熱くなる程度で済んだ

 

「お前らのデバイスはまだないから迂闊に魔法を使うなよ?」

 

すずか「デバイス?」

 

アリサ「なによそれ?」

 

「なのはならペンダントの宝石、フェイトなら三角形のやつ、はやてなら本のやつだな。 まぁあれは待機状態と呼ばれるものだが」

 

すずか「刹永君達は?」

 

「俺らは永遠神剣がデバイスのようなものだな。 種類的にはインテリジェントデバイスになるだろうな。 位によってはストレージデバイスとも言えるが」

 

すずか「どういうこと?」

 

「例外はあるが4位以下は意識がほどんど無いやつの方が多いんじゃいかな。 逆に3位以上は100%意識があるけど」

 

アリサ「そう聞くと4位と3位って結構な差が無い?」

 

「結構どころか圧倒的だ。 3位なら数で圧倒すればなんとかなるかもしれんがそれでもかなりやられるだろうな。 紙で表すなら

 

『天位=地位=鞘|1位>2位>3位|4位>5位>6位>7位>8位……』

 

こんな感じだな。 まぁ1位の場合はさらに二つに分かれるが大体はこんな感じだ」

 

アリサ「こんな感じなのね」

 

「ここに個人の才能や経験とかを加味したらわからなくなるけどな。 ミゥとユーフィーはここで、俺はこれだな」

 

3位に○付けて線を引っ張ってミゥとユーフォリアと書いて、天位と地位と鞘を○で括って上に俺と書いた

 

アリサ「なにあんた、最上位を3つも持ってるの?」

 

「それが特典だしな。 まぁ信じられないのはわかるけどな」

 

すずか「でも恭也さんとのバトルは凄かったよ?」

 

「あれは条件付きだからそう見えただけだ」

 

アリサ「確か制限時間内にあんたにガード問わず攻撃を当てたら恭也さんの勝ちだっけ? それで能力の使用は可能と」

 

「その通りだな」

 

すずか「恭也さんの神速を全部かわしてたよ?」

 

「そりゃ、速度の分野が違うしな。 能力を使えば神速でもかなり遅く見えるしな」

 

すずか「時間の前に恭也さん、降参したしね」

 

「でも次の能力使用無しだとあっさり俺が負けただろ? つまりはそういうことだ」

 

すずか「それでもガード出来ただけ凄いと思うけど?」

 

「アレは勘で防いただけで見えていたわけではないぞ」

 

それからもしばらくはアリサやすずかと雑談して帰宅した




色についてはなのはwikiより。 アリサとすずかは適当です

魔力光=魔法性質ではないようですが。この小説でもそんなに当てにはしてません
アリサとすずかの魔法性質はあくまで多分ですし、今後出るかも不明ですが魔法は使えるようになりますし変身は出来るようになります。アリサはぶっちゃけあのキャラです。すずかはどうしよう?

ちなみに既にはやての下半身麻痺は治ってます。 夜天の魔導書が正常になりましたし、侵食も無いのでサクっと刹永が治しました。 この時は普通に魔法つかいました

なのはとはやてはこのやりとりの数日後に嘱託魔導師になりました。 ちなみにアリサの時にはなのは達はいません、嘱託魔導師の試験のための追い込みです

話の流れでわかるとは思いますがアリサやすずかにも自身の正体は話済みです。 リンディ、クロノ、エイミィ、ヴォルケンリッター、はやて、リインフォース、高町家、プレシア、アリシア、アリサ、那美、久遠をすずかの家に集めて全員にまとめて説明しました(一部の人は二度目ですが、一度目では説明してない部分も説明しました)

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