コズミックバランサーの担い手 エクストラ編異 異世界旅行記   作:永遠神剣を求む者

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強制的に休ませてなのはの負傷フラグを吹っ飛ばします

一応まだ中学生です

刹永の説教タイムです


閑話 なのはの強制休暇

「なのは、働きすぎだ」

 

なのは「そんなことないよ?」

 

「それじゃあ何時に寝ていつ起きてる?」

 

なのは「2時に寝て6時に起きてるよ?」

 

「もっと寝ろや!」

 

パシン!

 

なのは「いきなり!?」

 

「では次だ。 最後に休暇を取ったのはいつだ?」

 

なのは「えーと、数ヶ月前?」

 

「一・度・も取ってねえよボケ!」

 

パシン!

 

なのは「嘘!?」

 

「マジだ。 お前の有給はかなり溜まっててな上がお前に掛け合ってものらりくらりとかわしてるらしいな?」

 

なのは「確かにその話はしたけど、向こうは納得してくれてるよ?」

 

「俺は聞いたところでは何か言う前に終わったと判断して退室してるらしいが?」

 

なのは「あははは……」

 

「というわけでな代理で有給ぶちこんだから今から2ヶ月は休暇だ」

 

なのは「でも、それだと!」

 

「お前はまだ局員ではなく中学生だ!」

 

なのは「でもフェイトちゃんやはやてちゃんは!」

 

「何言ってんだ? あいつらはキチンと休んでるぞ? もちろんアリシアやプレシアもな」

 

なのは「それならヴィータちゃん達や刹永君達は!」

 

「ヴォルケンリッターも代わる代わる週一で休んでるし、俺達も休んでるぞ? シャマルは緊急時には呼び出されるがそれでも休みは入れてるぞ?」

 

なのは「嘘!?」

 

「それにお前、健康診断の結果見たか?」

 

なのは「見てないけど問題はなかったはず」

 

「なら今見てみろ」

 

と俺はなのはに健康診断の結果のコピーを渡して見させた

 

なのは「なにこれ!?」

 

「それが全てだ。 つまり今のお前は自覚がないだけで過労しすぎて判断能力が低下しているということだ」

 

なのは「でも私がいないと!」

 

「確かにお前がいないと戦力は大幅ダウンするだろう」

 

なのは「それなら!」

 

「お前、そんなにフェイト達が信用出来ないか?」

 

なのは「そ、そんなこと!」

 

「ではなんで「私がいないと」なんて言葉が出てくるんだ?」

 

なのは「そ、それは!」

 

「確かに頼りすぎた管理局にも問題はあるが、この健康診断の結果を見せたら満場一致で有給の代理取得が許された程だぞ? もちろんリンディやクロノの許可もとったぞ」

 

なのは「うっ……」

 

「まぁなのはの診断項目を増やすように助言したのは俺だがな」

 

なのは「え?」

 

「他の人はここまで深くは診断しないぞ?」

 

俺の診断結果のコピーを見せた

 

なのは「あれ?本当に私の項目が多い?」

 

「その助言通りに増やしたってことはリンディやクロノから見てもなのはが働きすぎという事だ」

 

するとなのはガクッと床に崩れ落ちた

 

「ちなみに桃子さん達やアリサやすずかにも診断結果のコピーは送ったから覚悟しておいた方が良いぞ?」

 

なのは「う~休めば良いんでしょ休めば」

 

「では早速行こうか♪」

 

なのは「え?」

 

俺はなのはの首根っこを掴んで翠屋に転移した

 

「皆さーんアホを連れてきましたー」

 

翠屋にはアリサとすずかがおり、桃子さんも笑ってはいるがやたら怖い雰囲気を出していた

 

「それでは2ヶ月の間よろしくお願いします」

 

アリサ「な~の~は~?ゆっくり休ませてあげるわね?」

 

俺は外に出た

 

なのは「にゃあああ!!!

 

となのはの叫び声が聞こえたが無視して神社に向かった

 

那美「あら、刹永さんいらっしゃい」

 

なのは(愚か者)翠屋(羅刹の巣窟)に放り込んだついでに寄りました」

 

那美「なにかあったのですか?」

 

「休まずに働いていたので強制休暇です。 理由はこれを見ればわかるかと」

 

なのはの診断結果のコピーを見せた

 

那美「えーと、これは本当なのでしょうか?」

 

「マジです」

 

那美「それでなのはちゃんはいつまで休みなのですか?」

 

「有給がガッチリあったので全部つぎ込んで2ヶ月です。 代理取得の許可がおりた事を報告しつつ取得したら涙流して喜ばれました」

 

那美「そ、そうなのですか。 ところで久遠は元気ですか?」

 

「使い魔同士で買い物したりしてますね。 今回もそうですね」

 

那美「伴侶候補は見つかりました?」

 

「見つかりませんね……久遠も探す気はないようですし」

 

那美「最近は狐より人の姿でいることが多いみたいですし……もしかして刹永さんを狙っているのでしょうか?」

 

「かもしれませんね。 まぁ使い魔にした責任もありますから向こうが望めばですけどね」

 

那美「そうなったら久遠をよろしくお願いしますね? 大事にしなかったら化けて出ますよ♪」

 

「仮にも巫女さんがそれ言って良いのか?」

 

那美「どうせアルバイトですし、それに条件満たしてませんから」

 

「よく忍さんが許しましたね」

 

那美「いえ、自分が相手に出来ないから代わりにお願いと直談判されました。 何故か恭也さんも同伴してましたが」

 

「あの人たまにわからなくなりますね」

 

那美「ですね……何故か恭也の妾にならないかと誘われてますし」

 

「いや、本当になんで!?」

 

那美「表面上はメイドとして雇うって張り切られてますし、外堀も埋められてる気がしますから諦めてます」

 

「まぁ、納得済み?ならこちらは何も言いませんが……これ以上ここにいても仕事の邪魔でしょうからおいとまします」

 

那美「また、お会いしましょう」

 

俺はそのまますずかの家に向かった

 

ピンポーン

 

「来たぞー」

 

忍「どうぞー」

 

門をくぐって少し歩くと横から誰かが襲いかかってきた

 

「よっと」

 

かわして反撃しようとしたが姿を見て回避だけにとどめた

 

「残念だったな。 雫ちゃん」

 

雫「ぷぅ~」

 

忍「あら、今回も無理だったのね」

 

「お前らは自分の子供を暗殺者にでもしたいのか……」

 

恭也「ちょっと教えたらすぐに覚えたのでついな」

 

「毎回襲撃されるこっちの身にもなれ……」

 

恭也「雫の攻撃をかわしたのはお前だけだしな」

 

「あんときは身体が勝手に動いただけなんだがな……」

 

雫「うう~」

 

「泣かない泣かない」

 

雫ちゃんの頭を撫でると抱きついてきた

 

忍「あらあら~」

 

「雫ちゃん、それは危険だからやめておきなさい」

 

そう言うと雫ちゃんの身体がビクッと跳ねて離れた

 

「抱きつく振りをして攻撃をしてくるとか将来が物凄く心配なんだが?」

 

恭也「ははは……」

 

忍「あははは……」

 

「とりあえずタイムオーバーだ」

 

家の中に入った

 

忍「はい、お茶どうぞ」

 

「どもです。 ふぃ~」

 

忍「なのはちゃんは大丈夫なの?」

 

「逃げようとしたら縛り付けて良いです」

 

恭也「あれ見たらそうなるよな」

 

忍「そうねぇ」

 

そんなやりとりをしつつ時間を潰した

 

「さて良い時間なので帰ります」

 

忍「またね~」

 

翠屋に転移して覗き込むと何故かなのはが正座させられていた

 

(どうせ逃げようとしたんだろ)

 

バレないようにそっと転移した

 

--------------

 

2ヶ月後、明らかに顔色がよくなったなのはが帰ってきた

 

それから数日後にとある遺跡の調査に赴くのでついていくことにした

 

なのは「何もないね」

 

「さてどうだろう、な!」

 

俺は音も無く近づいてきた機械を真っ二つにした

 

なのは「なに!?」

 

「油断大敵だぞ、と」

 

なのは「あれ? 魔法が?」

 

ヴィータ「使えない?」

 

「ふむ、逃げるぞ」

 

なのはとヴィータの襟をつかみ出口に走った

 

ヴィータ「え、ちょ!」

 

なのは「持ち方変えて!」

 

そんな声を無視して遺跡の外に出た

 

「やってくるぞ」

 

遺跡の中から変な形の機械が現れた

 

ヴィータ「こんなのどこから!?」

 

「元からあったのか先回りして誰かが置いたのかは知らんがこちらを狙ってる以上は壊すしか無いな」

 

ヴィータ「そうだな!」

 

なのは「わかった!」

 

手分けして破壊していった

 

ヴィータ「なのは!」

 

なのは「え?」

 

「タイムアクセラレイト」

 

なのはの隙をついて攻撃を当てようとした機械を真っ二つにした

 

なのは「あ、ありがとう」

 

「やっぱり狙われるか」

 

なのは「え?」

 

「なんでもない。 全滅したようだし帰って報告だ」

 

ヴィータ「わかった」

 

なのは「はい!」

 

????side

 

「っち、せっかくエースオブエースを落とすチャンスだったのに!!」

 

「まぁ、いいまだチャンスはあるさ。 それにあの少年……研究のしがいがある!」

 

sideEND




なのはの診断項目は1.5倍くらいに増えてます。全部判断能力系ですが

普通の人(刹永やフェイト達)→飛んでくる球を時間までかわすシミュレーション
なのは→球の他にビームや近接攻撃をかわすシミュレーション

時間内に何回被弾したのか計る検査です
飛んでくる速度はアリシアやシャマルですらかわせる出来る程度ですが、なのはは途中で被弾してます
ビームや近接攻撃も球と同じスピードです。 後でアリシアやシャマルにも試したら全部かわしてます。 つまりはその程度の難易度です
スピードを落として検査してもなのはは被弾してます。 そしてかわしきれたスピードはコマ送りレベルのスピードでした(もちろん検査官もこれにはビックリしてます)。
なのはなら普通じゃね?と思ったあなたはA'sのアニメを見ましょう。 ヴィータの攻撃を何回かかわしてるはずです。 そして検査のスピードはそれ少し遅いです

管理局に有給があるかは知りません

恭也は神社に行ってる間に忍の家に行きました。 無駄に神速使って

負傷していないので原作よりなのはは強いです

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