狼?いいえ大神です!   作:片腕仙人

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慧音先生は高身長慧音と低身長慧音どっちも好きです

個人的には高身長がいい



すいむそう2

神木村で宴会が開かれた翌日。

 

「ふう、今日もいい天気です!春ですよぉ~!!まあ夏なんですけどね」

 

私、リリー・ホワイトは正式にアマテラスさんの神社に住むことになりました!村の方たちも歓迎してくれました。それにこの神木村の御神木であるサクヤ姫さんという方にも少しだけお力を分けていただいたおかげで少し強くなった気もします。

 

 

これなら遠出することになっても平気です!

 

 

 

住むにあたって濡神さんが言うにはどうやら天照神社の巫女ということになるとか。私、巫女さんていまいちよく分からないんですけど平気でしょうか?

 

 

 

まあ、きっとなんとかなりますよね。あっ!そういえばアマテラスさんを起こしに行く途中でした。アマテラスさ~ん!朝ですよ~!

 

 

駆け足でアマテラスさんのところへ向かいます。

襖を開けアマテラスさんが寝ている場所へ入ってみるとどうやらまだおやすみ中なようですね。

 

 

気持ち良くおやすみ中のところ起こすのは大変心苦しいですが濡神さんが言うにはアマテラスさんが起こしてくれといっていたらしいので起こさなくては。それと起きたら庭に連れてくるようにとも言っていました。

 

ただ私にそう伝えてきたときの濡神さんの顔がすごく悪い表情をしていたように見えたんですが気のせいでしょうか?う~ん...まあ考えていてもわからないのでアマテラスさんを起こしましょうか。

 

 

「アマテラスさ~ん、起きてくださ~い」

 

 

ありゃりゃ?起きてくれませんね。次はすこし声を大きくして体も揺さぶってみましょう。

 

 

「アマテラスさ~ん!起きてくださ~い!朝ですよ~!!春ですよ~!!」

 

 

「....んん?...リリーか?どう..したんだこんなに朝早くから...」

 

 

「朝ですよ~!アマテラスさん、おはようございますっ!」

 

 

アマテラスさんは渋々ながらに眼を擦りながら起き上がります。

ああっ!アマテラスさんの着物がはだけてしまってますよぉ~!昨日会ったときもそうでしたが初めて会ったときよりもなんというかこう、肌の露出というか肌色の部分が増えていた気がします。

 

 

「起こしてほしいとのことでしたので私が起こしに来ましたよぉ~!春ですよ!」

 

「ん...んんー、はる、だな...うん?」

 

これはまだ寝ぼけてますね。すこし強引でもつれていった方が良さそうです。着崩れている着物を軽く直して手を引き濡神さんがいるであろう庭へ向かいます。

 

さあさあ、アマテラスさんこっちですよ。何なのかはわかりませんがいきますよ。

 

庭へ出ると直ぐに濡神さんの背中が見えました。どうやら池の前で何かをしている様子。

 

「濡神さ~ん!連れてきましたよぉ~」

 

「ああ、リリーさん。ありがとうございます。では母様はそこに立たせておいてください。リリーさんは私の方へ」

 

?、いまいち分かりませんが指示された場所にアマテラスさんを立たせて濡神さんの方へ向かいます。アマテラスさんは未だにうとうとして半眼になっています。

 

「それでは……母様いきますよ、そ~れ♪」

 

濡神さんのかけ声と共に池の水が一気にアマテラスさんの頭上へと集まりそのまま大量の水がバサーンと降り注ぎました。

 

「.....えっ!?濡神さん!?何を!」

 

「何を?って、それは簡単です寝ぼけた母様を起こしてあげただけです。母様、おはようございます♪」

 

「..........」

 

アマテラスさんは状況が呑み込めていないのかペタんと座り込んで眼を白黒させています。折角私が直した着物も水圧で肩からずり落ちてしまっています。

 

「濡神....おはよう....」

 

「はいっ♪おはようございます♪ご気分はいかがですか?」

 

 

「.....ずぶ濡れの犬の...気分だな」

 

「はい♪濡れた犬ですよ」

 

 

「.....濡神、流石にあの量は...死ぬ」

 

「ふふふ♪母様にしかしませんよ♪」

 

 

「そうか...ハハハ...」

 

「ふふふ♪」

 

 

 

......この時私は絶対に濡神さんを怒らせてはいけないな、と心に深く刻み込みました。このふたり仲良いんですよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

 

 

「全く、朝から酷い目にあった...リリーなんでもっと早く教えてくれなかったんだ」

 

「そ、それは...私もまさかあんなことになるとは...」

 

まあ、それもそうか...。誰だってまさかあんなことをするとは思わない。やるとすればせいぜい水を顔にかけるとかそういう風なかわいいものだと思うがあれは...その、控えめに言ってもやり過ぎというか私でなければヤバかった。

 

あのあと濡れた着物を脱ぐのが大変だったんだぞ濡神!

 

朝からとんでもないことが起こったが今は朝食を済ませ人里へ行く前にリリーとこれからのことについて少し話していたところ。

 

「リリー、神社のことは濡神がいろいろと教えてくれると思う。勿論私も暇があれば教えるから安心してくれ。巫女服も考えておくから楽しみにしていてくれ」

 

「巫女服...はひとまずおいておくとして神社のことは早く覚えられるように頑張りますね!(巫女服って脇が空いてないのだといいけど....)」

 

「うむ、それじゃあ私は人里の方へ行ってくる。あ~、それと濡神には気をつけて。最近知ったがたぶん筆神の中で一番怒らせると怖いから...」

 

「は、はい...分かりました」

 

 

 

「二人とも?聞こえてますよ?」

 

 

「!?」「!?、そ、それじゃあ行ってくる!」

 

サッと筆を走らせ物実の大鏡を使い人里へと向かう。いくら濡神といってもリリーにはなにもしないだろう。むしろ私にしかしないだろう...悲しい、これでも母です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げるようにして人里の寺子屋の前へとやって来たわけだが...人里が昨日の神木村と同じように人々がどこか浮き足だっているように見える。

 

なんだ?ここでも宴会か?それとも祭りかなにかだろうか?ならば屋台を全制覇したいんだがまだ腕が完治していないせいで自分では食べれない。おのれオロチ!これが貴様の狙いか!なんて奴だ!

 

「おお!アマテラスか...って、どうしたんだ?そんな険しい顔して」

 

「ん?慧音か、いやなんでもないんだ。ただ相手のなかなかの策略に関心と怒りが少し沸いていただけで」

 

「ん?そ、そうか?」

 

慧音は良くわかっていない様子で首を傾げている。慧音ほどの美人はこういった仕草ひとつだけでも絵になる。それにいつもはしっかりしている慧音が本人は意図してはいないだろうが、なんとも愛らしい表情を見せる。

 

これも皆から慕われる理由のひとつだろう。今もほら、

 

「アマテラスどうしたんだ?私の顔に何かついてる訳じゃないだろ。ははは....え、ついてないよね

 

満面の笑顔から一気に不安そうな顔に、以外と表情豊かだな慧音は。それがいいところだと思うがな。

 

「別にそんなに心配しなくてもなにもついてないし、美人で可愛いぞ」

 

「かわっ!?....そ、それならアマテラスだって..その、美人だし、そのぉ、可愛い!...と思うが///」

 

んんん、なんだろうか慧音のことを無性に照れさせたくなってきた。とにかく誉めて誉めて誉めちぎりたい、そして照れた姿をじっくり見ていたい、がここは我慢だ。

 

「まあ、それはどうでもいいとしてだ」

 

「どうでもいいっ!?...結構頑張ったんだけどな、私が可愛いというのはあってないし....

 

 

慧音は何か誤解しているようだがそれは後で、今は。

 

「今日は何か人里全体が慌ただしようだがなんだ?祭りでもするのか?」

 

「ゴホンっ!あ、ああそのことか。それはだな人里全体で宴会をしようということになってな。その準備でバタバタしているんだ」

 

宴会だったか。神木村もそうだが人里でもか、偶然というのもあるものだな。

 

「それにしてもアマテラス、なんだか随分と露出が多くないか?あまり、その~胸元をはだけさせ過ぎてはいけないぞ。そういう趣味があるなら別に止めはしないが」

 

む、私はただ夏仕様なだけだが...うーん、まあ確かにいつもよりは露出が多いかもしれないが普段の着物の姿だと今の季節は暑くてしょうがない。

 

故にこの姿、そして筆業の疾風をいい感じに使い胸元から空気を取り入れスリット部分から出すということをするとかなり涼しいのだ。まあそのおかげで風もないのに着物の裾がヒラヒラしてはいるが気にならないから問題ない。

 

それに、胸元が空いているというなら―――

 

「それなら慧音もそうじゃないか。私といい勝負だと思うが?」

 

「なっ!?そんなことは!...そ、そう思うか?」

 

 

慧音は胸元を手で隠しながらそう聞いてくる。口で言うよりも実際に見せた方がいいかもしれないな。

 

「時に、慧音先生は頭突きをよくしているとか」

 

「え、ああ、まあそうだな。寺子屋の生徒が悪さをしたりした時には。他にも喧嘩の仲裁とかにもな」

 

喧嘩の仲裁に頭突き?...まあいい気にしない方向でいこう。

 

「慧音は頭突きをするときに上体を後ろに反らせ反動をつけ体を前に倒しながら頭突きをしているな。慧音は気づいていないかもしれないがその時ポイントになる箇所が二つある」

 

「ポ、ポイント?それとこれになんの関係が...」

 

別に深い関係はないがあえて黙っておこう。あっ、折角だし慧音と同じくらいには胸元を開けておかなくては。あ~、腕が使えないんだった...慧音にやってもらおう。

 

「慧音、ちょっとだけいいかだろうか。私の着物の胸元を慧音と同じくらいにしてもらえないか?諸事情で腕が使えなくてな」

 

「腕が使えないって平気なのか?えっと私くらいって...これくらいか」

 

「いや、隠しすぎだ。もっと出てる」

 

「えっ!う、嘘だろそんな!これくらいか///」

 

「もう少し、うん。それくらいだな」

 

慧音は顔を真っ赤にしているがそこまで恥ずかしくはないだろ。でも客観的に見てしまったばっかりに余計恥ずかしいのかもしれない。でも慧音にはもう少し恥ずかしがってもらおう。

 

「では慧音の頭突きをやってみる。ゆっくりやるからよーく見ていてくれ」

 

ゆっくりと後ろに体を反らしいいところまでいったら一度停止し一気に前に倒す。肝心なところは体を反らしたところと頭を振り下ろしてぶつかった時。

 

「慧音、なにか気がついたことは?」

 

「....いや、特には。まあ頭突きだなといったところだろうか」

 

そうかそうかならばこのアマテラスが説明してやろう。ただバッチリ意識させてやろう。

 

「いいか慧音、まずはだ。この胸元の開き具合は慧音と同じだ。そしてこの上体を反らしたとき頭突きをする相手と対面している状態だとその相手からは慧音の胸が迫ってくるように見える」

 

「ふぁっ!?そんな」

 

「さらに相手の頭とぶつかり合ったとき相手の視線は人によっては様々かもしれんが慧音のやり方だと下の方に向く。つまりはお互いが前屈み担ってしまうわけでそうなるとこうなるわけだ」

 

体勢を前屈みにしてやると着物が若干下がり谷間のあたりが良く見える。私は着物だから、といっても結構見えるな。この服装じゃなければ見えないだろうが慧音の場合は私よりも見えるだろう。

 

現に慧音は私のいいたいことがわかったのか顔を真っ赤にして湯気が出るほどになっている。

 

――める

 

ん?慧音が何かいっている。というよりも少し震えているような。

 

「やめる!もう頭突きやめるぅ!」

 

あっ、やべ....やり過ぎた。震えて涙目になってしまった。それに頭突きをやめるとまで言い出してしまった。

 

 

慧音は気づいていないかもしれないがこのやり取りさっきから数人の人達が盗み聞きしている。その全員(因みに男性率100%)が慧音が頭突きをやめるといった瞬間危機迫る顔をしてこちらに来ようとしているが状況が状況なだけに出てこれないようだ。

 

 

この状況を打破するには私が説得しなければいけない。それに絶対に慧音の頭突きと胸元を守らなくては!目の保養的な意味で。

 

 

「け、慧音、一度落ち着け!いいな。よく考えてくれいきなり慧音が頭突きをやめたりしたらきっと皆が心配する。それに慧音の頭突きをは暴力や憂さ晴らしなどではなく愛のある頭突きをだろ。それと胸元を完全に隠す気でいるかもだがそっちの方がかえって想像力やらなんやらを掻き立てて不味いともうぞ!だから慧音は今のままの慧音が一番いいんだ!それに慧音の胸元は一般的なくらいだ、私の勘違いだったようだ」

 

 

「.....うぅ、そうだろうか。....うん、うん!そうだな私は私だ!今の私が一番だよな。でも少しだけ服装は変える日を作ろうと思う」

 

ふぅ、な、なんとかなったか?チラッと盗み聞きしている人物の方へ顔を向けてみるとサムズアップしてきたがジトッとした目で見てから慧音の方へ向き直る。慧音は何故か清々しい顔をしているがこれからどうなっていくかは慧音次第だろう。変な方向に行かないことを願っているよ。

 

そう思いつつ漸く寺子屋を後にする。何故だろうな、からかってみようと思ったらどっと疲れてしまった。絶対にどこかで何か美味しい物を食べよう。絶対だ!!

 

 

 




ハルトマンの妖怪少女


地上波で流れるとは...
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