狼?いいえ大神です!   作:片腕仙人

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口調とか色々修正

変なところがあるかもしれません


妖精2人、玉虫1匹、神1柱

現在、人型から狼の姿になって霧の発生源に方向に向かっている。人里からはもう大分離れたところまで来ただろう。

 

この紅い霧も結構濃くなってきている。もうそろそろ人里も霧で覆われる頃のはずだろうがそれは問題ない。出てくる前に人里には疑似結界のようなものを張っておいた。

 

慧音の前で行ったことは二つ、一つは十三の筆業(ふでわざ)の一つで私が持っている本来の力の光明(こうみょう)、これは空に丸を書くようにすると太陽が現れるというもの夜を朝にすることも出来るけがそれをやると後でここを管理している者がうるさくてかなわない。今回は人里だけに限定して使った有り難く思えよ八雲。

 

そしてもう一つは筆業の疾風(しっぷう)、風の印を書くとその印が神風になって邪気などを吹き飛ばすというもの。これを応用して里の周りに神風を吹かせ続け霧が里に入らないようにした。

 

これで余程のことがない限り霧は人里内に入る事はない。なんでも人里を直接襲うのはダメだというルールがあると何処かで聞いたがどこだったか。

 

「おい、アマ公」

 

どうしたイッスン?着いてきたのを今さら後悔したか。

 

「ちげぇよ!このイッスン様が怖がったりする訳ねえだろう!はぁ、それでだアマ公。どうせオマエこの霧見て都でのことでも思い出したんだろ」

 

 

ふむ、なかなかに鋭いな。確かに思っていた。あのときは既に都に霧が溢れて皆、病に悩まされてた。それにあの時の私では筆業でもどうにかできるわけでもなかった。だが今回は先手を打つことも出来たのだからこのままできるだけ早くこの霧の原因を見つけて止める。

 

 

「たくよぉ、無愛想の癖に相変わらずお人好しというかなんというか。いつもこうしっかりしてればいいんだがな。なあ天照大神様よぉ」

 

ふっ、私とて日々成長しているのだ。慧音とも笑顔で話せていただろう?

 

「……どこがだよ、全くの無表情だったくせしやがってそれになあ━━」

 

それからしばらくイッスンの小言を聞き流しながら進んでいると大きな湖についた。ここはより一層霧が濃くなって発生源に近づいているように思える。ひとまず狼の姿から人型に戻る。

 

「随分と霧が濃くなってきたようだな。これでは何処が発生源か常人には見つけづらいだろうな。私の疾風使ってもすぐに霧に覆われるか………」

 

 

「おいおい常人にはって、お前は天照大神だろ!お前の自慢の力でどうにかしたら━━」

 

 

「やい、お前らここはサイキョーのあたいの縄張りだぞ!氷漬けにされたくなかったらあたい子分になれ!」

 

「やめようよぉチルノちゃん。いきなりそんなこと言っちゃ駄目だよ」

 

 

何処からか視線を感じてはいたがそちらから出てきてくれたようだ。言ってる内容のことはひとまず置いておくとしよう。声が聞こえるほうに目を向けるとそこには二人の少女。

 

一人は腕を組んで胸を張っている活発そうな水色の服にそれと同じ髪の色の少女。背中には氷のような羽がある。

 

もう一人はその少女のことをチルノって呼んでいていきなりの凍らせると宣戦布告してきた当人を止めようとしている。服はチルノと呼ばれた少女と同じような形で水色をしている。

 

この娘にも羽がある。こっちはふわっとしてそうな感じの鳥の羽という感じ。髪はエメラルドグリーンの色をしている。この二人羽があるように人間ではない、ただ悪い妖怪という訳でもないこの二人からは自然の力を感じる。

 

「やい!やい!いきなり現れて子分になれだと!?ふざけてんのかぁ!」

 

「ふん!そんなこといったってここは通してやらないもんね!ここを通りたかったらあたいの子分になるなら考えてやらないこともない」

 

さっきは氷漬けになりたくなかったらという話だったが……それといま話したのは私では無いぞ。肩にくっついているコイツだ。あの娘は私がいったと思っているらしい。子分か、残念だが私は誰かの下に着くきはない。

 

「私はならんぞ。変わりにコイツをやる」

 

そういい肩にいるイッスンを差し出す。

 

「はあぁぁぁ!?アマ公ふざけんなよ!?」

 

「ん?なんだそんなとこにもいたのか。でも小さいしなんか弱そう」

 

「なんだと!?オイラは弱かあねえ!だいたいな━━」

 

イッスンが飛び出してチルノという娘のとこに向かっていく。よくやったチルノとやらそのままソイツの相手を頼んだ。イッスンもその娘の相手は頼んだぞ。

 

「あの~、チルノちゃんがご迷惑おかけしてすみません。悪気はないんだと思います。あっ、私は大妖精(だいようせい)っていいますあっちの娘はチルノちゃんです」

 

この娘は向こうのチルノという娘よりも礼儀正しい、だが随分と苦労しているように感じる。

 

「平気だ。私はアマテラス。向こうの小さいのはイッスンだよろしくたのむ大妖精。二人は妖精か?」

 

 

「はい妖精であってます。えっと、みんなには大ちゃんって呼ばれてます。それでアマテラスお姉さんはなにか探してたりしたんですか?」

 

大妖精、この大にはなにか特別な意味があるのかもしれん。実は一見気の弱そうな大妖精だがこの辺りを統括しているとかな。

 

「………あ、あの~アマテラスさん?」

 

「………ああ、大妖精はこの霧についてなにか知っているか?何処か怪しい場所とか」

 

私の質問に少し考えてからなにかを思いだしたかのように手をポンと叩く。

 

「この霧のことはよくわかりませんが向こうの方にいつの間にか建っていた紅いお屋敷がありました。もしかしたら関係あるかもです」

 

紅い屋敷か、紅い霧に紅い屋敷如何にもだな。この霧を出してる犯人は紅が好きらしい。

 

「情報感謝する」

 

そう言い頭を撫でてやる。私も撫でられるのは嫌いではない、ならば大妖精も嫌いではないはず。

 

大妖精は頬を赤くして下を向き照れくさそうにしている。でも嫌がってはいない。やはりこれが一番だろう。それにしても大妖精の髪の毛は私ほどではないがとてもいい毛並みをしているな、うむさらさらで素晴らしいぞ。

 

ずっと撫でていたくなるがいつまでもしてはいられないすまないな。すっと撫でるのをやめ手を引くと名残惜しそうに上目遣いでこちらを見てくる。もう少ししてやりたいが終わりの意味も込めて頭を軽くポンポンと叩いく。

 

………そういえば神社という場所には巫女がいるらしい。だが私の所にはまだいない。連れていってもいいだろうか、だがやはり保護者に聞くべきだろう……妖精の保護者は、誰だ?

 

「あぁ~!!大ちゃんになにしたんだオマエ!!」

 

保護者は誰だ?と考えているとチルノがこっちに向かい飛んできた。イッスンもしっかりとやって来ている。

 

大妖精とチルノは大丈夫何かされてない?大丈夫だよといったやり取りをしている。はて?私はそこまで何かしそうな顔だろうか?

 

「おい、アマ公」

 

確かに少しだけ表情が顔に出にくいのは自覚している。

 

「…アマ公、こっち向けよ」

 

だがそのために丁寧に話しているしぎこちないかもしれないが笑顔も作っているのだ。

 

「おい!アマ公!」

 

「なにをするイッスン、刀を抜いてくるとは下克上か」

 

指で挟みイッスンの刀を防ぐ。その大きさでどこにそんな力があるのか知らんがなかなかの力だ。掴んだ刀ごと頭上に投げシュタッと効果音が付きそうな感じに私の頭に着地。

 

「なに勝手なこと言ってやがんだオイラにアイツを押し付けやがって!アイツを納得させるのとんでもなく大変だったんだからな!!」

 

「すまないな、だが適材適所。イッスンお前は何だかんだで面倒見がいい。だから必ず上手くいくと思っていたからそちらにやった。ところでイッスンよ、妖精の保護者とは一体誰だ?」

 

………………考えれば考えるほど悩むな。

 

「?……情報が手にはいっただけまだ許してはやる、もしなにもなかったら酷かったがな」

 

まあ手に入った情報は赤い屋敷が原因だろうということだけだがな。

 

「やいオマエ大ちゃんに酷いことしてないだろうな!」

 

「大丈夫だよぉチルノちゃん。アマテラスお姉さんはそんなことしないよ」

 

ふむ……このチルノという娘は私を敵視してしまっている。私は笑顔で接しているのだがな。こうなれば致し方なし。

 

「チルノよ、これをやろう」

 

人里でもらった団子だがこのままでは悪くなりそうだからな。団子を備えてくれたあの店主には天照の加護があるだろう。

 

 

「?わかんないけどまあいいやアマテラスいいやつだな!特別にサイキョーのあたいの子分にしてあげてもいいぞ!」

 

「子分は遠慮しておく。ではな二人とも、イッスンもいくぞ」

 

「はい、アマテラスお姉さんまた」

 

「いつでも子分になりにきていいから」

 

そんなやり取りをして狼の姿に戻り大妖精から教えてもらった方に向かう。

狼になったときのチルノの目がやたら輝いてるように見えたのは気のせいだろうか。

 

 

 


 

 

教えてもらった方向に行くと漸くそれらしい建物が見えてきた。

 

目に飛び込んできたのは紅、紅い壁に紅い塀そしてチラリと見える庭にも紅い薔薇のような花紅い霧の効果もあって目がすごくチカチカする。もしやそれが狙いか?だがそれよりも気になる箇所が一つ。

 

屋敷の入り口だと思う立派な門だったもの。ボロボロになった門一体何があったのか。

 

そう思いよく見ると倒れている一人の女性を発見した。

 




見返してみると誤字が多い

多分まだあるだろうなこれは………
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