8号始まり物語(仮)   作:朽葉周

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年末のガキツカ放送時間中、誰も見てない間に投降開始。


- Prologue -

……は? 俺の昔話を聞きたい? なんでまた。

 

確かに俺の昔の事ってあんまり話した覚えは無いけど……何故って? 俺の昔話なんて他の連中に比べるとどうにも面白みに掛けるからだよ。

 

考えても見ろ。異民になってオーロラ・フィールド接続された世界群を再建した英雄も居れば、レベル6に至って汎超能力者として世界を影から守り続けたヒーローもいる。GN粒子で世界を一つに結びつけ、金属異性体との調停を早め犠牲者を減らした英雄も居れば、全てが溶けた紅い世界を巻き戻し、繰り返す終焉を乗り越えて見せた奴もいた。

 

――そんな中に俺だ。正直な話、連中と比べると俺の話しと言うのは相当に見劣りしてしまう。比較対象にするのもおこがましい程度の話でしかないんだよ。

 

……それでもいいから話せって?

 

お前も大概変な趣味をしているよな。俺の話を聞くよりも先にやるべき事なんて幾らでもあるんじゃないのか?

 

何、其方だけ話を聞いておいて、私に聞かせないのは不公平だ? 此方が提供した情報の対価分は話せ……それは先に言っておくべきだろう。後だしは交渉材料としては弱いんだぞ?

 

……あー、わかった。わかったから怒るなって。話す、話すよ。

とはいえ果てさて、何処から話した物か。それじゃ、先ず俺が生まれる前の話をしよう。

 

生まれる前とは如何いう意味かって? まぁ、いうなれば前世、その死後の話だ。前世において死んじまった俺は、その死後、魂の状態で神様……っぽい奴にであった。

 

……いや、わかってる。魂だの神様だの胡散臭いってのは理解している。特にお前みたいな奴だとそういう明確な定義が存在し無い物は扱い辛いもんなぁ。とはいえ超能力者がいて、世界は科学万能と言うわけじゃないのは実証されてるんだ。仮に“有る”として話を進めるぞ?

 

んでだな、死後、俺はその神様と対話して、少しだけ来世における優遇措置を得るに至ったわけだ。

 

……神様がどんなで、何で優遇措置を得られたか?

 

神様がどんなだったか、というと……割烹着を着たピンクっぽい髪の毛のお姉さんだった。

 

……割烹着ってのは、JapaneseMaid-Sarvantの着衣の事だな。……なんで神様がそんな格好してたかって? 俺が知るかよ。神様の趣味じゃね? だから知らないって。

 

話を進めるぞ。んで、その神様。マジカルだとかアンバーだとか名乗ってた女神なんだけど、その神様が娯楽に飢えていたとかで、本来存在しないキーパーソン、『特異点』を物語に投入した場合、その変化を観測したい、とかなんとか。

俺が選ばれた理由に関しては本当の偶然。魂の輪廻に手を差し入れて、偶々手櫛にひっかかったのが俺だったんだとか。

 

特に命題とかを与えられたわけでもなかったんで、俺はその特異点としての役割を受け入れる事にしたんだよ。

 




■マジカルでアンバーな神様
ウチの作品群で神様転生の場合大体黒幕の人。やりっぱなし投げっぱなしの人。
転生者を生産しては割りと過酷な状況に投げる人。但し生き残る道は必ず用意しており、更に生き残った人間には対価が与えられるため、ゲームマスターとしてはかなり公正な部類に入る。
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