あえて艦これの世界でゴジラになってみた   作:豆柴タンク

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6話

川内達による奇襲攻撃を受けた深海棲艦の艦隊は川内達を見つけるとそちらに進路を変更し追いかけて来た

 

「よし!釣れた、それじゃあ着いて来て二人とも、それと那珂水偵飛ばして敵の状態を教えてあと私達との距離が敵と離れすぎないように見といて」

 

「了解だよーまかせて」

 

「神通は敵に牽制をしかけながら敵が近づいてきたら教えて」

 

「解りました」

 

そして付かず離れずの戦闘が始まって一時間ほど経った時、川内が動きを止め

 

「おーい!ゴジラー!リトルー!いたら返事してくれーおーい!」

 

いきなり大声で叫び始めた。神通も那珂も何がなんだか解らず川内が何がしたいのか検討もつかない、ただ今解っているのはこのままでは敵に追い付かれてしまうという事、そしてもうすぐ敵の射程範囲に入ってしまうという事だ

 

「おーい!ゴジラー!リトルー!いたら返事してくれー」

 

となおも川内は叫ぶ、そんな川内を見て神通はもう駄目だと思った。きっと今までの心労とこの状況に押し潰されて、姉は壊れてしまったのだと思い、何とか正気に戻ってもらおうと川内に渇を入れるため近づこうとした瞬間

 

「はいはーい居ますよー、ゴジラはまだ寝てるけどね、どうしたの川内?」

 

と声が聞こえてきた、今自分達の周りには川内と私に那珂しか居ない筈なのに一体何処から声がしているのか解らなかった。

 

「良かったー、まだここに居てくれて、実は今深海棲艦に襲われてるんだ。だから助けてくれない!」

 

「そうですか、解りました。少し待っててくださいね。今…叩き起こしてきますから」ニヤリ

 

と、どんどん話が進んで行ってしまって、着いていけないでいると

 

「良かったー!神通、那珂、これで助かるよ!!」

 

「姉さん、いい加減説明してください、一体これから何が起こるっていうんですか!!」

 

「那珂ちゃんも説明を要求するよー!!」

 

神通と那珂は一緒になって川内に詰め寄る、姉妹二人に詰め寄られながらも川内は笑いながら

 

「私の友達に助けを頼んだんだ、一緒に戦えばきっと勝てるよ」ドヤァ

 

とドヤ顔で言ってきた

 

「友達?それは…」

 

神通が何か言おうとした時だった

 

「うおおおぉぉぉぉ、無事か川内ーーーー!!」

 

ドバーンと豪快に水飛沫を上げながら、ゴジラが川内達の前に現れたのだ

 

それを見た神通と那珂はゴジラを見上げながら開いた口が塞がらない状態になっていた。そんな二人を余所に川内は状況を説明しようとした時、ドゴーンとゴジラが爆発した。敵の攻撃が川内達の前に現れたゴジラに命中したのだ

 

「…ゴジラ、大丈夫!!」

 

川内は爆煙に隠れて見えなくなった、ゴジラに心配そうに呼び掛けるが、反応がない、もしかしたら今の攻撃でゴジラが深手をおったかもしれないと思い、川内の顔が青くなる。自分がここまで敵を連れて来たせいでゴジラが死なせてしまったんじゃないかと

 

「ゴジラー返事してよー!!」

 

と川内は悲痛な叫びをあげるが

 

「んぁ、ちょっとボーッとしてた、寝起きなもんでボーッとしちゃうんだよね」

 

などと煙の晴れると無傷のゴジラから、そんな呑気な返事が帰ってきたのだ

 

「ゴジラ…怪我とかしてないの?」

 

川内は恐る恐る聞いてみると

 

「怪我?いや、これと言って怪我はしてないぞ」

 

ととんでもない答えが帰って来た

 

川内は「はぁー」と息を吐き安堵した、そんな川内を見てゴジラは、辺りを見渡しリトルに言われた深海棲艦の場所を確認すると

 

「〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓」

 

と咆哮を上げながら突撃を開始した。そしてそんなゴジラの突撃を間近で見た、川内達は立ち竦んでいた。

 

それは、まさに一方的な戦いであった。最初こそは深海棲艦が砲雷撃で攻撃していたが、ゴジラはそれを無視してそのまま突撃していったのだ。そして距離が縮まるとお返しとばかりに熱線で敵艦隊を凪ぎ払い、一瞬の内に艦隊の半分は居なくなり、運良く生き残った深海棲艦も、逃げようとした者は後ろから熱戦を吐かれ蒸発し、果敢にもゴジラに挑もうとした者は、ゴジラの腕で叩き潰され、後ろに回り込もうとした者は、尻尾に凪ぎ払われ叩き潰され沈んでいった。

 

その光景を見ながら川内は

 

「これが…ゴジラの力」

 

そう呟き、その呟きを聞いていたであろう神通と那珂は今現在起きている光景をただただ、呆然と見つめているのであった。そして、最後の深海棲艦を倒したゴジラは勝利の雄叫びを上げ此方に戻ってきた

 

「川内大丈夫だったか?他の二人は無事か?」

 

ゴジラに聞かれた川内はハッとし

 

「私達は大丈夫だよ、そこまでダメージは受けてないから…それより本当にゴジラは大丈夫なの?敵を連れて来た私が言うのもなんだけど、怪我とかしてない?」

 

川内は申し訳無さそうに聞いてきた

 

「いや、俺は大丈夫なんともないから」

 

「本当に、無理してない!!」

 

「ホント、ホント大丈夫だから気にしないで!」

 

「気にするよ、私が緊急事態だからってここまで敵を連れてきてゴジラに助けを求めたのは私なんだから、怪我とかしたら、本当申し訳ないしさっきだって死んじゃったらどうしようかと…」

 

そう言うと川内はうつ向いてしまった。

 

「いや、確かにいきなり助けを呼ばれたときはビックリしたけど見ての通り怪我もしてないし川内達も無事だったんだからそれでいいじゃん」

 

「…でも」

 

また何か言おうとする川内にゴジラは

 

「ストップ!これ以上は平行線だよ、それにそんなに気になるなら頼みがあるんだけど…」

 

その言葉に川内は顔を上げ

 

「何!何でも言ってよ、私にできることなら何でもするよ!!」

 

ん!今何でもするって…いやいやそうじゃない

 

「あー…何て言うかその、俺と…とっ友達になってくれないでしょうか…」

 

そう遠慮がちにゴジラが言うと川内は目をパチクリさせると

 

「えっ私達、もう友達じゃなかったの?」

 

と聞き返してきた

 

「え!!だってまだ会ってそんなに経ってないし、良くて知り合い位かなーって思ってたんですけど…えっ本当に友達になってくれるの?」

 

「だから私達はもう友達だと思ってるって、言ってるじゃん」

 

川内は先程の落ち込んでたのとはうって変わって今では腕組みしてプリプリと怒っていた

 

「あっなんかすんません」

 

とゴジラが謝ると

 

「プッアハハハ…」

 

「ごめんごめん、さっきまでこっちが謝ってたのに今度はゴジラが謝りだしたからつい笑っちゃった」

 

ああ、そういう事かと納得すると不思議とゴジラも笑い始めていた

 

「アハハハ…確かに二人して謝っているなアハハハ」

 

そうして二人で笑い合っていると

 

「ん!うん!!姉さん二人で笑い合っているのはいいですが、そろそろ私達の事の紹介と説明をお願いします!」

 

神通が痺れを切らして話しかけてきた

 

「あっごめんごめん二人とも、ゴジラこの二人は私の妹で…」

 

「川内型の二番艦の神通と言います」

 

「同じく川内型三番艦、そして、艦隊のアイドル那珂ちゃんでーす」

 

二人に自己紹介をされ

 

「あっどうも俺はゴジラって言います。それとこっちは妖精のリトルって言います」

 

「どうも、私がリトルです」

 

そう言いながら川内の横に現れたリトルに神通は驚きながら

 

「あなた、妖精なんですか?…随分大きいですね」

 

「えぇ、まぁ他の妖精に比べたら大きいですけどゴジラに合わせているからですかね?まぁ私達妖精にとって大きさはそれほど問題ではないですからね。」

 

「そうなんですか、なんか妖精さんと喋ってるなんてなんだか新鮮な感じですね。これから宜しくお願いします」

 

「はい、こちらこそ宜しくお願いします。那珂さんも宜しくお願いしますね」

 

「こちらこそよろしくねー、ゴジラもよろしくねー」

 

「お、おう宜しくお願いします」

 

こうしてゴジラと神通と那珂との挨拶が終わった

 

「それで、これからどうするんだ。川内達は怪我してるし途中まで送ってこうか?」

 

ゴジラがそう提案すると

 

「いや、それは嬉しいんだけど今日は一つゴジラに頼み事があって来たんだ」

 

「頼み事?」

 

「うん」

 

そう言うと川内は鎮守府の話をした、そこには最初に助けた天龍達が居ること、そして最近その天龍達が海に出るのも怖がっていてその原因がゴジラにあるということを話をし、ゴジラが怖いという誤解を解くために天龍達と会って欲しいと伝えた

 

「マジか、あの時の事がそんな事になってるとは思わなかった…会うのはいいけど俺の事怖がってるんでしょ大丈夫なの」ズーン

 

ゴジラは落ち込みながらも川内にそう聞くと川内は少し考えてから

 

「うん、そこは私が何とかこの海域まで連れてこようと考えてたんだけど、この辺にも深海棲艦が現れるようになると、ちょっと難しいんだよね。そこでゴジラには鎮守府までとは言わないから近くまで来て欲しいんだ…どうかな?」

 

川内がそう提案するとゴジラは考え始めるが

 

「姉さん!本気ですか!!いくら話が通じるとはいえ鎮守府の近くまでなんて危険すぎます。先程助けていただいたのは感謝してますが、それとこれとは話が違います。私は…私はまだ彼を信用できません…」

 

そう言うと神通は顔を伏せてしまった。だがそこに那珂が

 

「うーん神通ちゃんが言ってる事も解るけど、私は少しは信用してるかな助けてもらったって言うのもあるけど、川内ちゃんの友達みたいだし話してる所見てても悪い人?恐竜?」

 

「ゴジラは怪獣っていってたよ」

 

「じゃあ悪い怪獣って感じはしなかったし、でもまぁあんまり近くでも問題があるし海上で会うと他の人にも見つかる可能性もあるから…どこか近くの島とかで会うのがいいんじゃないかな」

 

「でも、仮に島で会うにしてもあの子達に更に追い討ちになったりしたら…」

 

「確かに、追い討ちになるかもしれない。けど会って話をしてみればきっと解ってくれるはずだよ。ゴジラは味方で悪い奴じゃないんだって、神通がも那珂もそれは解ったでしょ?」

 

「それは、そうですけど…」

 

尚も心配している神通に川内は

 

「それに、皆のたになるならなんでも協力してくれるって言ったじゃない!」

 

「確かに言いましたけど…うーんもう!じゃあ、会うときは私達も一緒です。それならいいです」

 

「やった!那珂もそれで大丈夫?」

 

「うん、私もそれでいいよ」

 

「決まりだね。そういう事なんだけど、ゴジラもそれでいい?」

 

「いや、元々俺が原因なんだし、俺もそれで大丈夫だけど。いつにするんだ?」

 

「そうだね、2日後位でどう?場所は今から案内するから取り敢えず島に着いたら隠れといて、作戦は私のまずリトルと天龍を会わせてから、リトルに事情を話してもらうの。そしてそのあと、ゴジラに出て来てもらうって感じかな」

 

「解った、それでいこう。それじゃ早速移動を開始しますか」

 

「うん、それじゃ私達に着いて来て…ちょっといい?」

 

「うん、どうしたんだ。改まって」

 

「ゴジラの頭の上に乗せて貰いたいなーっと思って、ほら、なんか眺めとか良さそうだから、どうかなーと思って…ダメ?」

 

(ぐっ!その上目使いは反則だろ、それに目立っちゃダメなんじゃなかったのか?)

 

などと考えていると

 

「なっ!姉さんなに言ってるんですか!!」

 

「うー!ちょっとでいいからさー、いいじゃん乗せてよー!」

 

「ま…まぁ乗るくらいなら…」

 

「ちょっ!ゴジラさんまで!」

 

「本当、やったー!」

 

「もう二人とも今がどんな状況か解ってるんですか!!」

 

「まぁまぁ、神通ちゃん、取り敢えず私が水偵飛ばしとくから、今は川内ちゃんの好きにさせよう」

 

「でも!…はぁ、解りました、警戒は私達でやっときます」

 

「ありがと、神通、那珂、それじゃあお言葉に甘えてゴジラ、宜しくね!!」

 

そう言うと川内が近づいてきたので、取り敢えず顔の半分を水面に出した状態にし、頭に乗りやすい状態にした

 

「へへ、ありがとね」

 

そう言って川内は頭に上って来た。

 

「取り敢えず、もうちょい浮くからしっかり掴まってろよ」

 

そして、川内を乗せたゴジラは上半身が見えるくらい浮き上がると

 

「うわぁー!すっごい、たかーい、遠くが良く見えるよー!」

 

「どうだ、お気に召したか?」

 

「うん!最高だよ、あーこれで夜だったら、星とか見えてもっとよかったんだけどなー」

 

「それは残念だったな、それはまた今度の時にしろよ」

 

「うん…えっ!また乗せてくれるの?」

 

「これ位いつでもやってやるよ、それじゃあ、そろそろ行くぞ」

 

「うん!!それじゃあ、しゅっぱーつ、しんこー!!」

 

そして川内の号令でゴジラ達は目的地の島へと出発した。

 

 

 




うーん最後のゴジラが浮くと立つで迷いましたがどっちがいいんだろうか?

次どっち先にやろうか迷ってます

  • ホッポ来襲初めてのお友達ビヲの遠出
  • 怨念の帰還連鎖する怨念
  • ハーハハハ悩むがいい作者よお前に任せるぜ
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