次の日、川内はゴジラを迎えに島に来ていた
「おーい、ゴジラー、リトルーどこー?」
川内はゴジラ達を探して森の中へと入っていき、暫くすると
「ハイハーイ、こんにちは川内」
「あっ!!いたいた、こんにちはリトル。ゴジラは?」
「ゴジラならこの先にいますよ、今呼びますね、おーいゴジラー」
リトルが呼び掛けると森の奥からバキバキと木々を倒しながらゴジラがやって来た
「はいよー、どうしたんだリトルー」
「川内が来たよー」
「こんにちは、ゴジラ」
「おう、川内今日はどうした?」
「うん、この前鎮守府に来てほしいって言ったじゃない、その事なんだけど」
「おお、言ってたな行く日決まったのか?」
「うん、今日来てほしいんだ」
「今日!随分急だな、まぁいいけどじゃあ今から行くのか?」
「うん、まぁ昼過ぎくらいに着くようにすればいいから、そんなに急がなくても大丈夫だよ」
「そうか、まぁ俺達は大丈夫だから行くとするか」
「解った、それじゃあ着いてきて、道中ちょっと話しとかないといけない事もあるんだけどね」
そう言うと川内達は島を出発し、鎮守府へと向かう
「ねぇゴジラ」
「どうしたんだ、何か話があるって言ってたけど?」
「うん、実は一つ謝らないといけない事があって」
「謝ること?何かあったのか?」
「前、ゴジラ作戦中人間の言うこと聞かないから、その事伝えとくように言われたじゃない」
「ああーその事か、何か問題でも起きたのか?」
そう言うとゴジラは少し険しい顔になる
「いや!問題っていうか…私が伝えられなかったんだ。伝えようとはしたんだけど…やっぱり言いづらくて…」
その後川内は執務室での会話や講堂での事をゴジラに話した
「そうか、作戦は2週間後か。まぁ他の艦娘とは会ってみないと解らないし、それに川内が言いづらいのは尤もだ、気にする必要はないよ、その辺は俺が直接言うから気にしないでくれ」
「ゴジラ…ありがとう、それと会うときなんだけど前みたいに最初は顔だけ出してくれない」
「おう、その辺は解ってるよ、町とかも近くにあるんだろ?俺の姿なんて見られたらパニックになっちまうからな」
「あぁ、その辺は大丈夫だと思う町からは見えないところだから」
「そうか、なら安心だな」
その後もいろいろな話をしながら海を進んでいくと
「見えたあれが鎮守府だよ」
「ほぉ、あれが」
「うん、そう、私ちょっと鎮守府に連絡するよ、もうすぐ着くって」
そして川内は通信を始めた
ーーーーーーー鎮守府、執務室ーーーーーーー
「提督、川内から連絡が来ましたよ、もうすぐ着くそうですよ」
「そうか、解ったそれじゃあ放送を入れてくれ、場所は工房奥の港だ、頼んだよ大淀」
「はい、了解しました」
そう言うと大淀は執務室を出ていった
「ふぅ、とうとう来たか」
そう言って提督は椅子に深く座り直す
「どうした、今さら怖じ気づいたか?」
「いや、いまだに信じられないんだよ、長門や皆が見たって言う恐竜がうちの鎮守府に来るなんて…」
「確かに、しかも我々に助力してくれると言っているんだ、私でさえまだ信じられないよ」
「まぁそれももうすぐ解ることだ、一体どんな奴なのか見極めさせてもらうとしよう」
「そうだな、どれ。そろそろ行くとしよう、我々が遅れたとあれば信用にも関わる」
「確かに、それは困るな。では、行くとしよう」
そう言うと提督と長門は執務室を出ていった。しばらくして港につくと、そこには既に多くの艦娘達が集まっていた
「あっ!提督と長門さん、やっと来たんだね、もう遠目に川内さん見えてきてるよ」
「む、そうか、どれ…あれ、川内しか見えないぞ?」
「うん、そうなんだけど、天龍さん達が言うには潜ってるんじゃないか…だって」
「確かに、あの時も潜っていたな、それなら川内しか見えなくても納得だな」
「なるほど、潜ることも出来るんだな」
「あぁ、あの時はきもが冷えたよ、下から攻撃されるんじゃないかと思ったからな」
「あー、そんなことも言ってたな、あの時は本当に信じられなかったよ」
「まぁ信じろと言う方が難しかったしな、あの時の報告でも本営は信じなかったのだろう?」
「ああ、俺だって報告しててなに言ってるか解らなかったから、その時は俺も肝が冷えたよ、でもこうして実物に会うんだ、信じるしかないだろう」
「フフフ、そうだな…おっ!どうやら着いたみたいだ」
そう言って海を見ると川内はすぐそこまで来ていた
「皆ーただいまー連れてきたよー」
そう言って、港に着いた川内が海から上がってきた
「お帰り川内、無事でよかったよ、それで、ゴジラはまだ潜っているのかな?」
「うん、まだ潜ってもらってる、それじゃあ早速呼ぶね!ゴジラーもう出てきて大丈夫だよー!」
川内がそう言うと、海が盛り上がりゴジラが顔だけだした。集まった艦娘達が「おーー!」と声を出すが、顔から下を出さないゴジラをみて?マークを出していた、それを見て川内が
「あー皆、ゴジラが顔しか出さないのは皆を怖がらせないようにするためなんだ」
そう説明すると艦娘達は納得したのうに「あーー」と声を出した、その様子を見ていたゴジラが
『なぁ川内、そろそろ自己紹介しても大丈夫か?』
そうゴジラが言葉を喋るとまたしても艦娘から「おーー!」と声が上がるがそこに提督が
「少し待ってくれ、先ほどゴジラが鳴いていたが喋るんじゃなかったのか?それとも皆にはゴジラが何を言っているのか聞こえているのか?」
その言葉に艦娘全員とゴジラが提督を見た
「えっ…提督、ゴジラがなに言ってるか聞こえてないの?」
その問いに提督は
「あぁ、鳴き声は聞こえるが言葉は聞こえてこないな、皆は聞こえているのか?」
再び提督が尋ねると、艦娘達は全員聞こえていると言ってきた
「マジか!俺だけ聞こえてないのか!!」
そう言って提督が項垂れていると
「私がお答えしましょーー!!」
そんな声が聞こえてきて、提督が首を上げるとゴジラの方から光の玉が飛んできて中からリトルが出てきた
「初めまして、私はゴジラの妖精リトルと言います」ドヤァ
リトルが自己紹介を済ませると周りが静まり返り、次の瞬間
「「「しゃっ喋ってるーーー!!」」」
とその場にいる艦娘と提督が叫んだ、その様子を見てリトルはさらにドヤ顔を続けた。そしてようやく周りが落ち着いて来た頃
「そろそろいいですかね」
そうリトルが聞くと
「あっああすまない、取り乱してしまって、それで私だけゴジラの声が聞こえないのはどうしてなんだ?」
その問いにリトルは
「それは艦娘とゴジラは私を通して会話などが取れるんですが、人間とゴジラでは私を通しても会話は出来ないんですよ、そもそも妖精が見える人間とは、基本的に友好関係にありますけど妖精と繋がりがあるわけではないですから、まぁ稀に繋がりがある人間はいますけどね」
「そうすると私は、繋がりがないとゴジラと会話できないと言うことなのか?」
「そうなりますね。まぁゴジラは人間の言っていることを理解しているので、問題はないと思いますけどね」
「そうなのか?」
と提督がゴジラの方を見ると、ゴジラは首を縦に振り答えた
「まぁ、ゴジラの声は艦娘の誰かに訳してもらうといいですよ、取り敢えずゴジラに挨拶してもらいましょう」
「そっそうだな、じゃあ長門通訳頼むそれとゴジラ、話の腰を折ってすまなかった」
そう謝罪するとゴジラは短く鳴いた、それを長門が
「気にしてないそうだ」
そう訳してきたそしてゴジラは
(なんかもう、ゴジラ、ゴジラ言われて俺の紹介要らないんじゃないか?)
『えー、初めまして。ゴジラと言います、今回の作戦では皆さんと戦うことになりました、宜しくお願いします』
そう挨拶が終わると周りから拍手が起こった
「すごい!本当に一緒に戦ってくれるのね」
「ハイハーイ、ゴジラは何の恐竜なんですかー」
など感想や質問が飛んできたが長門が声をあげ
「皆、静かに!…まだ提督の挨拶が済んでないのたぞ」
そう言って、回りを静かにさせた所で提督が前に出て
「先ほどは失礼した、申し遅れたがこの鎮守府で提督をしているT督だ、今回は作戦への助力大変有り難いと思っている。ようこそ我が鎮守府に、君たちを歓迎しよう」
提督が挨拶し終わるのを見て、今度は長門が前に出て来て
「私は長門型戦艦1番艦の長門だ、宜しく頼む」
そう短く挨拶してきた所で
「取り敢えず、歓迎パーティーのつもりで料理を用意させたんだか…ゴジラが何を食べるか解らなかったから適当に用意させてもらった。口に合えばいいんだが、この機会に川内達以外の艦娘とも仲良くなってほしいと思っている」
そう提督が言うと料理が運ばれて来て、歓迎パーティーが始まった。そしてその間、ゴジラとリトルは艦娘達に囲まれていろいろと質問責めになったのであった。こうしてゴジラの鎮守府初訪問は一先ず大成功に終わった
次回は鎮守府でのゴジラの生活を書きたいなーっと思っています。…うん、思ってます!
次どっち先にやろうか迷ってます
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ホッポ来襲初めてのお友達ビヲの遠出
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怨念の帰還連鎖する怨念
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ハーハハハ悩むがいい作者よお前に任せるぜ