鎮守府に帰ってくると駆逐の一人が声をかけてきた
「ねぇねぇ、ゴジラー」
「うん、どうかしたか?」
「明日も一緒に遠征しない?」
「あー、まぁ俺も暇だし構わないぞ」
「本当!やったー、オーイ皆ー」
その答えを聞くと駆逐艦の子は走って行ってしまった
「本当にいいの?」
「何が?」
「あー気づいてないかー、まぁ私もインカムの調整できるしまぁいいか」
「だから何が…」
「明日になったら解るよ」
「???」
リトルが最後に言ったことに違和感を感じながらもその日の遠征は無事に終わった
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー
その日の食堂にて
「今日は楽しかったねー♪」
「うん、あんなに楽しければやりがいがある」
そんな話をして食事をしていると
「やけに楽しそうね、今日何かあったの?隣いい?」
「いーよー」
そう言って別の子が席に着くと
「それで、何があったの貴方達今週は遠征だったでしょ?」
「うん、実はゴジラと一緒に行ってさー♪」
「は?ゴジラと?」
「うん、それでゴジラの上で寝転んだり、ゴジラにロープで引っ張ってもらったりしたんだー」
「えー、何よそれ羨ましい」
「それだけじゃないよ、リトルがジュースくれたりしてとても楽しかったー♪」
「「ねー♪」」
「………ちょっと」
「「うん?」」
「何よそれ、羨ましいじゃない!今日ゴジラ居ないと思ったらそんな事してたのね!!」
「う…うん、明日も一緒に行ってくれるって…」
「あ…明日も!?うー…代わりなさいよ!!」
「代われって言われても…」
そこまで言って気づいたが、いつの間にか二人の周りには他の駆逐艦の子達に囲まれていた
「今日ゴジラさんと遊ぼうとしてたのにずるい!明日代わってよ!」
「私も!」
「私もー」
と食堂が騒がしくなってきたところで
「静かにしなさい!!!」
その怒鳴り声に周りはシンと静まり返った
「貴方達一体何を騒いでいるんですか」
「加賀さん…あの」
そうしてこの騒動の原因を聞いた加賀は
「いいですか。こんな騒ぎが起こるようでしたらゴジラは遠征は禁止です!」
その言葉に駆逐艦の子達からは
「「「え~~!!」」」
という声が上がった
「え~、じゃありません、こんなことが起こるようでは仕方ありません」
そう加賀が言いつけ、周りが静かになるとその中のからてを上げる子がいた、遠征組の子である
「何か?」
「あ、あの、その今日ゴジラとまた明日もって約束してもらって…」
「それでしたら私から伝えておきます」
「えっ…でっでも私達遠征の時しかゴジラと遊べないし、それに…」
「それに、何ですか」
「それに、もうすぐ大規模作戦が始まるのに私達だけゴジラと遊べないなんて嫌だよ~」
そう言うとその子は泣き出してしまった。まさか泣くことになるとは思ってなかった加賀はオロオロし始めるがなんとか落ち着き
「そ、そう、では別の方法を考えましょう」
「別って?」
「う…そっそれは、そう!ゴジラにはローテーションを組んでもらって、遠征に行く日と鎮守府に居てもらう日を決めてもらうのよ!それなら問題ないでしょ」
加賀はなんとか頭をフル回転させ出した案だが、駆逐艦の子達の反応を待っている間汗が吹き出すほど緊張していた
「…うん、それならいいよ」
その言葉を聞いた瞬間加賀は心の中でガッツポーズをとり
「やりました」
と小声で言ったのであった。こうしてゴジラの知らないところでゴジラの予定が全て艦娘達によって決められていった
その頃ゴジラは
「今日も静かで星が綺麗だなー…」
などと呑気な事を考えていた……次の日艦娘達から
「これが今日からの貴方の予定表です」
と艦娘達から笑顔で渡されたその予定表には、朝から晩まで様々な艦娘との予定がビッチリと書かれていた
「さて、では早速始めましょうか」
そう言われ、その日から作戦決行日前日までゴジラは艦娘達と過ごしていった。途中帰って来た提督に
「何かゴジラ少し疲れてないか?」
などと喋っていたが聞こえないふりをして誤魔化した、そして、作戦決行日の朝まだ日が昇ってない中、鎮守府の港には今回の作戦に参加する艦娘達が並んでいる。そこに提督が艦娘達の前へと出てきて
「諸君。今日は正に人類にとっての今後が決まる最大の作戦が始まる、この作戦の失敗が意味するのは人類の敗北だ。だが成功すればそれは深海棲艦の奴等への反撃を意味する、諸君らは今、その分岐点にいる。…勝とう今まで散っていった者の為に、そして今回は我々には力強い味方も居る。ゴジラとリトルだ、彼らから渡されたインカムは皆着けたか?これはゴジラと離れていても会話が出来るものらしいうまく使ってくれ、それとゴジラの事を知っているのは我々だけだ。そこの所気を付けてうまく立ち回ってくれ……それでは時間だ第9鎮守府、暁の咆哮作戦を開始する全艦出撃!!」
提督のその掛け声と共に攻略艦隊は一斉に動き出した
「なぁ、ゴジラ」
皆が慌ただしく動く中、指令室に向かう提督に話しかけられた
「俺は、指令室で状況を聞いて指示を出すことしか出来ない。君のように皆と一緒に戦うことも出来ない、正直彼女達と一緒の場所で戦える君が羨ましく思うよ」
「でも提督、皆提督の事を信じてるから提督の指示にしたがってるんだろ」
「確かに、皆指示にしたがってくれているが所詮現場と指令室だ、不測の事態が起きた場合、状況が解らない以上指示も下手に出せない…だから頼む。もし、そんな事になった場合皆を助けてやってくれ。頼む!」
提督はゴジラに頭を下げた
「提督…解った。その時は任せてくれ、まぁ元よりそのつもりだったけどね、そのために協力してるんだから提督は指令室から安心して指示を出してくれ、現場は任せてくれ」
「ああ、頼んだぞ。君の活躍に期待している」
そう言うと提督はゴジラに敬礼をした
「おう、期待しててくれ」
それだけ言うとゴジラは艦隊の後を追った
作戦初日
各鎮守府より出撃した艦隊は、深海棲艦の基地があると予想される海域へと進軍、途中にある島を集結地点及び前線基地とし、そこまでの補給線を築くために動いていた。ゴジラは第9鎮守府の補給艦隊と共に行動していた、一応他の鎮守府に見られたら不味いのでゴジラは海に潜っていた
「なぁ天龍…」
補給艦隊の護衛をしている天龍にに声をかける
「なんだよゴジラ」
「皆大丈夫かな、今ごろ戦ってるんだろ俺がいった方が…」
「大丈夫だよ、ゴジラからしたらあれだけど皆強いんだから、それにうちは補給艦の護衛にゴジラがいてくれるお陰でその分前線に人数を割る事が出来たんだ、それにこのインカムのお陰で前線とも連絡がつきやすくなってるんだ。何かあれば連絡してくるさ、なんだったらゴジラが連絡してみればいいじゃないか」
「そ、そうだったな、俺から皆に連絡できるんだったな、ちょっと誰かに連絡してみるよ」
「心配性だなー、ゴジラは」
そんな言葉を聞きながらゴジラは前線にいる川内に呼び掛けることにした
「おーい、川内聞こえるかー?おーい」
「はい、こちら川内ってゴジラ!何かあったの!」
「いや、こっちは問題ない。そっちの様子が気になってな、大丈夫そうか?」
「こっちは徐々に戦闘が増えてきてるね、この調子だと前線基地にする予定の島は敵の基地になってるかもね」
「それは大丈夫なのか?皆怪我とかしてないのか?何かあったらすぐ連絡しろよ」
「大丈夫だよゴジラ、確かに敵の数は増えてきてるけど他の鎮守府の艦隊とももうすぐ合流するし、何かあったらすぐ連絡するから」
「そうか、なら大丈夫だな」
「もう、心配性だなーこれでも私達結構強いんだよ、もうちょっと信用してほしいなー」
川内は少し不機嫌を装った声でゴジラにいった
「うっ…すまない、どうも胸騒ぎがしてな」
「まぁ、こんな作戦に参加するなんて初めてだろうし、心配するのも解るけど、私達は大丈夫だから」
「…そうか、すまんな邪魔しちゃって」
「いいよ、いいよそろそろ合流するみたいだから切るね」
「解った、それじゃあな」
そう言って川内との通信を切った
次どっち先にやろうか迷ってます
-
ホッポ来襲初めてのお友達ビヲの遠出
-
怨念の帰還連鎖する怨念
-
ハーハハハ悩むがいい作者よお前に任せるぜ