とても助かります、そして毎回すいませんこれからもよろしくお願いします( ノ;_ _)ノ
ゴジラ達が港に着くと、そこにはすでに艦娘達が集まっていた
「あっ来た!」
「おう、待たせたな」
ゴジラはそう言った後、体を体を屈ませ武蔵を降ろす、そこに長門が近づいてきて
「やはりゴジラと一緒だったんだな」
「あぁ、ゴジラと少し話がしたくてな、お陰で楽しい時間が過ごせたよ」
「そうか、それはよかったな」
「あぁ」
長門と武蔵は少し話すとゴジラの方を向き
「さて、ゴジラ。わざわざ時間を作ってくれてありがとう、我々から君に感謝の印として渡したいものがある、川内」
長門がそう言うと川内がゴジラの前へとやって来た
「ゴジラ、手出して」
川内に言われゴジラは手を川内の前に出す、すると川内はゴジラの手に長い布を乗せた
「これは?」
ゴジラは手に乗せられた布をみると、布には沢山の何かが付いているようだった
「それは私のマフラーだよ♪そしてそこに付いてるのは今回一緒に戦った鎮守府のピンバッチとか部隊章を縫い込んだんだよ」
「ほぉ、たった二時間でよくこんなに縫い込んだな、ありがとう、有り難く貰っとくよ♪」
ゴジラがそう言うと川内は若干頬を膨らませながら
「本当だよ!急に帰るって言うんだもん、お陰で大変だったんだからね!」
「おっおぅ、悪かったな、有り難う」
「次からは気を付けてよね……それじゃあゴジラ、またね」
「ああ、またな」
川内はそう言って戻っていった、そして今度は武蔵と長門が
「それでは今度こそさよならだな」
「なに、どうせすぐ呼ぶつもりなんだろ?」
「ふふふ、確かにそうかもしれん」
「まぁ我々も今後は忙しくなるからな、頼りにしてるぞ」
「まぁほどほどにしてくれよ。それじゃあまたな」
「ああ、ゴジラのお陰で我々は助かった、本当にありがとう。そしてまた会おう、友よ」
「!!…あーまたな戦友!!」
そうしてゴジラは武蔵達、艦隊との別れを済ませ海に入り暫く潜らずに進んだところで
「リトル」
「なにゴジラ」
「これ、お前預かっといてくれないか?俺が持ってると無くしそうだし、つかボロボロにしそうで怖いわ」
「いいよー」
リトルはそう言うとゴジラからマフラーを受けとるとじっと見つめ
「うん、発信器や盗聴機の類いは付いているようだね」
そう言ってマフラーをしまう
「付いてても壊したりするなよな、折角貰ったんだから…」
「解ってるよ、流石に私もいきなり壊したりしないよ」
「…まぁそれならいいが、いいのか?」
「いいのいいの、さっ、さっさと帰ろう!」
「お、おう」
こうしてゴジラ達は初の大規模作戦が終わり島へと進路をとった。
ーーーーー
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ーー
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そして艦娘達と別れて数日後、もうすぐ島につく頃だが深海棲艦が前よりもあちこちで見られるようになった。多分先の戦いの残党なのだろうゴジラを見ると一目散に逃げていく、中には向かってくる艦隊も居たが全て蹴散らした、そんなこんなで久しぶりに島に帰って来たゴジラ達
「あー、何かすごい長い時間帰ってなかった気がする」
「まぁそれなりに長く離れていたし、間違いじゃないんじゃない」
「んー、まぁ色々あったからな、ふぁ~…悪い俺もう寝るわ」
「了解、私はまだやることがあるから先に寝てて大丈夫だよ、お疲れ様」
「やる事?何かあるのか?」
「うん、この子達にここを案内しないとね」
「ふ~ん、案内ね~…ん?案内?誰を?」
「この子達だよ」
そう言うとリトルの後ろから妖精さん達が現れた
「んな!その妖精さん達どうしたんだよ!!」
「え?鎮守府に居たのをスカウトしてきた」
「スカウトして来たって…大丈夫なのか?」
「大丈夫大丈夫、妖精って何人か集まれば後は勝手に増えたり減ったりするから」
「えー…、でも何だって連れてきたんだ?」
「そりゃもちろん生活のためだよ、いつまでも穴蔵生活じゃつまんないでしょ、それに食料の自給率UPで甘味を作らねば!!」
「本音はそっちか。まぁいいや、これからよろしくな」
ゴジラはそう挨拶すると妖精達も頭を下げて挨拶を返してくれた
「それじゃあ、俺は寝るから何かあったら起こしてくれ」
「解ったー」
「んじゃお休み」
「お休みー」
そうしてゴジラは眠りについた、そして現在妖精さん達は整列しており、リトルはその前に立っている
「さて諸君、君達にはこれからある事をしてもらう、取り敢えず小屋の中に入ってくれたまえ」
「了解でーす」(リトルにはちゃんと妖精の声が聞こえてます)
そう言うと妖精さん達は小屋の中へと入っていった、そして最後にリトルが入り口の扉を閉め「ガチャリ」と鍵を閉めたのであった、そして数分後
「アーー!!」
「俺のそばに近づくなーー」
「こんな所に居られるか!俺は部屋に…アーー」
「ホゲーー!!」
その日の夜、リトルの小屋から叫び声が止むことはなかった…
ーーーーー次の日ーーーーー
「ふぁ~~…あー良く寝た、久しぶりに陸でゆっくりできたな、リトルの奴はもう起きてるかな?おーい、リトルー」
「なーにー」
そう言って小屋からリトルが出てきた
「おはよう、良く寝れたか?」
「おはよう、うーんちょっと寝不足かなー」
「寝不足?そういや何かやるって言ってたな、そんなに掛かったのか?」
「うんまぁーね、おーい!」
リトルが小屋の方に声をかけると小屋からリトルと同じ大きさの妖精さん達が出てきた、格好は青の繋ぎに帽子を被っており、帽子には大きく「G」と刺繍がされていた、それを見たゴジラは唖然とする
「な、な、まだ出てくるだと!」
そう、昨日居たのは10人位だったのに小屋から出てきた妖精達は100人位になっていた
「い、一体昨日何があったんだ!」
「んー、そこはほら妖精だから」
「答えになってないんだが…」
「いいのそんな細かい事は、いい!私達は今より良い住みかにするためにゴジラのために作った妖精チーム、名付けてGフォーース!!」
リトルは高々とそう宣言するが
「G…フォースってそれ対俺対策に作られた部隊じゃないの」
「えーい!細かい事は気にしないの!!そんな事よりも皆聞いて、ここが今日から私達の家だ、これからリフォームして私達の住みやすい様にしていく、資材はここから持っていってくれ!」
リトルがそう言うと着ぐるみの中をもぞもぞとさせた瞬間大量の資材がリトルから放出された、それを見たゴジラは更に驚愕した
「おっお前!こんだけの資材…どうしたんだよ、どっから持ってきたんだ!」
ゴジラがリトルには問い詰めると
「えっ?勿論深海棲艦の基地からだよ、もう少し艦娘達の動きが遅ければもっと持ってこれたのに、倉庫2部屋分しか取れなかったよ」
「な、な、なな何してんだよーーー!!これじゃあ盗んだみたいじゃんか!!」
ゴジラが混乱する中リトルは涼しい顔をしながら
「大丈夫、盗みじゃないから」
「へ…本当に?」
「だってこれは艦娘が制圧する前に取った奴だし、それに私たちも戦ったんだから正当な取り分だよ」
「えー…」
「えー、じゃないの!あのままだったらどうせなにも貰わずに帰るつもりだったでしょ!!」
「うっ…まぁそれはそうだな」
「だから私がちゃんと取り分を貰ってきたの、ちゃんと皆にも回るように調整して取ったんだから」
「そっそうか、まぁそれならいいのか?……ん、でもさっきお前もう少し遅ければもっと取れたって言ってなかったか?」
「さぁ!みんなこの資材を使ってリフォーム開始!!」
「ちょっ、こいつ誤魔化しやがったな…まぁ持ってきちゃったんだからしょうがないか、有り難く使わせてもらおう」
リトルの号令により妖精達は動き出した
「それじゃあ、リフォームはあの子達に任せてっと」
「俺達はどうするんだ?」
ゴジラがリトルに話しかけるとリトルは後ろを向いたまま答えた
「ゴジラさぁ、鎮守府に行った時に遠征にも言ったよね…」
「あっああ、行ったけど?」
なんとなく雰囲気に飲まれリトルから距離を取る
「私が資材を手に入れて、仲間を集めて、最初に作った物はなんだと思う…」
「えっ!いや、リフォームするって言ってたし何か重機とかか?」
「ノンノンノン、違うよ、私たちが最初に作ったのは……これだーーー!!」
そう言ってリトルはいつの間にか置いてあった巨大なビニールシートを引っ張った、そしてそこにあった物は
「こっこれは!!……ドラム缶?」
そこにはゴジラの半分より少し大きめなドラム缶が4つ並んでいた、リトルはなおも後ろ向きのまま
「ゴジラ君…」
「はっはい」
リトルに呼び掛けられ反射的に返事を返してしまったゴジラ
「資材は使うと減るんだよ」
「お、おう、そっそうだな」
嫌な予感がしながらも答えるゴジラ、そんなゴジラにリトルは振り返りながら言った
「じゃあ遠征行こっか」ニッコリ
それはそれは清々しいほどの笑顔だった、その顔を見たゴジラは
「あっはい」
こうしてゴジラは自宅のリフォーム(改造)の為に資材集め、遠征に行くという仕事ができた
次どっち先にやろうか迷ってます
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ホッポ来襲初めてのお友達ビヲの遠出
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怨念の帰還連鎖する怨念
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ハーハハハ悩むがいい作者よお前に任せるぜ