楽しみだ!!
「えっ対怪獣用?」
「そう、もしまたエビラとかが複数出てきたらゴジラだけじゃ大変じゃない。この前は大丈夫だったけど艦娘と一緒に戦ったらゴジラだけじゃ絶対に守り抜くのは無理でしょ」
「うーん、確かにそれは言えてるな」
「それに、ゴジラが居ないときにこの島が敵に襲われた時には最大の防衛兵器になるでしょ♪」
「なるほど、そうすれば俺の心配事はほとんど解決するな」
「でしょ♪私も考えて作ってるんだから、むしろゴジラが考えなさすぎで困ってるんだから!」
「うっ…それは、すいません」
「解ればよろしい!では早速兵器開発と建造してちょうだい、そろそろ工廠の妖精達が我慢の限界が来ちゃうから」
「限界?」
そう言ってゴジラが足元を見ると、工廠の妖精達が群がってきていた
「開発だー」ヒャッハー
「アヒャヒャヒャヒャ建造の時間だゴラー!」ゴオォォォ
「早くー、何か作らせてくれー」ガンガンガン
まるで何かに飢えた獣のような目をしながら近付いてきた妖精を見てゴジラは
「よ、よーしそれじゃあ開発と建造するぞー」(棒)
その言葉に妖精達が反応する
「オッシャーー、野郎共釜に火を入れろ仕事だーー!」
「「「「おーーー!!」」」」
「よーし、じゃあここに材料を入れてねー」
リトルに言われゴジラはその通りに材料を入れていく
「よし!これで建造が始まったね、完了までは…一週間位だから結構期待できるね♪それじゃあ次は兵器の開発を始めよう」
「お、おう」
急に慌ただしくなった工廠を見て、目を回しながらも何とかゴジラは開発を行うことができた。
結果は地対空ミサイル、対空砲台、対空機関砲更に戦車と93式自走高射メーサー砲に93式メーサー攻撃機と戦闘機が開発できた。
ここまで作るのに大分時間が掛かった、基本開発と建造はゴジラが居ないと出来ないらしくずっと工廠に張りつけ状態だった
「はぁー、大分時間がたったな、もうここまで作れば良いだろう」
ゴジラはそう言って休もうとしたがそこに一匹の妖精が近付いてきて
「いや、まだレーダーとか作ってないし、他にもミサイル迎撃システム、それとバリアか防壁とかを最低でも作ってもらわないと困ります」
妖精はそれだけ言うと自分の仕事に戻っていった、ゴジラはそれを見つめながら
「…………マジか」
こうしてゴジラは言われた物が出来るまで工廠に居続ける事になり一日が終わった、そして資材もほぼ無くなってしまった
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ー
ーーーーー次の日ーーーーー
「アーーー、あんなにあったのに」ガクリ
ゴジラは倉庫の中を見て項垂れていた、昨日まで大量にあった資材は兵器の開発や島のリフォームに使われ、ほとんど無くなってしまった、因みにあの妖精に言われた物は全て作ることができた
(まさか本当にバリアとかが作れるとは思ってなかった)
「なぁ、リトル」
「何?」
「この際島が要塞化してるのはいいんだけど、最近妖精さん多くなってるよね?」
ゴジラは周りを見ると多くの妖精さんが忙しなく動き回っている
「あー、それは開発した兵器と共に出てきた妖精だね、昨日はずっと開発してたからそのせいだよ」
「マジか!じゃあこれからも増えてくのか?」
「いや、もう大体開発も終わってるし必要以上増えないはずだから、もうそんなに増えないんじゃない」
「そうか、なら安心?なのか?」
「ゴジラがなに心配してるのか解らないけど、大丈夫だよ、それよりも早く遠征に行って資材集めなきゃ」
リトルのその言葉にゴジラはガクッと首を落とした、そんなゴジラを見てリトルは
「ほら、落ち込んでないで、開発は済んだし建造も待つだけなんだから、後は蓄え分を取りに行かないと」
その言葉を聞き、ゴジラは
「蓄え分とな!後は貯めていけばいいのか!!」
ゴジラの変わりように戸惑いながらリトルは
「う、うん、もう防衛戦力は十分だからね、今度は貯めてかないと」
「そうか、漸く終わりが見えてきたぜ!よっしゃー!さっさと貯めてのんびりするぞーー!!」
そう言ってゴジラは遠征へと向かっていった
「まぁ、開発も建造も後でまたするから一時的なんだけどね、まぁゴジラには黙っとこ♪」
そう言うとリトルはゴジラを追いかけていった、そうして一週間がたった
「いやー、貯まった貯まった」ニコニコ
ゴジラは倉庫の中を見て満足していた、この一週間休まずに資材を集めをして倉庫一杯まで集めてきたのだ、それと同時に今までちらほらと見かけていた深海棲艦は居なくなった
「フッフハハハハ、これで休めるぞー」
そう上機嫌なゴジラにリトルが
「いやー集まったね」
「おう、これで当分は大丈夫だな!」
「うんうん、それは良いことなんだけどさ、何か一つ忘れてない?」
「?何かあったっけ?」
「建造、昨日で終わってるよ」
リトルはそう言うと建造装置を指差す、ゴジラも装置に目を向けると建造装置に「建造完了」と表示されていた
「忘れてた!昨日で一週間たったんだ。それじゃあ早速見てみようぜ」
「まったく!折角の建造第一号なのに忘れるなんて!!」プンプン
そんな会話をしながら装置の前までやって来た二人
「じゃあ、オープン!」
リトルのその言葉と共に装置の扉がゆっくり開いていく、そして開いていくと同時に中の物のシルエットが見えてくる
「お、おーー!これは当たりだよー」
リトルは、はしゃぎながら建造された物を見る、そこにはごじらを模して造られたメカゴジラ(平成初代)が立っていた
「おおーすげー、本物初めてみたよ!……なぁリトル」
「何?」
「一応確認なんだけど、いきなり襲ってこないよな?」
「あー、それは大丈夫だよ、このメカゴジラも私達妖精が動かすからね」
そう言うとリトルはメカゴジラの足元を指差した、そこには三人の妖精が立っていた
「我々がメカゴジラの妖精です。よろしくお願いします」ビシ
そう言うと妖精達はゴジラに向かって敬礼した
「おう、よろしく頼むよ、俺はてっきりメカゴジラが自分で動くのかと思ったよ」
「あははは、メカはメカだからね自分では動かないよ、それじゃあ今から移動させますね」
そう言うと妖精達はメカゴジラに乗り込んでいった、するとメカゴジラの目が光り動き出した
「おお、動いた!」
建造装置から出てきたメカゴジラは、ゴジラよりも少し大きいが動きもスムーズだった
「この後どうしたらいいですか?ドックにいった方が良いですか?」
「あーそうだな、どうしようリトル」
「うーん、まぁそのまま過ごしてと良いけど取りあえずはドックに行ってて」
「解りました」
そうしてメカゴジラはドックへと移動していった、その様子を見ながらゴジラは
「これであらかた対怪獣兵器ができたな」
「うん、これでここも磐石になったね、一安心一安心と、言いたいところだけど……ゴジラ」
「うん?何かあるのか?」
「もちろん!作ったは良いけど実戦で使えなきゃ意味無いでしょ?」
「まぁそうだな、じゃあちょっと深海棲艦を…「なに言ってるのゴジラ?」…え?」
「深海棲艦もそうだけど、メカゴジラは対怪獣用として作った兵器だよ」
「えーでもそれじゃあ他の怪獣を探さなきゃ…「そんな必要ないよ」…え?」
「居るじゃないここに、怪獣王と呼ばれた怪獣がさ…」ニッコリ
そう言ってリトルはマイクを取り出す
『全妖精に通達、これより一時間後演習を行う、全基地防衛部隊全力出撃、目標はゴジラ、これの上陸阻止、全兵力をもって阻止せよ』
リトルの放送を聞いて基地全体が一気に慌ただしくなった、その光景を見てゴジラは
「えー…マジでぇ…」
「さ、さっさと開始地点に向かうよ」
リトルに言われ渋々ながらゴジラは移動しはじめた
そろそろ深海棲艦側も書かないとなと思っています、思っています!!
次どっち先にやろうか迷ってます
-
ホッポ来襲初めてのお友達ビヲの遠出
-
怨念の帰還連鎖する怨念
-
ハーハハハ悩むがいい作者よお前に任せるぜ