あえて艦これの世界でゴジラになってみた   作:豆柴タンク

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いつの間にか30話越えててビックリしてる主です
毎回私の作品を見に来てくれる皆様に感謝を
今後ともよろしくお願いします



32話

「へ?え、えーーーー!!じゃ、じゃあ私達がメカゴジラを合体できるように改修するんですか!」

 

「その通り!今回二人を呼んだのは一人だとサスガに大変だろうから二人に来てとらったの、もちろんうちの妖精は好きに使ってくれていいから」

 

「ほ、本当にいいんですか?」

 

「いいって言ってるでしょ、はいこれ図面ね、後部屋とか案内するから着いてきて」

 

そしてゴジラとリトルは明石二人を連れ、居住区へと案内した

 

「左側はゴジラの通る道になってるから気を付けてね、私達は右側ね」

 

「「わ、解りました、はぁ~…」」キョロキョロ

 

そうしてリトルが二人に説明していくと明石達が立ち止まった

 

「ん?何してるの着いてきて」

 

「………ハッ!いやいやいや、何か見ちゃいけないマークがでかでかと書かれた場所があるですけど!!」

 

そう言って指差す方には☢️のマークが書かれた扉があった

 

「あ、あれって放射能や核とかに使われるマークじゃ……」

 

「うん、そうだよ」

 

「うん、そうだよってえ?、えぇーーー!!い、一体何のために使ってるですか!?ハッ!もしかしてここの稼働電力として使ってるんですか!」

 

「いや、風呂だけど」

 

「「へ?…………お風呂?」」

 

「えっえっえ?どう言うことなんですか?あっ!ゴジラ達にとってはあのマークはお風呂を表すマークなんですね、いやービックリしましたよ、こんなところにそんな危険な物が有るはず無いですもんね、はぁ~ビックリさせないでくださいよ~」

 

「いや、普通に放射能のマークだけど。俺以外入ると危ないから絶対はいるなよ」

 

「……え、え~あの、ゴジラさんは放射能とかご存じなんですか?」

 

「そりゃもちろん俺一応水爆大怪獣なんて呼ばれてもいるんだぞ。ん、こっちでは呼ばれた事無いのか?」

 

その説明を聞いて明石達は再び唖然とするが

 

「そ、そのお風呂と言ってましたがゴジラは平気なんですか?」

 

「ん、俺は放射能を吸収してエネルギーにしてるからな

、それに傷付いた時に入れば直るのも早くなるし艦娘で言うところの入渠するのと同じだよ」

 

「は、はぁ入渠と同じ……」

 

明石達は互いに顔を合わせ

 

((見なかったことにしよう!))

 

と、互いに意思疏通していた

 

「そ、それで私達はもう作業に入っても大丈夫なんですか?」

 

「ん?あぁ問題ないけどしっかり休憩はとるようにしてよ、体は壊さないように」

 

「「はーい、では早速!!」」

 

明石達はそう言うと必要な図面やデータをもってあっという間に自室に入っていってしまった

 

「本当に大丈夫かな?」

 

ゴジラはそんな二人を見て心配そうに見ていた

 

「まぁ大丈夫でしょ」

 

そんなこんなでメカゴジラの改修計画が始まった

 

「う~ん何事も起こらなきゃいいんだか…ん?」

 

「どうかしたの?」

 

「いや、なんか呼ばれたような?変な感じだな、気のせいか?」

 

「気のせいじゃないの、ほらほらゴジラはゴジラでやること有るんだから」

 

「ヘイヘイ……まぁ大丈夫だよな…」

 

 

 

 

 

 

少し遡って深海悽艦側では

 

「トウトウ改修ニ使エルクライマデニハ抑エラレルヨウニナッタワネ、後ハコレヲ誰二使ウカ……」

 

「チョット」

 

「ウヒャアー!ナ、ナニヨ、居タノ?」

 

「居タノジャナイワヨ、最初ッカラ居タワヨデキタノナラマズ私二報告シナサイヨネ、ココジャ私ガトップナンダカラ」

 

「ウ、ゴメン」

 

「ソレデ、完成シタノネ」

 

「エェ、ナントカ細胞ノ動キヲ抑エテ体ニ慣れサセテクヨウニ調整シタワ、後ハコレヲ誰デ使ウカヨ」

 

「ウーン、正直コンナ何ガオコルカ解らない物使イタクナイケド、マズ私達ノ様ナ姫級ハ除外ネ失敗シタ時ノリスクガ大キスギルシ…」

 

「ウ~ン、ジャアヤッパリ部下ノ誰カネ、措素体ガ弱スギテモ意味無イカラヤッパリヲ級、タ級、リ級、ル級、レ級トカノエリートカフラグシップ?」

 

「ソウネェ、出来レバ航空戦力ヲ強化シタイカラ空母カラ選ビタイワネ」

 

「ソウスルトヲ級カレ級ダケド、レ級ハ今誰モ育ッテナイワ、貴方ノトコロヲ級街居タワヨネ、ソノ子ドウナノ?」

 

「アーアノ子ナライイカモシレナイワネ、早速呼ビマショウ」

 

そして姫級達の前に一人のヲ級が呼び出された

 

「ヲ、呼ビデショウカ姫様」

 

「エェ、トウトウアノ怪物カラトレタ血液ヲ元ニ私達ヲパワーアップサセルコトガデキルヨウニナッタノ、ソレデソノ第一号二貴方ヲト思ッタノダケド、ドウウカシラ」

 

「私…デスカ。ソノ 力 ヲ手ニ入レレバ私ハ、私達ハ奴ニ勝テルノデショウカ?」

 

ヲ級の問いかけに姫は

 

「正直解ラナイワ、デモ対抗スル 力 ハ手ニハイルハズヨ」

 

「ソウデスカ……解リマシタ、ソノ申シ出受ケサセテクダサイ」

 

ヲ級の返事に満足そうに笑う姫級

 

「ソレデハ早速始メマショウ、ヲ級ハソコニアルカプセルノ中二入ッテチョウダイ」

 

「ハイ!」

 

そしてヲ級はカプセルノ中へと入りその時を待った、しばらくして液体がカプセルの中に注入されていく、そんな中ヲ級は

 

(これで奴に、皆の仇を取ることができる!)

 

このヲ級はあのエビラの居た基地から姫と一緒に逃げてきた者達の一人だった、そして最初にエビラに襲われた艦隊の一人でもあった。

ヲ級が生まれて初めて海に出た日、その日は自分が初めて海に出ることに不安を感じながらもワクワクもしていた、一緒に出撃する仲間は優しく、途中で食べようと大きな木の実を担いでやってきた。

それを見て笑い自分が初めて楽しいと言う感情が芽生えのたのを知った

 

その後、仲間達と哨戒をしていると奴等に出会った、初めは一匹だけ数の多い自分達が負けるとは思わなかったが、奴には攻撃が効かなかった、更に奴等は他に何匹も出てきた、自分達は何とか逃げながら救援要請をだした

しかし一人、また一人と奴等に捕まり喰われていった。最後に残ったのは私とあの木の実を持った奴だった、私は空から援護しながら一緒に戦ったが無駄だった彼女も奴に捕まり喰われてしまった。

味方はまだ来ない私も終わりなんだと思ったら今度は足がすくみ立っていられなかった、私はこの時初めて恐怖を知った

 

「イヤダ、死ニタクナイ、イヤダ!!」

 

そう言って逃げようとしたがうまく体が動かなかった、そうしているうちに奴等が追ってきたが

 

「〓〓〓、〓〓〓〓〓」

 

一匹が悶えだし何かを吐き出した、それは彼女の持っていた木の実だった、そいつは嫌がるように悶え海の中へ帰っていった

それを見て私は何個か持っていた木の実を奴等に投げつけ艦載機で攻撃して爆発させた

木の実の汁が掛かった奴等は悶え始め海へと帰っていった。そしてその場で呆然としていると救援に駆けつけてくれた仲間に声を掛けられそこで私はようやく助かったのだと理解した。

それからはあの木の実を使って奴等を近づけないように薬を作り、奴等からの被害がなくなった

しかし、今度は艦娘共がやって来た、最初はどうせ奴等に食い殺されて終わりだとみんな言っていたが、艦娘共は怪物と一緒に攻めてきた、信じられなかったそれでも奴等が怪物が戦っているのを見てまだ勝てると思っていた…が、怪物は奴等をあっという間に殺し私達を襲ってきた、逃げるしかなかった。私達が殺せなかった奴等を殺せる奴に勝てっこないと思いかむしゃらに逃げた、逃げてる途中姫様達とも合流し一緒に逃げた

そして今、姫様が研究していた物が完成した、それを私に使ってくださる奴等に、あの怪物に対抗できる力を私が手に入れる……私は、私はこの力を使って仲間を、仲間達を守りそして、奴等を殺し皆の仇をとる!!

 

ーーーーーーー

 

ーーーー

 

ーー

 

 

「プシュー」と音をたてカプセルの扉が開く

 

「調子ハドウ、ヲ級立テル?」

 

姫がそう言ってヲ級に呼び掛ける

 

「ハイ、問題無イデス」

 

ヲ級もそう言うと立ち上がり数歩歩く

 

「何カ変ワッタ事ヤ違和感ハ無イ?」

 

「イエ、今ノ所ハ…ウッ!」

 

ヲ級は急に左目を押さえる

 

「!!ドウシタノ?」

 

姫が声をかけるがヲ級はゆっくりと左目を押さえていた手を離す

 

「オーー、コレハ!!」

 

「ドウヤラ成功シタヨウダナ」

 

 

ヲ級の左目は紫色に光っていた

 

次どっち先にやろうか迷ってます

  • ホッポ来襲初めてのお友達ビヲの遠出
  • 怨念の帰還連鎖する怨念
  • ハーハハハ悩むがいい作者よお前に任せるぜ

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