あえて艦これの世界でゴジラになってみた   作:豆柴タンク

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感想で皆さんが次出てくる怪獣解っててくれて嬉しく思いました、皆さんの想像力には助けてもらってます
でもまだ名前は出しませんけどね!!

今回で深海悽艦サイドは取り敢えず終了ですので、どうぞー



34話

「コイツ…全然反省シテナイワネ、コレガ終わったら覚悟シトクコトネ…あいつ、攻撃ハ効カナイノ?」

 

「……触手自体ニハ効果ハアルミタイダケド、増殖力ガ強クテ余リ意味ガナイミタイ」

 

「そっ、攻撃ガ完全二効カナイッテ訳ジャナイノネ。ソレガ解レバイイワ!」

 

「エッ?マサカアレに挑む気ジャナイデショウネ」

 

「勿論そのマサカよ、私ノ住みかガ壊されタノニナニモシナカッタナンテイイ笑い者ニサレルワ!!」

 

「イヤイヤイヤイヤ、待チナサイ!アイツは規格外ノ正真正銘の化け物なのよ、ヤメナサイ、死ぬわよ…」

 

「フー、アノネ、部下ノ攻撃デモアの触手は壊せられたのよ、姫級である私ノ攻撃だったらアノ触手を抜けてヲ級本体まで攻撃ガ出来ルはずだ」

 

「無理ヨ、貴方全然解ッテナイワ、最後にもう一度イウワ。ヤメナサイ、死ぬわよ」

 

姫Aは語気を強めもう一人の姫Bの説得を試みるが

 

「……怪物ナノハ認めてルハケド貴方ノ言うことヲ聞く気はないわ。……戦エル者ハ全艦私に続け、我々の住みかヲ取り戻すぞ!!」

 

 

「オオオオォォォォオオーーー!!!」

 

姫Bの部下の戦意は上がっているその様子を見て姫Aは

 

「クソ!モウ知ラナイワよ、負傷シテイル者ハ私と共にココカラ離れるわよ」

 

二人の姫の選択で戦える者と去るものに別れた、戦うものは自分達の住みかを取り戻すためと、姫と一緒に戦うことを誇りに思い触手の柱に挑んでいく、その様子ヲ他の深海悽艦と共に見送る姫A

 

「可哀想なやつら…」

 

「ハ?ソレハドウイッタ意味デショウカ?」

 

独り言のつもりがすぐ近くにいた部下に聞かれたらしくそれをめんどくさそうに返事をする

 

「ソノママノ意味ヨ…アンタハイカナイノ?」

 

「ハイ、本当は行キタイノデスガ自分は腕をヤラレテシマイマシテ戦闘に参加出来マセンデシタ」

 

「ソウ、貴方運ガイイワヨ、私達ハ後方デ様子ヲ見ルコトニシマショウ、戦イガ始まレバサッキの意味解るわ」

 

「ハァ?シカシナゼ?十分に離レテルノニ更に下がるんですか?」

 

「アンナ訳の解らない奴が動くかもしれないのよ、距離は取れるだけ取っといた方がいいのよ 」

 

そう言って残ったものをつれて後退を始めた、そして攻撃側は柱に向かい進軍していった

 

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「ヨシ、空母勢ハ攻撃機ヲ出シ、制空権ト先制攻撃ヲ戦艦ハ柱ノ根元ヲ狙エ、重巡~駆逐ハ雷撃ヲクラワセテヤレデモ攻撃開始!!

 

姫Bの号令で深海悽艦たちの攻撃を開始された、駆逐、重巡らによる雷撃、戦艦による砲撃により柱を形成している触手の一部が吹き飛んだがすぐに再生され元に戻ってしまった

 

「ヤッパリ報告ドウリネ、デモコレナラドウカシラ」

 

そういうと姫Bは前へと出て狙いを定める

 

「食らいなさい!!」

 

他の砲撃とは比べ物にならない程の轟音と共に発射した弾は真っ直ぐに柱の根元に吸い込まれ爆発した。

柱はまたすぐに触手によって再生され始めたが、今までの攻撃よりも姫Bの砲撃が強力だったため再生に時間が掛かってるようだった、それを見た姫Bはなにかを確信したように笑う

 

「アハハハハハ、ヤッパリ回復速度ガ速クタッテソレ以上ノ攻撃ヲ受ケタラ回復シニクイワヨネ、ソレヲ一点二集中シテ繰リ返セバ倒セルハズ。

全艦、マズハ片方集中シテ倒スワヨ!!」

 

そうして姫Bの艦隊は二本のうち、一本に集中攻撃を開始した

 

「フフフフ、イイ的ジャナイ、ナンナラマダ練度ノ足リテナイ奴ラノ的ニシテモイイワネ、何ダ楽勝ジャナイ

アハハハハハ私モ久しブリニ戦闘ガ出来テ嬉シイワ、コノママ…」

 

「〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓」

 

その時柱の上にあったヲ級の艤装が口を開け咆哮をあげた

 

「何?今更叫ンダ位ジャ私達ハ怯マナイワヨ、各艦攻撃ヲ「姫様!」…ナニヨ」

 

「アレヲ見テクダサイ!!」

 

そう言って部下の一人が指差したのは柱の上にあるヲ級の艤装から艦載機が射出されていた、それもかなりの数を出し続けているそれを見た姫Bは

 

「クッ!全艦対空戦用意、後方二イル空母二迎撃機ヲ出サセロ、体勢ガ整ウマデ私達デ時間ヲ稼グゾ」

 

そして艦隊は対空戦に移行したが…

 

「姫様…アノ、」

 

「ナニヨ…」

 

「アノ近ヅイテクル敵ノ攻撃機大キクナイデスカ?」

 

「ハァ?何ヲ言ッテ…ル……ノ…」

 

そう言って見た敵の戦闘機は自分達のよりも何倍も大きかった

 

「……!!オ、大キイナラ攻撃ガ当テヤスイハズヨ、イイカラ狙イナサイ!!」

 

そうしてどんどん近づいてくる攻撃機、もうすぐ射程内に入る…そして

 

「撃チ方始メ!!」

 

前衛にいる艦隊が対空射撃を始めたが

 

ガン!ゴン!ギン

 

その全ての攻撃が敵機に効かなかった

 

「へ?…ソンナバカナ!!」

 

一瞬呆けた姫Bたがその間に敵の攻撃が始まる、巨体の攻撃機の放つ機銃は一発一発が強力で駆逐、軽巡クラスはあっという間に轟沈してしまう威力だった

さらに敵機からの爆撃は効果範囲も広くそのせいで艦隊はかなりの損害が出ていた

 

「コッコチラノ航空隊ハドウナッテイル!」

 

「上ガッテマス、上ガッテマスガ!!」

 

そう言って上を見あげると、味方の航空機が自分の何倍もある敵機に機銃を撃っていたが効いてる様子はなく、それどころか機体をぶつけられて堕ちていく姿だった

 

「ナッ!?ソンナ……クッ!全艦撤退ダ、引ケ、引ケーー!!」

 

そう言って撤退を開始した艦隊だが、空からの攻撃が激しく上手く離脱出来ないでいると、一発の砲弾が近くの部下に当たり沈んでいった

 

「ダ、誰ガ撃ッタ!誤射ヲスルナ!!」

 

激昂する姫だがまた一人近くにいた部下が砲撃を受け沈んでいった、姫は砲弾が飛んできた方を見ると自分達の進行方向に無数の触手が水面から伸びていた。

その触手は木のように枝分かれしていてその枝の部分が砲頭になっていてそこから砲撃をしていたのであった、そしてその触手の木は既に艦隊を包囲していた…

 

「予想以上二化ケ物ネ、コンナノ勝テルハズガナイ……、アイツノ言ウ通リダッタ、デモ私モ簡単二死ヌツモリハナイワ何トカ一点集中攻撃デアノ包囲ヲ突破出来レバ何トカ……残ッテル者ハ私二続イテ包囲ヲ突破スルワヨ着イテキナサイ!!…………?」

 

号令を出すが部下からの返事がなく周りを見渡すとそこには既に味方の姿は無かった

 

「ハ、?」

 

姫Bは状況が理解できずにいた、自分が作戦を考えていた短時間の間にあれだけいた艦隊が全滅していた事を、そして理解する今この瞬間あれだけの砲身が自分に向けられている事を、次に自分がどうなるかまで……

そして前方の砲身の全てから砲撃音が鳴り響き、無数の光が姫Bへと飛来した

 

「ア、アァ、アアアアアアアアア」ドドドドドドドド

 

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「……ヤッパリネ」

 

遠く離れた場所で砲撃で蜂の巣にされた姫Bを見て姫Aは呟く

 

「ア、アノ救援二ハ行カナイノデショウカ?」

 

部下の一人が言う

 

「ハァ?救援二行ッテドウシロッテノヨ、次ハ私達ガ同ジ目ニアウダケヨ!!第一今更行ッテモ意味無イワヨソレデモ行キタケレバアンタタチダケデ行キナサイ私ハゴメンダワ」

 

姫Aのその言葉を聞き黙る部下

 

「マッ、コレデサッキ言ッタ意味解ッタデショ、解ッタナラ残ッタ者二移動ノ用意ヲサセナサイ、別ノ基地二向カウワヨ」

 

「…了解シマシタ」

 

そう言って部下は下がっていったそれを確認すると姫Aは元の基地があった方を見て

 

「アーア、サンプル無クナッチャッタナー別ノ研究方法探サナキャナー」

 

姫Aはそう言いながら移動を開始した

 

「〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓」

 

後方から聞こえてくる化け物の咆哮から逃げるようにその場を立ち去った………

 




あ、あとはアンケート取ろうか迷ってるんですがヲ級生存ルートとかもあるのですけどまぁ分岐ですね

ヲ級助けると今後一部の深海悽艦と仲良くなる的な

助けなければそのままのノーマルルートをどっちがイイですかね感じなんですがアンケート出した方がいいでしょうか?
一応アンケートダケ出しときますんでもしよろしければご協力お願いしまーす

次どっち先にやろうか迷ってます

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