前のプロローグよりも文字数が多くなりました。
あと、プロローグはこれで終わりなのでオリ主達二人の設定を後書きに書いておきます。
書き忘れた設定追加しておきます。
空から落ちてきた白い星―――いや、異形の顔には、大人でもまるごと砕ける位の口と歯、その口と思はれる物の下にはうねうねと動く触手っぽい物、あと左右に十字の何か、目だろうか?
周りに落ちてきた異形達も僕達の方を向き取り囲みじわじわと迫ってくる。僕をではなく、青年の事を「絶対に逃がさない」という意思を感じさせた。
体育館の方から悲鳴が聞こえてくる周りの異形達の仲間に襲われているのだろう。体育館の方に行きたいが、異形は逃がしてはくれないだろう、それに白い異形に小学五年生のパンチや、キックが効くようには思えない。
周りの異形達にどう抵抗するか考えていると、異形達は口を開き目と鼻の先と言ってもいいような距離まで迫っていた。
僕はもう終わってしまうのだろうか?まだやりたいことが沢山あるのに
僕はもう終わってしまうのだろうか?色々な人達が助けを求めているのに
僕はもう―――
頭の中でやりたかったことなどが湧き出て、もう出来ないんだと思うと霧のように消えていく。僕がそんなことを繰り返していると青年は、悩んで、僕の目をしっかり見て―――
「これしかないか…私の体ではもう戦えない。だから君の体を貸してほしい」
「貸したらどうなるんですか…?」
「人を助けることができる」
そんなことを言われて僕は訳が分からなかったが僕は―――
「分かりました。貸します僕の体を」
青年は僕の言葉を聞くと力強く頷き目を閉じてまともに動かない体で力を込める。すると青年から光が溢れ始め―――
体が灰の様に崩れ去った
「え…?」
その光景を見た僕から間抜けな声が出て消えていくよりも速くは周りの異形達は一人だけになった僕に喰らい付いていく。
『大丈夫だ、問題ない』
少年に喰らい付いた異形達は突如激しい光と衝撃波で弾き飛ばされた。
気が付くと僕の右手には青銅のようなもので出来ている直剣が握られていて、頭には兜、体には服の上から剣と同じような素材で出来ている鎧を纏っていた。
不思議と胸の奥から力が溢れて来る。今なら異形達を倒せると感じた。
『構えろ』
頭の中に先程灰の様になって崩れた青年の声が響く
その声に従い僕は剣が握られている右手に力を入れて剣先を下に、踏み込みが出来る体勢を作り、足に力を込める。
『今だ!』
青年の合図が頭に響き渡る前に衝撃波を受け体勢が崩れたままの白い異形の一体の懐に踏み込み、異形を下から斬り上げ、更に右からの異形の体を斬り裂く。
僕に十字に切り裂かれた異形は、呻き声の様な悲鳴をあげ、斬り裂いた部分から大小様々な大きさのオレンジ色のイクラの様な球体が出て来て僕の胸のあたりに吸い込まれていくが、その現象を無視し、残りの異形を斬りに向う。
同じように体勢を崩したままの異形を一体一体確実に斬り裂いていく。
僕は、僕と青年を取り囲んでいた異形をすべて倒し終えた。
「ホントに倒せた…」
『あぁ、よくやったな。だがまだ向こうの建物の方にまだいる急ぐぞ』
「はい!分かりました!」
そうだ、まだこれで終わりではない体育館へ向かわなければ。力が溢れている体で全力で体育館へ走る。
「今更ですが初めまして。僕は飯野 黒桜です」
『私は天界の書記官をしているイーノックだ』
「詳しい事はまた後で話しましょう」
『あぁ、そうだな。あと敬語は使わなくていい』
「うん、分かった」
体育館へ向かっている最中に簡単な自己紹介を済ませ、体育館に着いたが―――
『あぁ…遅かったか…』
イーノックの力の無い声が頭の中で小さく響く
体育館の入り口で―――
体育館の中で―――
校舎で―――
中庭で―――
あらゆる場所で―――異形が人だった真っ赤な肉の塊を血をまき散らし、一心不乱に喰らい付き、地獄絵図という例え方しか思いつかない光景が広がっていた。
「うあああああぁぁぁ!!」
僕はその光景を見て腹の中の物を吐き出すことは無かったが、代わりに
怒り 悲しみ 絶望
などの負の感情籠った叫びを放つ、その叫びを聞いた異形達は、口の中のモノをこぼしながら僕の方へ振り返り、次々と体当たり、噛みつきなどの攻撃を繰り出してくる。
僕はその攻撃を避けカウンターを繰り出したり、避け切れずに攻撃を受け鎧を砕かれ、吹き飛びそこに一斉攻撃を仕掛けてきた異形を斬り裂いたり―――
そんな戦いを異形達を全滅させ、朝日が登って来るまで続けた。
戦い終った頃には僕が纏っていた。兜は割れ意味をなさなく成り、青銅の鎧は所々砕け、剣は刃が欠け、僕の体は何本かの骨が折れており、自分の血で真っ赤に染まっていた。生きているのが不思議なくらいボロボロだった。
そんな状態でも生き残りがいるかもしれないと思い、学校の敷地内を捜索した。
イーノックには何回も止められたが、止めなかった。
結局生き残りを発見することは出来なかった。遺品すら発見出来なかった。
その時に僕はやっとイーノックの言うことに従い自分のいた教室に行き休息を取った。
しばらく時間がたった休息中、イーノックは気を紛らわせるのもかね、僕にいまの僕が使うことができる能力の説明をしてくれた。なんでも天使の能力が二つほど使えるらしい。
一つ目は身体能力の強化
体の機能が戦闘向きになり、傷の治りが少し早くなるようだ。
二つ目は"物質操作"
神のエネルギーを流し込み念じたものへ物を別の物へ変化させることができるようだ。
実際に割れて使えなくなった兜で試す。今回はイーノックが念じるようだ。
割れた兜が光りだし、小さいハートの形をしたものに変化した。
『これは、"祝福の光"鎧と傷を治す道具だ。これは一番小さいサイズでほんの少ししか回復しないが今の私に残っている神のエネルギーではこれくらいしか作れない』
そうイーノックが言い終わった瞬間"祝福の光"が砕け鎧と傷を癒す。
"物質操作"は、人が使うことが本来できないから使いすぎるとどうなるか分からないといい神のエネルギーが回復しても今のところ一日五回までが限度と言われた。
「これからどうするイーノック?」
『私が空から落ちている時に、神の力を感じた場所がある』
「そこに行くの?」
『あぁ、恐らく人間の味方をしている神だろうからそこに行く』
「そして、途中で生存者を見つけたら救助してそこに一緒に行くって事でいい?」
『そうしよう』
イーノックと話をしどうするかを決め、出発準備をし、学校を後にする。
それから僕とイーノックは神の力を感じる場所を目指しながら時に異形に見つからないように、生存者がいそうな所を捜索したりしている移動し、遂に神の力を感じる場所―――香川県に到着した。
―――僕と、僕と融合したイーノックだけで
キャラクター設定
飯野 黒桜(いいの くろう)
学年 中学二年生
出身 山口県
身長 161㎝
誕生日 11月9日
好きな食べ物 瓦そば
趣味 ゴミ拾いなどのボランティア活動 人助け
大切なもの 皆
使用出来る天使の力 身体能力強化 "物質操作”
この二次創作でのオリ主。
普段からゴミ拾いなどをしたり、重い荷物を持っているおじいさん、おばあさんを助けたり人のためになることを進んで行っている。
今回の天の神の襲撃をきっかけに、天界の書記官をしているイーノックと融合し、バーテックスに対抗できる力を手に入れた。
イーノック
エルシャダイの主人公。
この二次創作のイーノックは小説版エルシャダイの方で地球ができた後にちゃんと書記官として転生した後のイーノック。
地球が出来る前の記憶(堕天使達の捕縛など)はないが、戦闘技術は魂の方が忘れていないという設定
あと、このイーノックの仕える神はゆゆゆの天の神ではなく、別の神