今回、物凄く短いです1000字少しです。
初めて四国に攻めてきたバーテックスと戦い、勝利したあの日から数日経ち、四国の人達に若葉さんを筆頭とした勇者達と、天使であるイーノックと融合した僕のことを、大社はバーテックスに対抗できる人類最後で最強の盾として大々的に報道し、「勇者達が居るから大丈夫」と、人々を安心させるようにした。
発表されたその日から、テレビ、ネット、新聞などで見ない日はない程に僕達六人のことがニュースに実名と写真付きで流れていた。そして、勇者達がまだ子供だということでも反響を呼び、四国中の老若男女が勇者達+αに注目しているようだ。
「見て若葉ちゃん!ここにも若葉ちゃんの写真があるよ!」
友奈さんが大量の新聞などを持ってきた。机の上が見えなくなるほどの量だが、この全ての新聞などに勇者関連のことが最低五ページ書かれている。
「うわぁ…これ全部に僕達の事が書かれてる…」
『まさかここまでとは…』
「すごい騒ぎになってますね…」
僕とイーノックは、全ての週刊誌の表紙や新聞の見出しに写真付きで出ていることに引きながら、驚き、杏さんは手に取っている雑誌を見て感嘆する。
若葉さんの写真が大きく見出しに載っている新聞を持つひなたさんはというと…
「あぁ…これはいけません、この写真では若葉ちゃんのあらゆる魅力が伝わりませんね。私が厳選した写真を各社に…!」
「やめてくれ!ひなた…絶・対に!」
「若葉ちゃんそれは、フリと見てよろしいですか?」
若葉さんは、目が輝いて見えるひなたさんを必死に止めている。
「どの文もタマ達の事を好き勝手に書いてるよなー。タマ達は兵器とかじゃない人間なのにさ」
少し日が経ち、僕達は大社に順番で休暇を取ることが許された。
休暇が許された理由は、勇者システムは使用者の精神状態に左右されやすく、消耗している状態だと上手く力を発揮できないからだ。特に、体に精霊を宿す切り札を使った友奈さんは体にどんな影響があったかを検査するために入院する必要もあるからでもあった。ちなみに、僕の使っているシステムは、精神状態であっても普通に力を発揮できるらしい。
更に日が経ち千景さんが、実家がある高知から丸亀城から帰ってきた。
高知に行く前は暗い雰囲気だったが、帰って来てから雰囲気が一変し、やる気と自信であふれていた。
「千景さんお帰り。高知でいいことでもあった?」
「ただいま…えぇ…あったわ。皆が、私を……勇者を必要としていたわ…」
「そっかぁ…なら皆のために頑張らないね」
「えぇ……頑張りましょう」
千景さんが帰って来てその翌日に僕の休日になるはずだったが、バーテックスが侵攻してきて僕の休日は消えた。
次回は戦闘回です。