天使と少年は勇者と共に   作:屍人の狩人

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 いいサブタイトルが思いつかない…


第4話 二回目の四国防衛

 僕達は今、樹海で前よりも多く侵攻して来たバーテックスを迎撃していた。初陣の時よりも皆の動きのキレが増していて、特に千景さんの動きがよくなっていて、一人で次々とバーテックスを切り裂いていた。

 

「え…高嶋さん………病院で検査してたんじゃ…」

「時間止まってたから抜けて来ちゃった。皆が戦っているのに私一人で休んでるなんてできないよ!」

 

 病院で検査入院していたはずの友奈さんが勇者装束を纏い戦いに参加しに来ていた。

 

「ぐんちゃん、今日は緊張してないんだね!」

「えぇ…前みたいな醜態を晒す訳には…いかないもの……」

「よし!皆でバーテックスを早く倒して、四国を守ろう!」

 

 友奈さんが来てから皆の士気が上がり、友奈さんが来る前よりも速くバーテックスを駆逐していく。

 僕は若葉さんと最前線の一番多い集団と戦い、その少し後ろで千景さんと友奈さんが僕と若葉さんを無視した集団と戦い、討ち漏らしたバーテックスを遠距離攻撃で球子さんと杏さんが倒している。

 

『クロウ、今戦っている集団の後ろで融合を始めているようだ』

「本当だ、しかも三体も作ってる」

 

 このまま順調に数を減らせて行けると思っていたが、突然一番数が多い集団の後ろでバーテックスが融合し始めた。一体ではなく三体も。

進化体が完成する前に倒そうと近づくが、進化体になろうとしている個体以外のバーテックスが僕達をうまい具合に進化体に近づかせないようにして来る。そして、そのバーテックス達を倒し終えた時既に三体の進化体が完成していた。

 三体の進化体は全部同じ形で、元の口の部分だけを巨大化させたような形になっていた。

 この進化体の攻撃手段はなんだろうか?口で嚙みつく攻撃?だがこちらに口を向けたまま動こうとしない。

 

「なんだあいつ、デカくなっただけか…?」

「動こうとしない…前みたいに反射とかしなそうだし…まさか―――」

 

 杏さんが攻撃手段に気付いたようで、どんな攻撃か皆に伝えようとした瞬間、三体の進化体の口が開き無数の光の矢が発射された。

 

「うわああああ!あんず!タマの後ろに居ろ!」

「う、うん」

 

 球子さんは慌てて旋刃盤を楯形状にして杏さんの前に立つ。僕はアーチを別の武器に変える暇もなく、そのままで避けることしかできない。

 

「避け切れない!」

『避けれないのはアーチで弾け!』

 

 避けることができない光の矢をイーノックに言われた通りに弾くが、何本かが腕・足の鎧の表面を削っていく、そして、光の矢を弾いていたアーチに大きな罅が入り、僕の腹に向かって来た矢を弾こうとしたが、矢はアーチを砕き、腹に直撃して僕を吹き飛ばす。

 

パリン!

 

「がッ…!」

 

 腹に一撃入ったが、なんとか腹を覆っていた鎧が砕けるだけで済んだ。しかし、衝撃で体全体が痺れて立ち上がることができない。

 

「黒桜君!」

「黒桜!クソ~動けない!」

 

 球子さん達に一体、高嶋さん、千景さん、若葉さんに一体、そして、もう一体の進化体が僕を狙い矢を放つ。

 光の矢の群れが僕に向かって来る、物質操作用の筒が付いている腰に手を延ばすが腕が痺れて動かない、皆は進化体によって足止めされていて全く動けないようだ。

 あと数秒もしないうちに剣山のようになって死ぬだろう、僕の中にいるイーノックにすまないと、言うために目をつぶったが、体を誰かに抱えられる。下を見れば光の矢が僕が居た場所に大量に刺さっていた。

 

「危なかったわね…」

「千景さん…!?」

 

 僕を抱えていたのは千景さんだった。切り札を使ったのだろう、通常の勇者装束の上から白い衣を纏っている。

 そして、僕を狙っていた進化体が空中にいる千景さんと僕に狙いを定め矢を放つ、空中にいたら回避できないそう思っていたら千景さんが

 

「投げてしまってごめんなさい…」

 

 僕を近くの神樹の根っこに放り投げた瞬間、千景さんが無数の光の矢に貫かれた。僕は千景さんに手を伸ばす。

 

「あ…!」

 

 千景さんが矢に貫かれ、落ちていき、見えなくなると思っていたが、途中で千景さんが彼岸花の花びらになって消えた。

 そして、進化体に複数の千景さんが突撃している。

 

「大丈夫よ…私は生きてる」

 

 いつの間にか僕の隣に千景さんが立っていた。

 

「あれ?今のは分身?」

「似ているけど、違うわ…説明している暇がないから…手伝ってくれる?」

 

 僕は腰の筒を二つ取ってもらい、一つを祝福の光(中)に変え、もう一つをアーチに変えた。

 今僕の近くにいる千景さん以外の残りの六人が三体の進化体に二人づつ付き、僕と近くの千景さんが一緒に進化体に接近する。

 進化体に付いている複数の千景さんでは火力が足りないのだろう、足止めはできているが、なかなかとどめを刺すことができない。が、進化体からの攻撃がなくなった事で皆も進化体に攻撃をし、無事に倒して二回目の四国防衛が終った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 イーノックを喋らせられないのと、戦闘シーンが上手く表現できない己の筆力が憎い…
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