起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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ジャッジってビッグマムに粉砕されたとは言えまぁまぁ強い方よね?


鈍熊怪鳥 ドンクリークさん

とりあえず5姉弟をぽんぽんとお手玉して五人ともグロッキーとなってしまったので

 

「はっはっは、少年少女よ。身体能力だけでどうにか出来るほど、世の中甘くないぞ?」

 

「うるせぇおっさん…」

 

「うぷ、おっさんこそ身体能力だけだったじゃねぇか…」

 

「ちちうえとおなじくらいつよそう…うっ、きもちわるい…」

 

「景色が回る…」

 

「あー、まだふらつくわ…」

 

そんな光景を見て顎に手を当て何か考えるような表情をすると

 

「おいクリークとやら、こちらの調べではお前は非能力者だったと記憶してるが悪魔の実の能力者だったのか?」

 

"血統因子理論"を元に"人間を超える存在として"改造を施した最高傑作たる我が子達をまるでお手玉のように軽くあしらったクリークを見てそう聞いた

 

「いや、能力者ではないが…」

 

とクリークは腰のポーチから飴玉を五つ取り出しながら不思議そうに答える

 

「ふむ…、クリーク…少将でいいか?少し身体検査をさせてもらっても良いか?」

 

「いやいや国王陛下、クリークでいいですよ。なかなか呼ばれ慣れないもので」

 

そう言って首裏に手を当てて困ったように笑う

 

「ではクリークと呼ばせてもらう、私もジャッジと呼んでもらって構わない。ところで身体検査の方だが…」

 

「あー、実は今回は挨拶だけのつもりだったので船を待たせていまして…」

 

そう言いながら嫌がるサンジの頭をぐりぐり撫でくりつつ言うクリークに

 

「そうか…、ならば今日は泊まっていくが良い。

 

今回の礼として渡す物の説明もある事だし船も停泊させると良い、それぞれに食事と寝床くらいなら用意しよう。

 

ついでに補給もしていくがいい、大体のものは揃うだろう」

 

「あぁ、それはありがたい。では俺は一旦船に戻りますのでまた後程」

 

そう言ってクリークはその場から月歩にて飛び立ち、そんな姿を見てようやくふらつきが治まったのかレイジュはぽかんと口を開けて

 

「お父様…あの人、うちの装備身につけているのかしら?」

 

自身の国の軍で採用されているソレを思い出し父親に聞くも

 

「…いや、おそらく海軍で習得させるという噂の体術の一つだろう」

 

ジャッジはそうアタリをつけ、本当にうちの装備必要か?と思いながら愛娘の質問に答えれば

 

「ちちうえ!あのゴリラのおっさんは生身でちちうえみたいな事ができるのか!?」

 

そこにサンジがガバリと起き上がり聞いてきた

 

内心、四つ子の中で唯一血統因子"理論による改造が発現しなかったサンジを見下しつつも

 

「そうだ、奴は改造も何も受けていないし能力者でもない人間だ。

 

貴様と一緒だサンジ、ならば貴様もあのくらいのレベルには到達できる筈だ

 

では私は奴らの船の受け入れの準備をさせる、お前達は回復したら今回の反省点を五人で話し合え」

 

とレイジュ、サンジ、ヨンジの対クリークに対する連携は評価しつつもそう厳しく言って聞かせ自身はその場を去るのだった。

 

噂に名高いカモメの水兵団、その機動力を支える海軍の改造戦艦とカモメの水兵団の長、かの"鈍熊"クリークのデータをとる良いチャンスだと考えながら。

 

「これは…凄まじいな…」

 

ジャッジはクリークの検査の結果を見つつ呟いた。

 

"データを取る良いチャンス"だったのは確かだ、しかしそこで得られたデータはどれも一般人を遥かに上回る馬鹿げた数値の数々であった。

 

まず驚いたのはその身体の丈夫さ。

 

部下が採血しようとした注射の針が通らず仕方が無いので了承をとって鋭い刃物をあてがったがそれでも切断出来ず採血は諦めざるを得ないという結果になった。

 

そして筋肉。

 

これは見た目通りかなり鍛え上げているのだろうという推測であったが異常だったのはその質と密度。

 

聞いてみれば鍛え上げる事により本来二つに分かれる性質の筋肉を合わせた性質に作り変え、更に生命帰還という技術を使用して元々の筋肉を密度を高め細くしなやかに、そして空いたスペースに更に筋肉を増やし、という事を繰り返したらしい。

 

もちろんジャッジも生命帰還、又はバイオフィードバックと言う理論がある事は知っている。

 

これは身体の隅々まで、髪の毛や骨、内臓まで意識を張り巡らせ自在に操る技術の事で、戦闘においても自身の髪の毛を操って手足のように自在に動かしたり、爪を鋭く伸ばして相手を斬りつけたりという物は知っているがこのような事が可能だとは考えすらしなかった。

 

「…狂気的な程の鍛え方だな、常人なら痛みで死んでもおかしくないぞこれは」

 

もちろん筋肉だけ鍛えても骨や血管が元のままでは不具合が出ると考えたのだろう、検査の結果ではそれらも常人以上の数値を叩き出していた。

 

皮膚も強靭だがその異常な程の密度の筋肉により防御力も凄まじいものとなっていた。

 

ジャッジが自ら完成させた"血統因子理論"の一つにより似たような事はできる。が、これは身体に外骨格を発現させる事により鋼鉄の肌を得るものでありクリークのものはそれとは別。

 

外骨格と違って中身まで頑丈であり、その硬さも外骨格より遥かに上で色々と試したがピストルや小銃、ナイフ、剣、挙げ句の果てには大砲なども試したがどれも全くのノーダメージ。

 

これでは子供達がダメージを与える事が出来なかったのも納得である。

 

三大海賊のうちビッグマムやカイドウの肉体も異常な程の頑強さを持つと言うが、もしかしたら似たようなものかもしれない、と考えつつも他のデータに目を通す。

 

そして特筆すべきはその身体能力。

 

異常な程の密度を持ったフレームと筋肉に見合ったパワーを見せ、何と徐々に段階を上げてテストをしていけば最終的に50tを持ち上げて見せるという化け物ぶりを発した。

 

しかもこれは上限ではなく他に持ち上げられそうなものが無かった為だ。

 

普段は自在に振り回す為に10tほどの重さの棍を愛用しているらしいが、確かにそれだけの身体能力が有れば10tくらい自在に振り回せるだろう。

 

とは言えメリットばかりでは無くデメリットもあり、常人と比べたら数倍以上の筋肉を持つ故に発する熱量も高くなっており、端的に言えば燃費が悪い。

 

その為エネルギーは大量に摂取する必要があり、食事もそれに見合った量を摂る必要があるというものである、具体的な弱点ではないが。

 

「…本人は鍛えた、と言っていたが常人がここまでできるものなのか?」

 

当初はクリークの身体を調べて応用できるところが有れば自身の研究に取り込もうと考えていたが、検査の結果とクリークへの聴取の結果決まった結論は

 

とてもじゃ無いが真似はできない。

 

というものだった。

 

「…これは敵に回すのは悪手だな、船の調査が出来なくなったのは残念だがな」

 

クリークのデータに目を通し終わりポツリと呟く、噂に名高いカモメの水兵団の船"シャーロット・アンジェ号"

 

船の整備を提案したが残念ながらこれは断られてしまい、ならばこっそり調査しようかと思ったが万が一バレて敵対する事になったら目も当てられないからであった。

 

 

 

 




ジャッジは割と打算で動いてます

そして現在のクリークの状態を説明がてら
とりあえず超絶硬度と超絶パワーを持っていると思っていただければ

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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