起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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クロコダイルに会いに行こう、クロコダイルがオーナーを務めるカジノは既に存在するとしています


砂漠の王 ドンクリークさん

「むう…なんか裏で操作してるんじゃないかこれ?」

 

カジノのスロットに財布に入れてた金が半分以上呑まれた所でそう愚痴を零す

 

「いえ、そんな事ございませんよ!?」

 

と案内をつとめるボーイがそんな事は無いと否定した

 

ここはアラバスタ王国の首都アルバーナから少し行った場所にある町"レインベース"

 

そこに建つ王下七武海のクロコダイルが経営するカジノ"レインディナーズ"である。

 

政府関係者は立ち入り禁止だと言われたが、クロコダイルに面会を求め無理を言って交渉した所、何とか一人だけ入って良いと許可をもらい、クロコダイルが手が空くまで適当に時間を潰す。

 

それでスロットを回していたのだが全く当たらず、既にこの短時間で数万ベリーが消えていった。

 

そんな中、別のボーイが側までやってきて

 

「お待たせしました、オーナーがお会いになるそうです」

 

と呼びに来たので素直にその後ろを着いていく。

 

案内されたのは広い部屋、壁面には水が流れ部屋の中央には長いテーブル。

 

そしてそのテーブルについている一人の男。

 

黒い髪に黒いコート、特徴的なのは目の下に走る横一文字の傷。

 

希少なロギア系でスナスナの実の能力者にして世界政府に認められた王下七武海の一角"サー・クロコダイル"である

 

「よう、顔を合わせるのは初めてだな」

 

「あぁ、初めましてクロコダイル。

 

俺はクリーク、海軍独立遊撃隊を率いている」

 

「噂は色々聞いてるぜ?海賊の間じゃ"赤カモメ"の方が通ってるがな。

 

それで?今日は一体何の用事だ?」

 

「あぁ、お前がここに住み着いたとの報告を受けて上が心配しているようでな、様子を見てこいとの仰せでな。

 

この辺りの海の哨戒任務がてら寄らせてもらった。」

 

「はっ、特に疑われるような事はしてないぜ?」

 

「ふん、俺に言われてもな。そういう文句は直接上に言ってくれ」

 

そんな折にボーイが飲み物を運んできたのでありがたくもらえば

 

「海賊が用意したのを何の警戒も無く飲んでいいのか?」

 

と尋ねてきたので

 

「俺に何かあってみろ、今ならもれなくうちの部隊がこのカジノに押し寄せてくるぞ?

 

それにお前はそこまで短絡的でもないだろ」

 

と返しておく。

 

そう、クロコダイルは砂のロギアであるというのは脅威であるが何よりも頭が切れる。

 

原作での国盗り計画も何年もの時間をかけて水面下で周到に計画を進め、実際あと一歩というところまできていた。

 

惜しくも麦わらの一味の前にその野望は阻まれたが。

 

「クハハハハッ、全く持ってその通り。そんな事しても百害あって一利無しだからな。」

 

「今日のところは顔見せに来ただけさ、そういやなんでここは政府関係者の立ち入りを禁じている?」

 

「簡単さ、おれは七武海とは言え海賊、政府の奴らに痛くもない腹を探られるのは嫌でね」

 

はー、痛くない腹どころか真っ黒けだろうに、などと考えながら

 

「なるほど、てっきり何か不都合でもあるかと思ったがそういう理由か。

 

無理言って入れてもらってすまんな」

 

と言っておく、まぁここの地下に牢獄やら何やらクロコダイルの秘密基地があるのは原作により知っているが。

 

「いやいや、噂に名高い赤カモメのボスのツラを拝んでおくのも悪くねぇと思っただけさ。

 

ま、ついでに言えばあとひとつてめぇに頼みたい事があるんだが…」

 

「頼み?まぁ無理を言って入れてもらったし俺に出来る事なら構わねえぞ?」

 

その言葉にクロコダイルはニヤリと笑い

 

「なに、簡単な事だ。ちょっとおれと手合わせしてもらおうか」

 

と答えるのだった。

 

 

 




クロコダイルは敵キャラの中でも割と好きな部類です。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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