「ワシは反対じゃ」
「いえしかし昔と違ってこれからはきちんと運営しますので…」
海軍道場の運営に反対していたのはアスカ島に古くからある村でその名も"アスカ村"
その中でその村の長老を含む一部が猛反対していた。
クリークはスムーズな説得のために自身の貯金からいくらか包み持ってきて交渉に臨んだがイザヤと名乗った老女は首を全く縦に振ろうとしなかった。
「ふん、信用できたもんじゃないわい。
それにこの島は呪われておる!その為の祭事を禁止したのはお主らじゃろう!!」
呪われてるって…んな非科学的な、などと考えるも顔には出さずに
「不勉強で申し訳ない、呪いとは一体なんの事で?」
「なんじゃ、知らんのか…仕方ない、話してやろう。」
そうしてイザヤが話してくれたのは一つの昔話だった。
簡単に纏めると昔昔のその昔、一つの国がありその国には三人の王子がいたそうだ。
そしてその国には一人の美しい巫女がおり、三人の王子は三人ともその巫女に恋をした。
そして当然誰も引き下がらず争いに、最終的にはその国の象徴である神から授かった剣まで持ち出して血で血を洗う惨劇へと発展、神から授かりし聖剣は多くの血を吸い呪われた剣となったらしい。
そして巫女はその惨劇に心を痛め、とうとう崖から身を投げ出しそれを見て王子達は正気に戻り巫女の死を深く、とても深く悲しんだそうだ。
それを見た神々はそのような惨劇が二度と起こらないように呪われた剣を封じる為の3つの宝珠を天より与えたそうな。
そしてそれ以来この村の民は剣と宝珠を受け継ぎ、代々その教えを守ってその呪われた聖剣を封じているらしい。
「なるほど、しかしそうは言っても百年に一度…でしたか?そんなに心配なら壊すならなんなりしたらよろしいのでは?」
と提案するも
「無駄じゃ、"七星剣"の破壊は不可能じゃ。じゃからワシらは鎮魂の儀をおこなっておる…しかしそれを禁止したのはお主ら海軍じゃろう?
それを禁止するならワシらは絶対海軍道場の運営は認めん!!
話は他にないか?外はもう暗い、寝床ぐらいは貸してやるから今日は泊まって行くがえぇ。マヤ、客人を案内せい」
そう言ってイザヤは立ち上がり側に控えていた年はまだ10に満たないだろう、藍色の髪の少女にこちらを任せると外に出て行った。
「あー、マヤちゃん…でいいのかな?君はこの村の子かな?」
「さっきのはわたしのおばあちゃん」
「なるほどお孫さんか、という事は村の事は色々知ってるという事か。
だったら色々とお話を聞かせてくれないかな?」
「いいよ、でもかわりにそとのおはなしいろいろきかせて?」
「あぁ、構わないとも。そうだお嬢ちゃんにはこれをあげようじゃないか」
そう言って腰のポーチから飴玉を取り出して小さな手に乗せてやるとそれをつまんで不思議そうに見るマヤ
「おじさん、これなに?」
え、キャンディー見るの初めてなのか?と思いつつ包紙を剥がして再びキャンディーを手のひらに乗せてやる。
「これはキャンディーって言ってお菓子の一種だ。
口に含んでおくとだんだん溶けてくるから食べてごらん?」
そう言うとマヤはキャンディーを摘んで暫く眺めた後にキャンディーを口にすると暫くして
「甘い!宝石みたいに綺麗なのに甘くて美味しい!!」
と頬をゆるませとても気に入った様子だった。
「気に入ったようで何より、取り敢えず先に食事を済ませるか。どこか食事をとれるところはあるかな?」
「このむらはそんなところないよ?うちでたべる?」
とキャンディーを口の中で転がしつつそう言うマヤに対しクリークは暫く考え
「…いや、食材だけ何処かで分けてもらう事はできないかな?」
マヤはあのイザヤの孫だと言っていたのな、でこの子の家となるとあのイザヤもいるだろう。
まだ対策が出来ていないのにイザヤにこの短時間で再び顔を合わせるのはゴメンなのでそう断ると、食事は自分で用意するかと考え食材の融通だけお願いする。
ついでに調理の為に開けた場所が無いかも聞いておき、食材をそこまで持ってきてもらうようにキャンディーをあげつつお願いすればマヤはドンと胸を叩いて
「まかせて!あとでちゃんといろいろきかせてね?」
そう言ってマヤは外へかけていき、クリークは教えられた村の外れへと向かうのだった。
2、3話くらいで片付けてしまおうと考えています。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。