起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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取り敢えず交渉はセンゴク元帥にでも頼むとするかなー


村長交渉 ドンクリークさん

遅くまで起きていた為か眠ってしまったマヤを背負い事前に確認しておいた村長の家へ。

 

すぅすぅと寝息をたてるマヤを背に扉をコンコンと叩くと扉の向こうからゴソゴソとした音と共に、ガチャリと共に扉が開けばそこにいたのはこのアスカ村の村長であるイザヤ

 

「…なんじゃお主か、何の用…む、マヤを送り届けに来たのか」

 

「えぇ、色々話を聞かせてる間に眠ってしまった様で…」

 

「世話をかける…送り届けてくれた事は礼をいおう、じゃがお主の持ってきた件については別じゃ、先ほどの提案を了承せぬ限りワシらは首を縦には振らんからのう」

 

「えぇとそれなんですが…というか一旦この子を先にベッドに運んでも宜しいですか?」

 

先にそう断って寝入ってしまったマヤを先に寝台に運びイザヤの元へと戻る。

 

「先程言いかけた話ですがこの村で行う祭事に関しては特例での"集会条例"の免除を考えています。

 

ですので考え直して頂けないかと思うのですが…」

 

「ふむ…それならばこちらに断る理由は無いのじゃが…本当にその特例とやらが通るのか?」

 

と、何処か懐疑的な様子のイザヤに

 

「取り敢えず明日我が海軍のトップに連絡を取って確認してみますので」

 

「そこはお主の交渉次第という事か、そうとなれば今日はさっさと休むのじゃな」

 

「あー、では軒先だけお借りします」

 

「何を言っておる、一応は客人なのじゃから部屋に案内するゆえ暫し待て」

 

そう言って案内された先には一つの部屋、寝台の上でセンゴク元帥に話す事を纏めているとその日はいつの間にか寝入ってしまったのだった。

 

 

明けて次の日クリークは電伝虫にてセンゴク元帥に連絡をとっていた、席の対面には村長であるイザヤとその孫のマヤが側に控えている

 

『どうしたクリーク、何か進展があったのか?』

 

「はい、実は話を色々聞かせてもらったところ…」

 

と、この島に伝わる昔話やそれに対する祭事に関しての詳細を報告する

 

『ふむ、確かに通常であれば"集会条例"が適用されるが…

 

いや、海軍道場の再建は戦力の均一化を図る上での重要事項だ故に特例をとりたい所だが…どうしたもんか』

 

「えーと、何かネックでも?」

 

『その七星剣とやらの詳細を知りたい、場合によっては海軍で保管の上解析してしまえば島民たちの不安も消えよう』

 

「えー…だそうですけど村長さん、一度その七星剣とやらを確認させてもらう事は出来ますか?」

 

「しかしアレは破壊は出来ぬと…」

 

『あぁ村長殿、破壊不能というのが例え事実でもとれる手段は色々ありますから。

 

例えば破壊が不可能としても単純に頑丈なのか、超自然的に壊れても回復するのかなどはわかりますか?』

 

「…いや、そう言われると人の力で破壊できぬとしか伝わっておらぬな」

 

「その剣に例えばそう…例えば悪魔の実のような能力が備わってるならその詳細を解析し、破壊が不可能なら封印という手もあります。溶岩に沈める、氷床に封じるなどの手もありますしね」

 

「確かに言われてみれば考えたことは無かったのう…」

 

『だから一口に破壊不能とは言え取れる手段は色々あるかと思うのですが…』

 

伝承を守っているだけでそれ以外については頭が回らなかったのだろう、初めて気づいたとばかりに納得し提案するイザヤ

 

「わかった…、では七星剣を確認してもらう故それで良いか?」

 

「えぇ、取り敢えずまずは見てみないと何とも言えませんからね。では元帥、また後ほどご連絡します」

 

そう言って電伝虫を切り七星剣がある場所に先導するイザヤとマヤの後ろへと続くのであった。

 

 




さて次回はいよいよ七星剣の姿を拝みに行きましょうかねー

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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