起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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特務大佐って響きがかっこいいよね、そして三大将のキャラ掴めてるかしら…


特務大佐 ドンクリークさん

完治に一月と言われた怪我を半月足らずほどで完治して退院となったクリークです。

 

医者からおかしなものを見るような目で見られたでござる、え?治験?目が怖いのでやめときます…

 

まぁそんな事より"海軍独立中隊"の事である。

 

自らの計画の為に実績作り、人員探し、武者修行を含めてのあらゆる海を越えた海賊の撃滅。

 

後にクリーク中隊と呼ばれるソレを設立するにあたって上からでた条件は

 

"年に一度の本部帰還"、"海賊達の動向の調査"、"有望な人間の海軍への勧誘"

 

主にその3つを守りつつ海域を限らずの遊撃を担当する事になった。

 

主となる人員は俺ことクリーク大佐を隊長に副隊長 ラパヌイ=パスクア大尉、そして5名1組の小隊を4小隊、そこに船医などの非戦闘員を含めての30人ほどの小規模な部隊である。

 

副官として付いてきてくれるラパヌイ大尉は数十年前に海軍に入って以来自ら現場に立ち功績を挙げて昇進の話が来てもまだまだ現場で動きたいとの事からそれを断っている超ベテランの海兵である。

 

どーっかで聞いた事あったようなないような…気のせいかな?

 

他の人間もある程度自分がいたらないところがあれば助けてもらうべくガープ中将の指摘を参考に有用な人間を選んだつもりである。

 

有事の際に迅速な対応を行う為自らが書類と面接にて審査した上で人数こそ少ないもののベテランを揃えた。

 

まぁ人員が必要な際には各支部からの借り受けを前提とした事により小規模な部隊になってしまったのではあるが。

 

センゴク大将曰くなんでも最初は大隊規模の船団を作る予定であったが海賊王の処刑以降海賊が増えた為そこまで大量に回せる人材がいなかったとのことであった。

 

しかし人数が減ったかわりに他は潤沢に用意してくれた、各武器、弾薬を始め船の資材や食料などだ。

 

中でも部隊の足となる船は改造許可をつけた上で中型海軍艦1隻をまるまる与えられるという大盤振る舞い。

 

早速今頃俺の武装を修理してくれてるであろう技術班を訪れこれこれこういう武装が欲しいと伝えるとまたペンと紙を叩きつけられたでござる。

 

事情を話し少ない人数でも動かせるように船の各所の簡略化、武装も一般的に積まれてる物よりも性能が高いものが搭載され船体自体もあちこち改良、改造を施してもらい攻撃力、防御力、機動性を高めてもらった、その分センゴク大将から予算がかかり過ぎだという苦言を呈されたが。

 

これ沈めたら何言われるかわからんよな…この世界は簡単に船が沈むのよね、海軍艦は特に。

 

そして出来上がったのは改造戦艦ベアトリス号(命名 技術班)である。

 

主な武装として船首に大型衝突式尖角と超大型三連装砲、船横には後装式長距離砲と大型機関銃を片舷4つづつ設置そして船尾には小型の船艇を格納するハッチなど、あちこちに技術班と話し合いながら便利そうだと思った機構を仕込んでもらった。

 

そして後は試運転がてら部隊で近海への習熟航海を残すのみとなりその準備にクリーク達が追われている頃。

 

時は遡り、海軍本部元帥執務室。

 

「…というわけなんじゃがどうする?」

 

「コングさん、私は賛成だ。これから海賊は増える一方だろうからどうしても手が届かない所は出てくるだろう」

 

「しかしここで将官候補が本部を離れるのもな…」

 

そこには海軍本部元帥コング、大将センゴク、中将ガープの三人の姿があった。

 

集まったのはガープが持ってきた手紙、先立ってマリンフォードに単身乗り込んできた金獅子のシキとの交戦により現在入院中である"鈍熊"ことクリーク中佐のセンゴク、ガープにあてたお願いが理由であり、その内容曰く"部隊を率いての海域を問わない遊撃任務に当たらせてほしい"との事であった。

 

主な理由としてはこれから増えるであろう海賊の迎撃と武者修行というのが本人の談である。

 

「わしは構わんと思うがのう、どのみち数年は支部を運営させるべきじゃと思うとったし」

 

「しかし誰か将官の下に副官として配属させようとも思っていたのだが・・・」

 

「今の内に部下を率いる立場を経験しておくのも良いでしょう」

 

ガープ、センゴクは海賊の増加や経験を積んで欲しいとの事から賛成の意を示しコングは優秀な人材が海軍本部を離れる事からあまり積極的では無い様子。

 

海軍本部中佐 "鈍熊"クリーク

 

歳は20歳、出身は東の海で海軍に入ってから既に10年が経つ。

 

身の丈は3m近くでガッシリとした体を持つ大男で薄紫の髪は短く揃えられ目つきは鋭く顔がゴツい。

 

無愛想でぶっきらぼうながらも顔に見合わず料理が趣味だったり子供が好きだったりしてよく熊やゴリラなどに例えられている。

 

戦闘力に関しては持ち前の怪力を以てして重さにして5tの棍を振り回し、海軍に伝わる戦闘技術"六式"を全て習得しており高いレベルで操り、更には対ロギア相手には必須となる覇気も身につけている。

 

強さだけにおいては新世界に放り込んでも問題ないだろう、何せその実力は中佐でありながら将官クラスに迫る実力だというのが海軍上層部の見解だからだ。

 

まぁその高い実力故か、何か問題があっても周りを頼らず自分だけで何とかしようとして自分の力に頼る傾向が見られるが。

 

「うーむ、長い間離れさせるのが気が進まぬなら年に一度は必ず本部へ帰還するなどの条件をつけたらどうじゃ?

 

まだ若いのじゃからそんな急いで将官にする事もないじゃろう」

 

「そうだな…わかった、いくつか条件をつけてこの案件を認めよう。

それで人員についてはどうする?」

 

「私がピックアップして後で中佐に選んでもらいましょう、部下を率いて外洋に行くのは初めての筈ですからベテランを揃えておきましょう」

 

「大船団じゃ!景気良く連隊ぐらい率いさせてやるか?」

 

「ガープ!これから忙しくなるだろう時にそこまでの規模は流石に無理だ!人員は中隊規模で設立してくれ」

 

「その分他は潤沢に揃えてやりましょう、船に関してはどうしますか?」

 

「近々就航予定のがあったろう?外洋巡回用の中型のが、あれを回せ。」

 

「使い易いように改造も許可しておきましょう、人数に関しては必要な時は支部から借りさせるよう後で通達しておきます。」

 

「うむ、では…センゴク、ガープ、後は委細任せたぞ。

あぁ、最後にわかり易いように旗印を掲げさせようと思うのだが…」

 

「旗印…?海軍の旗で良いのでは?」

 

「海賊の旗でも掲げさせるか?」

 

「違ぁう!抑止力としての意味合いで敵味方にわかりやすいようにだ!…最前線で赤く染まる海の抑止力として"赤いカモメ"を掲げさせよう」

 

と、そんな話があり海軍元帥コングの発案により白地に真紅で染められた海軍マークを旗印とした部隊"海軍独立中隊"の発足が決定したのだった。

 

 




パーソナルマークを手に入れたぞ!

ラパヌイ

アニメオリジナル、虹の彼方編より


部隊完成!ベアトリス号!熊だけに!

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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