起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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前話の装備の重さについて描写を変えています。

さて次は鎧とか武器かなー


新生七星 ドンクリークさん

「えとえっと、では鎧とマントについて説明させてもらいますぅ。

 

先ずは鎧ですが頑丈さを追求したので特殊な機能はそこまで多くないですぅ。

 

両の脇腹と両肩に仕込み武装としてガトリングを搭載してますけどあくまでも牽制用と考えて下さいよぉ?」

 

「かなり頑丈との事だが仕込みが少ない分かなりの丈夫さだという理解でいいか?」

 

「はいー、今までの試作兵装からのデータを纏めて複数の素材を何層にも重ねた複合式となってますので硬さだけならそんじょそこらの攻撃では傷一つつきませんよー?」

 

「鎧は了解した、次はマントか?」

 

「はいー、これはマントと言うよりマントにもなるコートが正しいですがこれも複数の素材を重ねて出来てまして、素材に関してはかなり厳選してますぅ。

 

その為防刃、防弾はもちろん耐火、耐水、耐電の上で衝撃や汚れにも強くしてみましたぁ。」

 

「ほう、特殊機能はこちらは無いのか?」

 

「ふぇえ、そんな特殊って言われてもせいぜい裾にワイヤーが入ってたり、袖内にナイフが仕舞われてたり、コートの内側に隠しポケットがあるくらいですよぉ…」

 

「いや、十分だよくやってくれたな」

 

と気弱そうな班員を褒めると

 

「じゃあ次はこいつッスね、少将が回収してきた"七星剣"とやら。こいつを全面的に改修したっス」

 

「え、一応預かりもの…」

 

「大丈夫ッス!何かあったら元の拵に戻す事は出来るッスから!」

 

「…説明を続けてくれ」

 

「うっス!その前に白尾棍をこの台の上に置いてもらっていいっスか?」

 

その言葉に従い持ってきてくれと頼まれていた白尾棍を同じような今回が置かれた台の上に

 

「ちょっと待ってくださいねー…よし!」

 

と白尾棍から何かを外し、横の棍へその何かしらを取り付けた

 

「棍も新しくするのか?」

 

「えぇ!こっちの新生七星剣…星剣って呼びますか、こいつにも関わってくるんスけどこの星剣は柄頭のカバーを外すと螺子になってるんスよ。

 

んでこの新しい棍も一方は海楼石と仕込み針の方はそのまま移植したっスけど半分のとこに継ぎ目があってっすね…反対側はこうやって…外すとねじ穴になってるっス」

 

と半分ほどの長さになった棍を指し示す

 

「なるほど合体で柄が長くなるわけか」

 

「えぇ、少将は長物の方が扱いやすいだろうと思ってっスね!

 

まぁその分二つを合わせた時はかなりの長さになってしまいますけどねー」

 

まぁそれはそうだろう、元々高い身長に合わせて作られた白尾棍だ。

 

いくら半分になったとは言え新生七星剣…星剣がかなりの長さを持つので剣と呼ぶには柄が長く、槍と呼ぶには剣身が長いというかなり半端な状態となっている。

 

しかし半端と言っても実際に長巻、もしくは大身槍というように分類が無いわけでもなく別段おかしな物を作り出したというわけでも無いだろう。

 

使いこなすのは難しそうだろうけども

 

「ふむ、リーチが長くなるのは助かるな」

 

「えぇ、ちなみに別に絶対に合体させる必要はないっスからそれぞれ棍と剣の単品で使ってもらっても構わないっス。

 

あ、でも絶対素手では持たないで下さいっスよ?便宜上"呪い"ってしてますけど未だに健在みたいっスから」

 

「…そうか、まだ健在か」

 

「いやぁ何とかしようと思ったんスけど下手に手を出して"破壊不能"ってお題目が消えたら目も当てられないっスからねぇ…」

 

「まぁ言われてみればそうだな、しかし呪われた剣の改修という難事をよくやってくれた」

 

と語尾が特徴的な研究員を褒めつつ

 

「では次はその他兵装ですね、ここからは私が引き継ぎます」

 

と礼儀正しい班員が次の説明を始めたのでそれを聞く態勢を取る

 

「まずは小型炸裂弾ですね、威力は前と変わりませんがサイズを一回り小さくしています。

 

それからお預かりしていた大型拳銃の"ベアコング"、こちらはメンテナンスが完了してます。

 

一応中身を少しいじってまして六発までなら装填できるようになりました。

 

ですが事前に装填が必要なので弾切れしたらそれまでと考えてください」

 

「ほう、弾数が増えるのはありがたいな」

 

「それからコートの内側に仕込めるように色々と取り揃えてますので詳しくはこっちのリストを確認してください」

 

そう言ってズラリと装備が書かれたリストを渡される、一番上は鎖分銅から始まり一番下は撃鉄爆装杭と何やら物騒な名前が書いてあった

 

「それからいつも通りの試作剣は星剣があるでしょうからリストの方に載せてますので必要な際は連絡をお願いします」

 

「よし、全員俺の装備の為に頑張ってくれてありがとう!これは心付だ、皆で何か美味いものでも食べてこい!」

 

そう言いつつ財布から十万ベリーほどを班長に渡して労う、後で給与も色をつけてやろうと考えつつ。

 

「ありがとうございます!

 

あ、そう言えば少将は科学班の噂聞きました?なんでも機械と人体を融合させたサイボーグを作ろうとしているとかなんとか…」

 

ん?サイボーグ?あれかな、パシフィスタ関係かな?

 

「…丁度センゴク元帥から呼ばれてるし少し聞いてみるか。

 

ひょっとしたらこっちにも何か恩恵があるかも知れないしな」

 

と専属武装班の全員を労いつつ、センゴク元帥の元に向かうのだった。

 




よし!装備描写終わり!

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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