起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

142 / 524
バーソロミュー・くまが七武海に加入した時期が分からないので既に加入している事としています。


古き旗艦 ドンクリークさん

その連絡はシュガーに付き合って人形遊びをしていた時の事だった。

 

遊びを中断した事で不機嫌になるシュガーを抑えつつ電伝虫に出ればセンゴク元帥からであった。

 

内容を要約すれば

 

『青雉から新たな七武海としてタイヨウの海賊団のボスであるジンベエを推薦する動きがあった。

 

王下七武海に未だ空席がある状況は望ましくないのでついでにもう一つ席を埋めるべく交渉に行ってこい』

 

との事であった。

 

因みに現在の七武海は

 

アラバスタに拠点を置く"砂漠の王"サー・クロコダイル。

 

女ヶ島、アマゾン・リリーを本拠地とする"海賊女帝"ボア・ハンコック。

 

世界最高の剣士とも名高い"鷹の目"ジュラキュール・ミホーク。

 

そして海賊の時は暴虐の限りを尽くしとても凶悪だったという"噂"を持つ"暴君"こと、バーソロミュー・くま。

 

過去には七席全てが埋まっていたらしいが海賊の引退や討死が重なり現在はこの4人しかおらず、半端な事に三席ほど空いているのが現状だ。

 

本来であればここに"天夜叉"ことドンキホーテ・ドフラミンゴが数えられるのだが過去を大きくねじ曲げ、彼が現在インペルダウンに投獄されている以上、七武海に加入する事は無いだろう。

 

そして新しく加入させる予定であるタイヨウの海賊団のボスであるジンベエ。

 

彼にはこのファウス島に来る途中にフィッシャータイガーの手紙を持参して秘密裏に交渉を待ち政府から話が来たら受けてもらうように承諾を取っている。

 

しかし今回の交渉はジンベエ相手では無かった。

 

三大海賊と名高い最強の一角である"百獣"のカイドウ。

 

彼とワノ国にて渡り合い、そして敗れて新世界から去った"ゲッコー・モリア"

 

彼に王下七武海への加入を打診しろとの事であった。

 

伝書バット使えばいいじゃないかと思い、それとなくその事を元帥に伝えたが

 

『彼奴が潜んでいる場所が厄介でな、お前ならばいけるだろう?』

 

との事であった。

 

ちゃんと居場所は把握しているのな、と思いつつ続きを聞けば彼が七武海へ推薦をされた理由は"ゲッコー・モリア"の行なっている"海賊狩り"。

 

これを政府が一定の効果があるものと判断し、政府は彼の七武海加入を海軍に打診してきたとの事であった。

 

原作を知ってるから言える事だけどゲッコー・モリアの目的は戦力としての影集めだろうな。

 

ぶっちゃけ違法海賊も公認海賊も一緒くたに狩りまくってるからやめて欲しいんだけどね。

 

とにもかくにも交渉に行くのは決定のようなので任務を受諾し早速準備にとりかかる。

 

頬を膨らませるシュガーの機嫌をなんとかとり、そのまま施設長であるトラファルガー医師と警備主任であるリュードー大佐に島を任せるとモネやオルガ、そして学者達に別れを告げるとシャーロット・アンジェ号は一路レッドポートへと向かう。

 

そのまま船を乗り換えるべくマリンフォードへ向かうもそこで足止めを食らった。

 

"海軍独立遊撃隊"の旗艦である"ベアトリス号"のドック入りである。

 

慌ててセンゴク元帥に問い合わせたところ

 

「あぁ、言うのを忘れていたな。

 

お前の船であるベアトリス号は老朽化がかなり酷くてな、あちこちにガタが来ていたようでな。

 

お前が新世界に行ってる間に大規模な補修作業を行う事になった。」

 

こっちに話を通してくれませんかねえっ!と詰め寄るも"いや、まさか直ぐにこっちに戻ってくる事態になると思わなかったからな…"とどこ吹く風であった。

 

だが一応腹案はあるらしく"お前の新世界の足であるシャーロット・アンジェ号、これの二番艦が近々就航予定だからそれをくれてやる"との事であった。

 

元々あの船は海軍の正式仕様だったのをあちこちに改造を施していたからその無理が祟ったのだろう。

 

補修が完了したベアトリス号はゼファー教育総監に預けて新兵達を乗せる教導艦とする予定との事であった。

 

それに合わせて現在はファウス島の周辺海域にてリュードー大佐が艦長を務める旧二番艦の"クイーンズ・メイフィア号"

 

そして海軍独立中隊から異動し、グランドライン第八支部の副所長を務めるジョナサン准将が艦長を務める旧三番艦の"アルビオン号"も大規模改修を行う予定との事。

 

だからなんでこちらに一言も無いんだ!と思いつつも新しい船をもらえるのはありがたいので不承不承に頷いておく。

 

まぁ、確かにベアトリス号は"海軍独立遊撃隊"の前身である"海軍独立中隊"なら時からの旗艦であり、当時でこそ最新鋭の戦艦を改造していたとは言え、それから十二年も経てば旧型と言っても差し支え無いであろう。

 

クイーンズ・メイフィア号やアルビオン号も五年前に就航したとは言え、元が改造戦艦たるベアトリス号を祖としている為旗艦である"シャーロット・アンジェ"号と比べれば速力や火力などは劣っている。

 

その為に今回の大規模な改修であろう、まぁ話はわかるがせめて今度からはこっちに話を通してくださいとお願いしつつ納得しておく。

 

まぁ納得はしたが交渉へ行くための代わりの足を用意して欲しいと頼めばドッグで暇していた型落ちの船を持ち出された時は少しイラッと来たが。

 

 

 

 

 




明日はモリアさんとの交渉に赴きますかねー

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。