案内の途中で半透明のヒトガタがふわふわと浮いているのを見かけた。
あの特徴的な姿、おそらくはホロホロの実の能力であろう。
となるとペローナは既にここにいるという事だろう、ホグバックはファウス島にいるのでモリアの下にはつかないとして、今のところアブサロムの姿が見えない。
原作ではスケスケの実の透明人間として麦わらの一味を苦戦させていたが確か敗れた後はフリーライターをやっていたんだったか?
そう思考を続けていると扉を通されそこは黒や白、赤や金を基調とした洋風で豪奢に飾られた部屋。
その部屋の中央、椅子に腰掛けた男が口を開く。
「キシシシシ、海軍がそれもわざわざ"赤カモメ"が出張って来るとはな?
何か話が有ると聞いたからこうして席を設けてやったがおれを捕まえに来たってんなら話は別だぞ?」
角が生えた額、細く尖った顎に鋭い目つき。
その体は大男と言って差し支え無いが鍛えられた素肌に羽織るのはレザーのジャケット。
原作と違い随分とスマートなその姿に一瞬考えるがモリアも最初からあの肥満体だったわけでは無いしそれも当然かと思い直す。
「初めましてになるなゲッコー・モリア。
俺は海軍独立遊撃隊隊長のクリークだ、別にお前を捕らえに来たつもりはないぞ今回はな。
政府からの手紙だ、本来なら普通に届ける筈がお前が厄介なところにいるから俺達にお鉢が回ってきただけさ。」
「ほぉ?政府がわざわざ?」
そう言って手紙を受け取り読み始めるモリア。
ゲッコー・モリア。
懸賞金額3億二千万ベリー。
スリラーバーク海賊団の船長であり、偉大なる航路にある"フロリアン・トライアングル"に浮かぶ島を改造した巨大船スリラーバークの主。
かつてはゲッコー海賊団という全く別の海賊団を率い、当時は自力の過信と野心に満ちており、百獣のカイドウを相手取れるほどの海賊であったがワノ国にてカイドウとの抗争に敗れた後に西の海に敗走。
その後どうやってかこのグランドラインにて潜み、部下の重要性に着眼してその為に"夜討ち"と呼ばれる海賊狩を行っている。
パラミシア系カゲカゲの身を食べた能力者であり、その異名は"影の支配者"
その能力の真骨頂は相手の影を奪い、そしてそれらを死体に入れる事で自身の部下として使役できると言う点であろう。
道中にいたゾンビ達はすべてこのモリアの能力により作られた存在であり、それらは痛みを感じず、死を恐れない無敵の兵士となりうるのだ。
原作で麦わらの一味と戦った時は長年の不摂生と、部下に任せきりにする性格が災いして大きく力を減じており、ドフラミンゴにも"もう七武海には力不足"とまで言われる有様であったが今のモリアはまだかつての実力を保持している。
油断はならない、と慎重に対応しようと考えモリアが手紙を読み終えるのを大人しく待つ。
やがて手紙を読み終わったモリアは顔を上げて
「ほぉ?このおれを七武海に?これには書いてないが何でおれを指名してきたか知ってるか?」
「お前が行なっている"夜討ち"と称される海賊狩。
これに海賊の殲滅に一定の効力がある物として政府の人間が目をつけたらしい。
個人的に言わせてもらえば海賊旗に合わせて青十字を掲げた海賊を狩るのはやめて欲しいんだがな?」
「キシシシシ!実力を考えねぇバカどもが喧嘩を売って来ただけさ!」
「・・・とりあえず極力抑えてくれればそれでいい。
で、この話受けるか受けないかどうする?受けた場合お前に掛かっている懸賞金は取り消しとなる、お前の海賊狩りについてもとやかく言うつもりもない。
そして政府からの招集がかかった場合これに応じなければならないという義務が発生する。
以上だ、できれば早めに答えを出してくれるとありがたい。」
と、モリアに問いかけるのだった。
昔と違って原作モリアはかなり弱体化してますからねー、最盛期の実力であればスリラーバーク編の結末も変わっていたかもしれませんが…
いや、麦わらの事だから何とかして勝ってたかもしれんな…
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。