起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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もしも彼が料理が好きだったらというコンセプト、色々迷ったけど勝負形式で書いてみました。

そしてナミの一人称ですがロビンとの差別化のためにアニメと同じく"あたし"という一人称にしております。


250話記念 もしも彼が料理の道に進んでいたら

ここは造船の街ウォーターセブン。

 

麦わらの一行は仲間であるロビンを救い出すために政府の諜報機関、CP9との激闘を終えウォーターセブンの市長でありガレーラカンパニーの社長であるアイスバーグに匿われ、それぞれが休息をとっていた。

 

彼等は新しい船をフランキーが作らせてくれと頼み込んだ事に了承しその完成を待っていたのだった。

 

途中麦わらのルフィの祖父であるモンキー・D・ガープが襲撃してきたり、街の人間みんなを巻き込んでの宴会等あったがひとまず置いておこう。

 

そんな中麦わらの一味でコックを務める男、サンジはとある話をアイスバーグから聞いたのだった。

 

「あ?料理コンテストだと?」

 

「ンマー、コックなら興味あるんじゃ無いかと思ってな?」

 

「こんなアクアラグナの直後だってのによくそんな余裕があるもんだなこの街は」

 

「お前さんは知ってるか知らんが海列車で繋がる町にプッチと言う美食の街があるんだ。

 

そこの市長、ビミネという男なんだが彼の娘が今回のアクアラグナで被災したこの島に救援物資を持ってやって来ている。」

 

「へぇ、美人なのか?」

 

「あぁ、まぁ婚約者はいるがな」

 

「…で、それが料理コンテストになんの関係があるんだ?」

 

「あぁ、彼女の婚約者も同行してるんだがその男が復興の手助けとしてもともとプッチで行うはずだった大会をここでの開催に希望してるんだが…」

 

「どっかのお偉いさんか?」

 

「ンマー、お前さんも聞いた事あるとは思うがGIFCって知ってるか?」

 

「GIFC・・・グローバル・インターナショナル・フーズ・カンパニーだったか?

 

世界を股にかけて食材、料理において手広くやってる超大手の企業だったな、あそこのスパイスとかは出来がいいから愛用してるぜ?」

 

「あぁその企業だな、何を隠そうその婚約者の男こそがGIFCの社長であり世界最高との呼び声も高い料理人なんだが…」

 

「…へぇ、その男も料理コンテストとやらに出るのか?」

 

「あぁ、と言っても優勝した者とのエキシビジョンマッチのようなものだけだがな」

 

「面白そうじゃねぇか、ちょっと興味がでてきたな」

 

「因みに優勝賞金は一千万ベリーだ、どうだ出てみないか?」

 

「興味はあるがコンテストか…どうしたもんか…」

 

面白そうな話を聞き興味は出たが流石に一味がかなり大きな騒ぎを起こしている以上あまり大きな集まりには出ない方がいいだろう、と考えて断ろうとしたサンジであったが、その話に乱入者が。

 

「サンジくーん、話は聞いたわよ?

 

一千万、何としてもとってきてね?一億あった資金をうちの船長がぜーんぶ宴会で使っちゃったからカツカツなのよね…」

 

そう声をかけてきたのは麦わらの一味で航海士を務める女性ナミ。

 

彼女は一味の財布の紐を握っており一億ベリーあった資金を自分の船長が街の人々との宴会にほぼ全てを使い切ってしまった事に頭を抱えていた。

 

「因みに大会はかなり大規模だ、一般の料理人だけではなく海賊、海軍入り乱れての大会だと」

 

「えー、海軍も来るっていうなら捕まっちゃうじゃないの!」

 

と思わず声を上げるナミだったが

 

「ンマー安心しろお嬢ちゃん、知っての通りGIFCは超大手だ、それこそ世界政府にすら顔がきく程にな。

 

元々プッチでは年に一回その大会が開かれていてな、今回その日程をずらして開催する事になったんだが元々その大会は例え相手が海賊や海軍でも騒ぎは御法度になっている。

 

だから出場したからと言って別にデメリットはないがどうする?」

 

「よしっ!サンジ君!見事優勝して一千万ベリーをとってきてね!」

 

「任せてくれナミさん!世界最高だか何だか知らないがナミさんの為に優勝してくるぜ!」

 

「ンマー出場という事でいいんだな?因みに大会の名前は"エディブル・ファイト"世界各国の料理人だけでなく海軍のコックや海賊の料理人、あらゆる曲者が集まってくる、せいぜい楽しんでくれ。

 

因みに大会は明後日だ、食材などは向こうが用意するから道具だけ準備しておいてくれ」

 

そう言ってアイスバーグはその場を立ち去り残されたサンジは

 

「エディブル・ファイトか…世界各国の料理人に海賊や海軍のコック…面白くなってきたな!」

 

とまだ見ぬ強敵に想いを馳せ密かに燃えていた、ナミからエールをもらった(もらってない)のも影響しているかもしれないが。

 

そしてあっという間に日は経ち新しい船の完成待ち二日目、サンジは自らの腕を奮い次々と出されるお題に対して巧みな技で調理

 

そして決勝戦にてお題の"カレー"に対しサンジはウォーターセブンにおいて馴染み深い食材である水水肉を使用した"ウォーターチキン・カレー"を作り決勝相手である海軍の料理人が繰り出した珠玉の海軍シーフードカレーに対し勝利、見事優勝を飾った。

 

そして残るはエキシビジョンマッチ。

 

「サンジくーん!優勝のついでに世界最高の料理人なんて負かしちゃいなさーい!」

 

応援に来ていた仲間の航海士の野次に苦笑しつつもそれに手を挙げて答えるサンジ。

 

「さぁ!会場にお越しの皆様!お待たせいたしました!

 

まずは今大会の優勝者であるサンジ氏!

 

数々の優れた料理を繰り出し決勝戦においてはこのウォーターセブンでも馴染み深い食材である水水肉を使用するという嬉しい心遣い!

 

馴染みが薄い食材でありながらここまでの料理にする若いながらも素晴らしいその腕前。

 

それもそうだ!皆様もご存知でしょう、東の海にあるかの海上レストラン"バラティエ"!!

 

副料理長を務め、東の海で行われたコンテストにおいては東の海で最優との呼び声も名高い女性シェフ"カルメン"を打ち破った男!

 

現在は麦わらのルフィの元で一味のコックを務めてる海賊コックの"サンジ"!!」

 

司会のその言葉に会場にはサンジを応援する声が響き紹介された本人は随分と詳細に調べてあるもんだ、と感心する。

 

「そして今回のファイト!対するは我らがプッチの救世主にしてGIFC社長!料理界のドンとも呼ばれ、過去のエディブルファイトの全てにおいて優勝を飾ってきた世界最高の料理人とも名高いクリーク社長だー!!!」

 

その言葉と共に会場のボルテージは最高潮に、現れた男は大柄なその身体を赤を基調としたコックスーツに同じく赤いバンダナに薄紫の髪を閉じ込めた仏頂面の男

 

「マルミエータちゃんの婚約者って聞いてたからどんな優男かと思えば…ずいぶんとゴツいやつが出てきたな…」

 

と、サンジはエディブルファイトが始まる前に少しだけ話した大会主催者であり、傍らに双眼鏡をしかと持っていた女性を思い出してそう言うと

 

「なんだマルミエータの知り合いか?

 

まぁいい。サンジ、お前の試合は見ていたがかなりの腕前だな。

 

流石かの赫脚のゼフの薫陶を受けただけのことはあるな。」

 

「っ!!何処でそれを…」

 

「ゼフのおっさんには一時期料理を教わったからな。

 

まぁ俺は俺の作れる最高の料理を作るだけだ、せいぜい会場を2人で沸かしてやろうじゃねぇか」

 

「それでは2人の料理人の準備が整うのを待つ間にルーレットを!

 

今回のテーマは…な!なんと奇しくも決勝戦と同じくテーマはカレー!

 

これはサンジ選手!決勝戦で最高のカレーを作ってしまった事で不利か!?」

 

「おい司会者、コック舐めんなよ?コックなら手札の一つや二つや三つや四つ持ってるのは当たり前だろうが。

 

たかだか数皿でそのコックの全てがわかるっていうのか?」

 

と包丁片手に口を開くサンジ

 

「おぉーっと痺れる言葉!ルックスもいいがその態度も惚れちまいそうですねー!」

 

「よせやい、男に興味はねぇよ」

 

「では両者準備が整ったようで…エディブル・ファイト、レディー…ゴー!!」

 

その言葉と共に2人は猛然と調理にかかり出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

そうしてその日の夜

 

 

「プラチナム・チキンカレー…流石世界最高の料理人。看板に偽り無しってか?」

 

サンジは1人ガレーラカンパニーの屋上にて昼間のエキシビジョンマッチを思い出していた。

 

こっちにも配膳されたのを食して見たがまずはルゥ。

 

丁寧に調理され極限まで引き出された玉ねぎの甘みに濃厚な鳥の旨味。

 

何度も濾された事によりその舌触りはとても滑らかでありながらその合間合間に口の中に広がるボリボリとした食感。

 

あれはきっとキャラメルだろう、そしてその中には粗挽きのスパイスが閉じ込めてあり程良いアクセントになっていた。

 

そしてクミン、コリアンダー、クローブ、カルダモンといった一般的にカレーに使われるスパイスの他にラカンカやスーマックといったスパイスにより味を一段上に押し上げていた。

 

そしてライスもだ。

 

三種類の品種のライスを使いそこに米麹を入れる事によりそれらを違和感なく一つにまとめ上げていた。

 

そして極め付けはルゥに使われた出汁、通常は一度でいいものを

 

「まさか三回もとってるとは恐れ入った、二回出汁をとったチキンスープは黄金に輝くというが三回となればさしずめプラチナ…プラチナム・チキンカレーとはよく言ったもんだな…」

 

とクリークの作り上げたカレーに思いを馳せていたサンジに声がかけられる

 

「あ、いたいたサンジくん。ルフィがさっきからカレー作ってくれってうるさいのよ」

 

「あぁ、悪い。そういや晩飯まだ作ってなかったな直ぐに作るからちょっと待っててくれ」

 

「…昼間の勝負、やっぱり悔しい?」

 

「いや、おれは出来るだけの物を作ったさ。おれ達の船長が食べたいと思うようなそんなカレーをな」

 

「ま、あたしはサンジ君の料理は好きよ?」

 

「ナ、ナミさんがおれの事を好きって!」

 

そんな言葉に繰り出されるのは一味の軌道修正に一役買っている鉄拳

 

「言ってないから!…全く落ち込んでるんじゃないかと思って損したじゃない」

 

「…落ち込んでるってのは違うぜナミさん、それよりもまだまだ料理の世界は広いってワクワクしてるところさ。

 

世界最高の料理人、か。オールブルーもだけどそっちを目指してみるのもありかもしれねぇってさ」

 

「ふーん?まぁ料理が上手くなるのは大歓迎だけど…」

 

「さて!じゃあうちの船長が腹を空かせてるだろうしいっちょ最高のカレーでも作ってやるか!」

 

そうしてサンジは新たな壁を心に留めつつ立ち上がり自らの腕を奮いに厨房へと向かうのであった。

 

 

 




華麗なる食卓アニメ化しないかなぁ、無理だろうなぁ。

中の人が料理人さが好きだった場合。

現代の調理技術を持ち込んだ上でこちらの技術と融合。

自ら腕を奮いそれらの報酬を元手に瓶詰めや缶詰など元の世界の保存料理をこちらの世界に持ち込んだ。

航海が多いこの世界ではバカ売れ、それらの儲けを更に食糧分野に投資、莫大な額を稼ぎそれらを纏めて一つの会社へと一代で成長させた。

その分野の為か海軍やマリージョアにも多くの食料等を納めており世界の食の半分以上を支配していると専らの噂である。

若い頃にはゼフやシュトロイゼンといった料理人に師事しておりあの物騒な世界で放浪していた事もあり戦闘の腕はそれなり、勿論一流の強者には敵わないが。

ビッグマム相手には傘下では無いがお菓子を納品しておりお茶会に呼ばれる程度のポジション

本拠地は美食の街プッチで自らの経営する会社の本社もそこにある。

婚約者のマルミエータとは父親であるプッチの市長、ビミネに気に入られて以来の中である。




獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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