マイクラたのちぃ
原作の通りオトヒメ王妃がやってくるとは・・・
耳敏い者は直ぐにそれを聞きつけ何やら裏で動いていた。
そしてそれを取り締まる為にクリーク達海軍は大忙しであった。
天竜人と一緒に来たという魚人島の王妃、噂が広がるのはあっという間で一目それを見れないか、と人々はかなりの興味を持ち、そしてやはり悪い考えを持つ者はいるもので、裏では高く取引されている魚人、しかも地上には滅多に上がって来ない王族とあってはよからぬ考えを持つ者もいるのだ。
その為海軍は不法にマリージョアへ入ろうとする者の排除であったり、マリージョア内で良からぬ者を捕らえる為に大忙しであった。
何しろオトヒメ王妃が来る事は事前には知らされておらずいきなりだったので、当然警備の計画など立てている筈も無く海軍はその対応に追われていたのだった。
その一方でクリークはオトヒメ王妃に面会を申し込んでいたが、これがなかなか通らず、原作を知っているクリークは自身の執務室でヤキモキしつつ今後の事を考えていた。
原作ではミョズガルド聖はジンベエの七武海加入により、恩赦として自身の奴隷から解放された魚人達を取り返そうと考え自身の船で魚人島に向かい、そしてそこで難破し魚人島にて治療を受け送り届けられるとなっていた。
今回は天竜人がとある病疫にて激減しており、その為各天竜人には一人一人護衛という名目で監視がつけられ、できるだけマリージョアから出ないように・・・言ってしまえば軽く軟禁をしていたので大丈夫だろうと高を括っていた。
そう、高を括っておりいざその時になればほぼ原作通りとなってしまった。
勿論今回の件でやらかしてくれたガバナー大尉についてはとりあえず抗命罪で独房にぶちこんである。
叩けば色々と埃が出そうなので最終的には見せしめも兼ねてインペルダウンに叩き込む予定だが。
何はともあれ天竜人の遭難、魚人島への漂着、そしてリュウグウ王国によって救助されオトヒメ王妃まで同行、とここまで原作と同じ流れを辿った以上、今のままならこの先も同じになるだろう。
オトヒメ王妃はミョズガルド聖に対して根強い説得を行いとうとう魚人族と人間の友好の為にと一筆を書き、それがホーディ・ジョーンズの琴線に触れ"オトヒメ王妃暗殺事件"を引き起こす事態となり、ホーディは狡猾に立ち回り人間をオトヒメ王妃の暗殺の犯人に仕立て上げた。
それにより魚人族と人間の間には再び深い断絶が横たわり、そしてそれは麦わらの一味が魚人島に訪れる十数年後まで続く事となったのが原作での流れである。
そしてそれを何とかしたいのが本音であるが
「よりにもよって何でこの大事な瀬戸際に新世界行き・・・」
代わりに誰かを行かせるとなると・・・まず最有力候補はクリーク自ら未来予知という名目で原作知識を教えてあり、尚且つある程度魚人島の住民と面識があるテゾーロ。
だが今回彼は残念ながら営業の為にシャボンディを離れており直ぐにはこちらに戻って来れないとの事。
となれば次点としてはギンだが彼もファウス島で留守番のまま。
どうしたものか・・・と考えふと思い出す。
「そうか!丁度いい人材がいたな!」
シャボンディに滞在しており、そしてそれなりの戦闘力も持ち、そしてこちら側の人間でもあり。
そして更に言えばこれ以上無いくらいに魚人島の事を知っている絶好の人材が。
丁度いい人材、一体誰だろうなー(バレバレ)
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)