さて、あと少しドレスローザでやりたい事が・・・
「そう言えば大人間たちはどうやってこの島に来たれすか?」
鉄橋へ向かう道すがら肩に乗ったコットンがそう尋ねてきたので
「普通に橋を渡ってきだけだぞ?あと大人間だと全員になるから名前で呼べ、若しくは階級の少将でもいい」
と答えておく、まぁ周りの闘魚を蹴散らしてたのが普通に渡ってきたと言えるかは知らんが。
「くりーくは強いのれすか?あの橋の周りは闘魚って凶暴な魚がいるれすよ?
普通の大人間のはわたしたちならやっつけれるれすが普通の大人間のはわたしたちより弱いと聞いてるれすが・・・」
「んー・・・まぁ間違いじゃないが別に全員が弱いと言うわけでもない。
人間ってのは強さの差がでかいんだよ、一人で国を落とせるような人間もいれば普通の獣に勝つ事もできない人間もいる。
お前たち小人族は生まれながらの資質・・・その尻尾なんかがいい例だな、種族差ってやつさ。」
「大人間って色々と難しそうれすね・・・」
「とりあえずこれからおいおい習っていけばいいさ、さてじゃあコットン、早速一仕事してもらうか?」
と道中で話し合ってる間に鉄橋に着いたクリークは首を傾げるコットンに向かってそう伝えたのだった。
「コットン、お前には俺達が橋を渡る間に上空から闘魚の位置を伝えて貰いたい。
こっちが小型電伝虫、これに喋りかければこちらに声は伝わるしこっちの指示はこいつが伝えてくれる。
そしてこっちが映像電伝虫の送信機だ。
まぁ今回は受信機を持ってきて無いので役には立たないがな。
取り敢えず言っておく事は一つ、勝手に野生に返したりしない事だ、いいな?」
「わかったれす、くりーく達が橋を渡ってる間に上から見て飛びかかってくる闘魚がどちらからくるか伝えたらいいれすね?」
「あぁ、進行方向を前に右か左かで伝えてくれればいい。
突撃形態っ!!お前ら!今回は来た時と違い全員で駆け抜ける!露払いはしてやるから遅れはとるなよ!!」
応っ、という声と共に素早く陣形を組ませコットンに飛ぶように伝えるとそのまま前身する。
愚かにも直進してくる獲物を前に闘魚は次から次に飛びかかるもその自慢の角と牙は空振りに終わった。
愚かな獲物だと思っていた相手のスピードが尋常では無かったからである。
視認し、飛びかかり、橋を噛み砕く頃にはその姿は既に先にあったのだ。
まぁそれもこの人員においては当然の事だ。
クリークが指揮する"海軍独立遊撃隊"は精鋭揃いである。
別に精鋭が配属されると言うわけではないが一部では"海軍で最も戦闘が多い部隊"とも言われるほどに戦闘経験が多くその為否応にも一人一人が研ぎ澄まされていくのである。
当然そんな部隊に所属していてはいつ死んでもおかしく無い為全員がきちんとトレーニングを自身に課しておりその身体能力は海兵の中でも平均より高い部類なのだ。
そうして特に障害も無く駆け抜けていたところで小電伝虫からコットンの声が流れてきた
『くりーく、お前たちのスピードに合わせる為か途中で襲うのを辞めて闘魚達が出口のとこに先回りしたようれす、左右どちらにも控えてるれすよ』
そんな情報にスピードを緩めず
「数はどのくらいだ?」
『いまのところ右に3左に4、左右共に続々と向かってきてるれす、最終的に10は超えるかもれすよ」
「わかった、カフウ機鳥形態に変更接敵時の援護を頼む。コットンはカフウに対して可能であれば指示を出してくれ、最初は簡単なものでいいから」
『わかったれす、援護は任せるれすよ』
「全員抜刀!この先橋の出口付近で闘魚が群れで待ち構えてるらしい!
特に倒す必要は無い!吹っ飛ばしてしまえばいいので各自奮闘するように!」
と足を緩めず声をかけ暫くすればまるで弾丸の如く闘魚達が襲いかかってくるのであった。
む、終わらせたかったのだが・・・まぁいいか
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)