「ずっと晴れたままなのはありがたいな」
「まぁ空の上ですからねー」
「雨とかって降らないのか?ここは」
「まぁ空の上だからなー」
そんな会話をしつつ一行は風貝(ブレスダイアル)が搭載された船、ダイアル船でアッパーヤードとここでは聖地と呼ばれる場所に向かっていた。
ダイアル船なので漕ぐ必要なく勝手に動いてくれるが進路は手動でとらないといけないので舵にクリークがつきテゾーロは見張りを、ギンは今回かき集めたダイアルを物珍しげに眺めながら
「しかしボス、こんなにダイアルっての集めて何に使うんですか?」
と灯貝(ランプダイアル)を持ち上げて見せるギンに
「まぁメインとしてはダイアルによる装備の改良だな、まぁ深くは考えてないが色々と役に立ちそうだと思ってな」
一行は今回の取引で色々とダイアルを手に入れた。
例えばこの船に使われているような風を噴出する風貝(ブレスダイアル)や音声を録音、再生できるカセットのようなダイアルの音貝(トーンダイアル)。
光を蓄え、長時間微弱な光を放つことも可能な灯貝(ランプダイアル)や
灯貝と違いの微弱な光ではなく、ため込んだ光を一気に解放する閃光貝(フラッシュダイアル)。
炎を蓄え料理などの時にコンロ代わりに使われる炎貝(フレイムダイアル)や同じく温めるのに使われる熱貝(ヒートダイアル)、香りのある気体を蓄える事のできる匂貝(フレーバーダイアル)。
映像貝(ビジョンダイアル)と呼ばれる映像を記憶するダイアルや液体を蓄える事ができる水貝(ウォーターダイアル)
残念ながら危険だからか衝撃を溜め込む事ができる衝撃貝(インパクトダイアル)は売ってあるのが確認できず、排撃貝(リジェクトダイアル)、噴風貝(ジェットダイアル)といったとても欲しかったものは絶滅種なので当然確認出来ず。
これも欲しいと思っていた原作に出てきた斬撃を蓄える事ができる斬撃貝(アックスダイアル)。
これはそもそもスカイピアには存在しない種らしくエネルの部下の者が手にしていた事から手に入れるのならエネルの故郷・・・ビルマ?ビルカ?まで行く必要がある。
まぁそれは流石に手間なので今回は諦めるが。
そして最もポピュラーだった雲貝(ミルキーダイアル)
これは千差万別あらゆる加工雲を蓄える事のできる貝でこれがあれば戦闘の手札が大きく広がるのだが残念ながら・・・ひっじょーーに残念ながら加工雲自体が空島の環境でなければ力を発揮しないため、青海では使用不可能との事なので残念ながら諦める。
まぁ研究用に数個購入したけども。
「料理に使ったりするもので武装を強化するれすか?」
そう言いつつ自分の体よりも大きなヒートダイアルを転がしながらコットンがそう尋ねるも
「便利な物ってのはえてして武器に転用されるもんさ。
例えばフレイムダイアルは火炎放射器になるし、お前が転がしてるヒートダイアルなんてちょっと槍なんかに仕込めばヒート・ジャベリンになったりする。
というか危ないから転がすのをやめような?」
とコットンからヒートダイアルを取り上げつつクリークはそう言う。
「むぅ、くりーくは考える事が物騒れすよ」
と言いつつ不満そうなコットンにテゾーロが口を出し
「コットンの嬢ちゃん、その考えは別にクリークに限った話じゃねぇよ。
嬢ちゃんのとこならいざ知らず、外の世界ってのは大体そんな考えがあるもんだよ」
そんなテゾーロの言葉に
「外の世界とは物騒れすね・・・ドレスローザとは大違いれす」
まぁあの国は貧しいながら決して戦争などおこさない平和な国だしそれもそうだよな、と思いつつ前方に森が見えてきたので舵を切る。
「よし、そろそろ島に入るぞ。各自警戒するように」
とクリークは告げるのだった。
コロナで騒がしいですが皆様体調にはお気をつけてー
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)