起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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さてそろそろ空島も終わりですねー

エネルの使う黄金は残しといた方がいいかと判断したので遺跡は見つけれませんでした。

ロビンも直ぐには気付けませんでしたしエネルも見つけるのに四年くらいかかってますしね


金鐘在処 ドンクリークさん

「おいクリーク、黄金の鐘とやらがあるんじゃなかったのか?」

 

「あっれー!?何で?確かジャイアント・ジャックの上にあった筈じゃなかったか!?」

 

一行はジャイアント・ジャックを頂上まで登り切った。

 

そして黄金の鐘を目にする・・・筈だったのだが残念ながら実は黄金の鐘があるのは頂上では無く弾き飛ばされ近くの島雲に乗っているのだ。

 

原作ではエネルがマクシム・・・空飛ぶ船に乗って頂上に向かったし、ルフィも頂上に向かったのでそれ故の記憶違いであろう。

 

「どうしますボス?目的の物が無いんじゃ態々来た意味が・・・」

 

「ぐぬぬ・・・よしコットン!カフウ!この辺り一帯を確認してきてくれ!」

 

「まぁ、クリークが言うなら見てくるれすが・・・」

 

そう言ってカフウに搭乗したコットンは上空に躍り出る。

 

あってくれよー?とりあえずこれが無けりゃ最終手段のヌシの腹の中というあまりやりたくない手になるんだから・・・

 

クリークはこの空島に来るにあたってダイアルの収集と黄金の収集という目的があった。

 

ダイアルに関しては既に複数種類、複数個づつ手に入れる事ができた。

 

これは購入さえすればいい話だと考えていたので問題は無かった。

 

まぁ希少な物は手に入らなかったが。

 

そして黄金の入手に関しては遺跡から全部とは言わないが半分くらいパクればいいと考えていたが残念ながら肝心要のその遺跡が見つからなかったのだ。

 

その為B案の黄金の鐘の柱をパクリに来たのだが今のところあると思ってた場所には無かった。

 

この為黄金の鐘が見つからなければC案・・・麦わらの一味が手に入れた黄金という事になるのだが・・・

 

「できればその手段は取りたくないよなぁ・・・」

 

とクリークは嘆息する。

 

麦わら一味が手に入れた黄金はヌシ・・・巨大な蛇の腹の中にあり危険性が高いというのもあるが何よりあの黄金はとても重要な存在なのだ。

 

額にして3億ベリー分、それらは盗まれたものの彼らの新しい船の素材として必要不可欠だろう。

 

空島に冒険に来てお宝が無いというのも悲しいだろうし。

 

クリークがそう考えていると

 

「くりーく!向こうにあったれす!キンキラに輝く鐘があったれすよ!!」

 

周囲一帯を確認してきたコットンのその声にクリークは拳を握りしめたのだった。

 

「・・・どうするよこれ」

 

コットンが持ってきた情報は少し離れた所にぷかぷかと浮いている島雲に黄金の鐘があるというものだった。

 

が、場所が悪かった。

 

蔓の頂上は島雲からは距離がありしかもぷかぷかと浮いており歩いていくというわけにはいかない、一般人ならどうしようもないだろう。

 

まぁそうは言ってもここにいるのは一般人とはかけ離れた者達である。

 

トリトリの実モデルイーグルを食したガトリングガン、カフウ。

 

それに跨るのは世界の常識を教える代わりにクリークの協力者となっている小人種、トンタッタ族の偵察部隊を務めていたコットン。

 

天届く秘境"メルヴィユ"を故郷とし、その島の固有種であり三式を習得した本部二等兵である異形の熊・・・熊?であるシグマ。

 

そして本部大尉であり超人体技"六式"を習得している副官のギン。

 

そしてクリークの協力者でありゴルゴルの実の能力者であるテゾーロ。

 

そして六式を習得した上に高い戦闘能力を持ち本部少将を務めるクリーク。

 

この面子にとって空を飛ぶのなどお茶の子さいさい・・・

 

「あ、テゾーロは空飛べねぇな」

 

考えてみればテゾーロがどうするんだと言うのも納得である。

 

彼は確かにゴルゴルの実の能力を持つ優れた能力者でありクリークとも長い付き合いではあるが空を飛ぶ手段は持っていないのだ。

 

「仕方ねぇ・・・ほれ」

 

そう言って屈んで背中を見せるクリークにテゾーロは

 

「おい、おぶされってのか?」

 

そう反論するも

 

「仕方ねぇだろ、お前が来ないと話にならんだろ」

 

「・・・わかったよ」

 

と渋々クリークの背中におぶさるテゾーロ。

 

コットンはカフウに搭乗し飛び立ち、シグマとギン、クリークはその類稀なる脚力で空を跳ぶ事ができる体技、月歩にて、そしてテゾーロはクリークに背負われた状態で空へと躍り出た。

 

「・・・おれも空飛ぶ手段手に入れるか」

 

とぼやいたので

 

「おぉそりゃいいや、後で月歩でも教えてやろうか?」

 

「いやいや、やってたまるかあんなの。六式ってあれだろ?めちゃくちゃ習得するのは大変なんだろ?

 

まぁ、何かしらゴルゴルの実で上手くやるさ」

 

「まぁそれならいいが・・・コットン、場所はこっちで合ってるか?」

 

「えぇこのまま真っ直ぐれす、あと少しで見える筈れすよ」

 

コットンのその言葉通りしばらくすれば探し求めていた黄金の鐘が見えた。

 

浮かぶ島雲に降り立ち一行は大口を開けてその鐘に見惚れていた。

 

「こりゃまた見事な・・・」

 

「ボス、これ全部黄金ですか?」

 

「作るの大変だったんじゃないれすか?」

 

「ぐるる」

 

黄金の鐘

 

空島にこの大地が吹き飛ばされた時に鳴ったという天上の歌声。

 

原作では空島に行く時に麦わら一味への協力者となっていたモンブラン・クリケット。

 

彼が探し求めていたものでもある。

 

「しかしこりゃ見つけきれないのも納得だな・・・」

 

黄金の鐘があった島雲は他の小さな島雲に隠れるように浮いていたのだ。

 

 




明日で終わらせれる・・・かな?

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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