そとーでごはんーたーべーよー
「まず俺が考えてるのが現在の状態、世界政府からの横槍があちらこちらで入る状況を何とかしたい、というのが本音だ。
確かに海軍は世界政府の下部組織ではあるがこうも圧力が多くてはその内こちらまで巻き込まれて共倒れになるかもしれない、最近囁かれだした"革命軍"なんかが良い例だろう。
とりあえず今考えているのは上からの命令で手配になってたり手配取り消しになったりする現状の対策として専門の委員会の設立を行いたい」
「専門委員の設立〜ぅ?どんなもんを作る気なんだい?」
「簡潔に言えば、通報即手配ではなく事実関係を調査の上で懸賞金をかけたり、同じく現状を調査した上で手配取り消し、過去に懸賞金がかかったまま現状が不明の者も多いのでそれの整理も兼ねて行う内部組織の様なものの設立だ。
いつだったかコング元帥に上申して採用された"情報班"、"補給班"、"工作班"の設立及び"科学班"と"技術班"への分離と同じ様にその役割に応じた 部署の設立を考えている」
「ふーん、で先輩の狙いはなんなのさ?」
「狙いは3つ、1つは上からの圧力や虚偽の報告による指名手配及び手配取り消しの低減。
2つ、虚偽の申請による不正な懸賞金の受け取りの防止。
3つ、危険度と手配額の均一化、これは不均等となっている危険度に対し見合わない手配額やその逆を防止する目論見だ。陸と海での手配額の差も何とかしたいがな」
「そうそう上手く行くもんじゃあなかろう、だいたい今の世は海賊が多すぎるじゃけぇ」
「まぁサカズキの言う事はわかる、がそもそもだ。
海賊の定義が現状では曖昧すぎるんだ、だから海への冒険…主に財宝探しや未開拓地域の探索で海に出るにあたって誰もが"海賊"というのを気軽に使っている。
俺が考えた海賊の定義としては
"船舶、町や村、人または財産に対して行われる、私有の船舶による私的目的のために行う不法な暴力行為、抑留又は略奪、及びそのような行為を煽動又は故意に助長するすべての行為"
これらを行う者達に重点に置き冒険を主とする"自称海賊"においては捕縛よりも指導、警告を行うべきだと考えている」
「まぁ〜確かにしっかりとした定義はあった方がいいだろうねぇ〜」
「自称海賊が何故海賊を名乗るか、それは知らないだけだからだ。
そうじゃないと現状いちいち捕縛していてはキリが無いしこれから更に自称を含み海賊は増えていくだろう。
そして警告を守らず海賊旗を掲げ続けたりする場合はそれこそ処罰を与える体制に持っていけばいいし、何より海軍の人員が限られてる上に各支部と本部の能力差が激しい以上全ての海で同じだけの成果を上げる事は不可能だ。
一罰百戒により海賊の出現低下を狙うのは勿論ありだがそれでも海に出る理由として海賊旗を掲げる者は後を絶たないだろう、今回の海賊王の宣言による自称を含めた海賊の増加が良い例だろ?」
「うーん、確かにセンパイの言う通りかもしれないねぇ」
「海賊王云々言うが言ってしまえばこれはロジャーの財宝探しだ。
それなのに海に出る者全てが自分の海賊旗を掲げている。これまで海賊に対して厳しくあたってきたにも関わらず、だ。
俺はそういう風に考えてるが三人はどう思う?」
「じゃが簡単には言うがそれだけの体制を変えるとなると少なくとも数年はかかるじゃろう?」
「とりあえずここの三人と俺、後ガープ中将とセンゴク大将にも話を通してコング元帥に上申して来年辺りから動き出せればと考えているが賛同してくれないか?」
「うーん、まぁ構わないかなぁセンパイの言う事にも一理あるわけだし?」
「わっしも構わないよォ、上に好きにやられるのが今よりは減るんならそれに越した事は無いしねェ〜」
「サカズキはどうだ?」
「うーむ…じゃが海賊は捕縛するべきじゃとおもうがのぅ」
「サカズキは頭が硬すぎるんじゃないのォ〜?」
「今のところ海賊に対してもそれぞれ手配、懸賞金の見直しもするし情報班と連携して危険度が高いのから捕縛すればいいんじゃなぃ?」
「一先ず、今後の方針として今までは海賊旗を掲げた船への対応はある程度本人に任されていたが、これからは情報班と連携してをしっかりとっていく体制にしたいと思う。
そして本題の世界政府からの干渉だが…サカズキとクザン、お前達ちょっと対立しないか?」
「対立じゃと?」
「えー、今度は何企んでるの?」
「別に今すぐ対立というわけじゃなくてな、この制度に反対な"海賊に慈悲なし"なサカズキと"ちゃんと見極めるべき"のクザンにするとだな、多分この件に対して快く思わない勢力がサカズキに接触してくるんじゃないかと思うんだよ、なに政府とは言わないがな。」
「成る程ねェ、それでその接触してきた勢力に入り込みこちらに情報を流してもらうという事かァ〜」
「面倒そうじゃのぉ、クザンがやればえぇじゃろう」
「いやいや、海賊死すべしを掲げてるサカズキさんじゃないとダメでしょ、おれなんかがいきなり強硬派になるのも怪しさ満点でしょ」
「その点ならあっしも賛成だねェ、あっしは何をしたらいいのかねェ〜?」
「ボルサリーノにはどっちつかずな感じで動いてもらいたい、どちらの陣営に属してるとも言い切れない状態が良いだろうからな」
「クリークよ、わしらにばかり面倒なことさせんでおんしもさっさと上に登ってこんかい」
「あ、サカズキさんセンパイこの前准将への昇進試験落ちたんでそれ言わない方がいいですよ?」
「筆記、特に数学がダメだったらしいねェ、大事だよォ?弾道計算とかに必須なんだし」
「む・・・それはすまんのぅクリーク、まぁまだ次があるじゃろうからその時頑張ればえぇじゃろ」
「しゃらっぷ!どいつもこいつもぉ!こちとらあんたらみたいな化け物じゃ無いんだからそう簡単にいくか!三人共その内大将になるだろうけどこちとら一般人なんじゃい!」
こうしてクリークは自身の考えをこの会談により伝え終えた。
詳細はつめる必要はあるがこれで計画は一歩前進したな。
さてとりあえずこっからの20年ほどが勝負か、まずは予定通りオハラへの介入といきますかね…
クリークさんの所見、脳みそ筋肉なのに賢く見える
というわけで将来の三大将に自身の考察を伝えたクリーク、次回からは時間軸を調べる為にオハラへと向かいますのでお楽しみにー
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)