いざ、ウォーターセブンへ。
どういう風に持っていったもんか・・・
ウォーターセブン。
言わずと知れた造船の町である。
偉大なる航路の島であるため、周囲の島との連絡がつきにくく数年前までは大海賊時代の煽りも受け荒廃していものの、海列車の開通によってサン・ファルドやセント・ポプラ、プッチやエニエス・ロビーとの間に定期便が開通。
物資も豊かになり、次第に風光明媚な造船都市・観光都市へと復活した島である。
今はまだ造船会社がひしめき合い切磋琢磨しているようだが、原作で麦わらの一味が訪れた頃には統合されガレーラ・カンパニーという巨大造船会社ができていたな。
とりあえず止めるべきは政府の秘密機関"サイファーポール"の暗躍阻止であろう。
スパン・・・ダ?だったかスパンダの暗躍によりあわれ海列車の開発者である船大工のトムは処刑され、フランキーはそれを止める為に大怪我を負い、そしてサイボーグとなってしまっていた。
スパンダの目的はトムが持っていると思しき古代兵器"プルトン"の設計図だ。
古代兵器のプルトンに関しては原作でも少し語られていたがなんでも"戦艦"との事だった。
太古の時代、この島で古代兵器である"プルトン"が造られたが、当時製造に当たった船大工たちは万が一他の古代兵器が復活した場合の対抗手段としてプルトンの設計図を代々最高の船大工に伝承させることにした。
そして当代最高の船大工としてトムがその設計図を所持しておりスパンダ達はこれを狙っていた。
最もその計画はお粗末なものであったものの最終的に船大工のトムは護送され、プルトンの設計図はフランキーことカティ・フラムの手に渡っていた。
今回の目的は船大工、トムの救出である。
表向きの目的は"ミリタリスタ計画"のメンバー勧誘としセンゴク元帥に許可をとり部下を率いて習熟航海ついでに新造船"フィーネ・イゼッタ号"で出航する。
数日ほどでウォーターセブンへ到着、当初は見た事の無い海軍の船、という事で騒ぎになったものの運が良い事に船を見に来た群衆の中に対象を発見、早速話しかけにいく。
「その特徴的な姿、アンタが船大工のトムで間違いないか?」
「いかにもわしが船大工のトムじゃ、アンタは見た所海軍の人間じゃろ?・・・だったか?裁判の件か?」
そこにいたのは大柄な男、額には双角、黄色い肌を持った・・・何の魚人だったっけ?(コンゴウフグの魚人)
ウォーター・セブンで最も腕が良いとされ、トムズ・ワーカーズを率いて海列車を完成させた男だ。
「いや、裁判についての話は聞いているが今回は別件だ。」
裁判という言葉通り今回この男はとある罪により判決を受ける事になっている。
その罪はかの海賊王"ゴールド・ロジャー"の船を作ったという罪。
本来であれば船大工が誰に船を作ろうとも罪には問われない。
だが、海賊王に関しては特例とされ彼の海賊行為に少しでも肩入れしたと見做される者は全てが危険人物、故に死刑。
というのが当初の判決であった。
しかし死刑判決を受けたトムは胸を張って海列車の構想を語り、それ故に10年の執行猶予が受けたのだ。
そしてそれが10年程前、五日後には再び司法船が来てトムに判決を言い渡すだろう。
「となると一体何事じゃ?」
「その前にあの船を見てくれ、どう思う?」
そう言って停泊したフィーネ・イゼッタ号を指して見せれば
「ふむ・・・ドンとしたいい船じゃな。あのタイプの船にしては喫水が少し深いが何かが原因で重さもあるじゃろ。
ところどころ見慣れん艤装があるがありゃあ・・・なるほど自動化で人が操作する部分を抑えておるのか、良く考えたもんじゃわい。
んん?海中でよう見えんが船底になにやらついとるの、ありゃ何じゃ?」
「あれは政府で研究している新しい推進機関だ、それより俺の目に狂いは無かったな。
船大工のトム、今回俺はアンタのスカウトをしに来た。
自己紹介が遅れたな。海軍本部少将、海軍独立遊撃隊を率いらせてもらっているクリークだ宜しく頼む」
そう言ってクリークはトムの横で目を見開く少年たちを横目に右手を差し出すのだった。
というわけでウォーター・セブン過去編開幕!
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)