後日、トムは話を受け入れて避難を承諾してくれた。
そしてそれに着いて来ると言い出したのがフランキーことカティ・フラムだった。
廃船島での一件や、自身の船が襲撃に使われた事により最近は色々もやもやと悩んでいるようであった。
今回その悩みを打ち払うためにトムに同行する事を申し出たのだ。
何故なら避難すると決めた島はここ"ウォーター・セブン"とは違う造船を生業とする島"ゾッセーン島"であるからだ。
フランキーも造船技師の端くれ、ここと違う環境ならば・・・と考えたらしい。
まぁ少し増えるくらいなら問題無いと承諾した。フランキー以外の面子だがアイスバーグはウォーター・セブンに残るらしい。
海列車の整備や他の造船業者との兼ね合いもありトムズ・ワーカーズの代表としてアイスバーグが、海列車の運行もありココロが残るとの事だった。
因みに巨大なカエル・・・ヨコヅナはトム、フランキーに同行するらしい。
クリークはトム、フランキー、ヨコヅナをゾッセーン島まで送り届ける過程でトムと外輪機関の話し合いを行い改良点なんかを教えてもらった。その傍ら、フランキーはフィーネ・イゼッタ号をあちこち見回りつつ新たな船の設計図を、ヨコヅナは何やらマガツノやシグマと取っ組み合いをしていたようだ。
ウォーター・セブンを出て数日程、一行はようやくゾッセーン島へ到着した。
「いやぁ!色々と骨を折ってもらってすまんの!」
「いやいや、アレの策謀は色々と望ましくないのでな・・・これくらいでCPの目を誤魔化せるんならそれに越した事は無い」
「おい、スゲェぜトムさん!アレなんか超大型のパドルシップだ!おぉっ!!ありゃ最新のカルヴァリン砲じゃねぇか!?」
クリークとトムが話し合う側でフランキーは色々と新しい環境に大はしゃぎしていた。
「とりあえず話はつけてある。紹介状を認めてあるからそれをこの地図の場所に持って行くといい。
一、二年程して落ち着いた頃を見計らってまた迎えに来るので暫くはここにいてもらいたい」
「たっはっはっ・・・!ドンとわしに任せい!この島でもドンとした船を作ってやるでな!」
「・・・あまりやり過ぎ無いように頼むぞ?スパンダムの奴が嗅ぎつけたらまたここで同じ事やるだろうしな」
「安心してくれよ海兵さん!トムさんはそこら辺無頓着だがおれに任せといてくれ!そのスパンダとかいうおれの船をいらん事に使ったのがきたら今度こそぶっ飛ばしてやる!!」
「いや、ぶっ飛ばすのは最終手段でな?とりあえずそこら辺はくれぐれも頼んだぞ?」
とりあえず諸々をトムにお願いしたクリークはこうして無事にトム、フランキー、ヨコヅナを送り届け、マリンフォードへと帰還するのであった。
「おぉ何じゃクリーク、おんしも戻ったのか」
マリンフォードに到着したクリークに声をかけたのは同じく船から降りるとこだった赤犬こと海軍三大将の一人、サカズキであった。
クリークの同期でもあり希少なロギア系、マグマグの実の能力者でもある。
「お前も戻ってたのか、珍しいな顔を合わせるのは」
そう、以前は定期的に会合を設けていたがサカズキ、クザン、ボルサリーノが大将となり、またクリーク自身も最近は色々と忙しく、前とは違いなかなか四人で集まる席を設けれないでいた。
「ほうじゃ、後で夕飯でも食わんか?色々と話し合いたい件もあるき」
「まぁ俺は構わんぞ?とりあえずセンゴク元帥に諸々報告してきて技術班に顔出してからになるが・・・」
それで構わない、とサカズキは了承しクリークはセンゴクの元へ
「おぉ、どうだったウォーター・セブンは。
ミリタリスタ計画へのスカウトという事だったが上手くいったのか?」
センゴクのその言葉にスカウトという名目で向かった事を今更ながらに思い出したクリークであった。
さてしばらくはゆっくりあるのかな?
現在原作開始八年前、強いて言えばハートの海賊団結成やフォクシー海賊団の結成などがあるけども
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)