起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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明日くらいにはいったんファウス島へ戻るかなー


赤色鈍色 ドンクリークさん

 

センゴク元帥への報告を終えての夕刻、クリークは赤犬との食事の為にとあるレストランに来ていた。

 

主に海軍の将官が利用するレストランで個室なんかも完備している。

 

「どうじゃった、新世界の方に行っておったんじゃろ?」

 

そしてそれらの個室の一室にクリークとサカズキの姿はあった。

 

「あぁ、元帥が言ってたのは赤髪の新世界入りに合わせて三大海賊・・・白ひげとかビッグマム、カイドウなんかが動くんじゃ無いかって話だったんだが・・・」

 

白身魚のムニエルをナイフとフォークで切り分けつつ舌鼓をうちながら答えるクリークに

 

「おんしの口ぶりじゃと問題無かったようじゃの」

 

サカズキも顔に似合わずナイフとフォークで丁寧に切り分けつつ口に運ぶ。

 

「あぁ、他の海賊がざわついたくらいで特に問題は無かったな」

 

「そういや聞いたぞ?空島にいったんちゅうんは本当か?」

 

思い出したようにそう聞くサカズキに

 

「あぁ、つってもほぼ観光みたいなもんだぞ?」

 

と空島に行った時の感じを教えてやる。

 

まぁ実際敵がいたわけでもなし、平和なもんだったがな。

 

「なんじゃ、海軍の手も入っとらんとこじゃし何か厄介なもんでも潜んどるかと思うたが・・・」

 

・・・俺が行った時はエネルがいなかったが厄介と言えばエネルこそが厄介だろう。

 

「ま、今のところは特に問題無しだな。先がどうなるかがわからんが・・・」

 

エネルがいつ来るかは分からんが暫くは空島に行く事もないだろう、主人公である麦わらが上手くやってくれる事を願おう。

 

「そうじゃ、おんしに聞いておきたかったんじゃがセンゴクさんが"ミリタリスタ計画"っちゅうんをやっとると聞いたんじゃが・・・」

 

「あぁ、それか。一応俺も計画メンバーに入ってるんだが詳細は聞いてないのか?」

 

「あぁ、わしもあちこち回っとったもんでな、何でも海兵の装備による戦力の底上げっちゅう話じゃったが、それはどれくらいの効果が見込めるんじゃ?」

 

「うーむ・・・まずは俺が使ってる武装"試作兵装群"は知ってるよな?」

 

「おんしの本気装備じゃったか・・・色々と承認はいるっちゅう話は聞いとるわい」

 

「あぁ、んでそれらで作られた装備の数々を簡略化して汎用兵装として海兵に装備させようって計画だ。」

 

「全体的に少し底上げするっちゅう肚か、どんなもんがある?」

 

「そうだな、今配備が始まってる分だと・・・鉄網を仕込んだ"黒色弾"とか催涙ガスを封じ込めた"赤色弾"、信号弾やスモーク弾なんかを撃てる特殊銃、軽さと耐久性に優れた折りたたみ式のロッド辺りか」

 

「・・・たしかおんしの部隊がつこうちょったやつかの?」

 

「あぁ、その辺りなら信頼性は高いからな。

 

他にも色々あるがあくまで俺専用に作られた装備だからな、ブラッシュアップに時間がかかっててな・・・」

 

「ま、あれらの装備じゃったらそうなるじゃろうな。

 

いつじゃったか技術班に見せてもろうたが何じゃあの鎧は、ようあんな馬鹿げた重さで動けるのう」

 

「あれだ、そこら辺は特訓の賜物って事で。」

 

「今更おんしの馬鹿げた身体能力については言わん、んでそれらの装備はうちにも回ってくるんか?」

 

「まぁ順次配備していく予定さ、今研究中なのは主に特殊な手投げ爆弾だ。

 

麻痺ガスや催眠ガス、閃光弾なんかを計画している、最終的には能力者相手に無能力者でも戦闘が可能になるようにする、というのが"ミリタリスタ計画"の最終目的さ」

 

「ほう、確かにわしのようなロギアっちゅうても閃光弾何かは効くじゃろうし、パラミシアにしても大体は原形を保つ能力じゃ。

 

麻痺なんかは効くじゃろう、ゾオンにいたっては幻獣種を除いて身体能力以外は人間と変わらんしのう」

 

「まぁ特殊効果が効きにくいロギア自体が希少だからな、今確認されてるだけでもお前とボルサリーノ、クザンの他は・・・七武海のクロコダイル辺りと他に誰かいたか?」

 

「たしか海軍に新しゅう入った若いのにモクモクの実の能力者がおったの、他じゃと政府で何やら研究しとるっちゅう科学者にガスガスの実の能力者がおった筈じゃ」

 

モクモクの実って言うとスモーカーか、もう海軍に入ってたか。

 

ガスガスと言えばシーザーか・・・というか既に何やら研究してるのか、後で居場所でも探っておくか・・・

 

「噂によれば他にも火や雷、沼なんかもあるって言う話だがな」

 

まぁ俺の手元には雪を隠してるんだがな、どうしたもんかなあれ。

 

「火なんかはわかりやすいし何とか海軍で確保したいもんじゃな、雷なんかも能力者としてはかなり破格じゃろ。

 

というか沼っちゅうんはヌマヌマの実っちゅうところか、どうやって使うんじゃ?」

 

その言葉に仮にもロギアなのに原作では扱いが可愛そうなヌマヌマの実の能力者、コリブーを思い出す。

 

・・・カリブーだっけ?そいつの能力の使い方を思い出しつつ

 

「例えばその能力で身体の中に色々と武器を溜め込んだりしてそれを使って戦ったり、相手に絡みついたり窒息させたり・・・ってのを噂に聞いたな」

 

「ほう、それがおったら物資の補給なんかには困らなさそうじゃの。」

 

「まぁ見つかってないもんはどうしようもないがな」

 

未だ見つかってないもので原作で出てきたのは炎のメラメラの実、雷のゴロゴロの実、沼のヌマヌマの実、闇のヤミヤミの実といった辺りか。

 

このまま行けばそれぞれ順当にエース、エネル、コリブーだったかカリブーだったかの奴、ティーチといったところか。

 

エースがメラメラの実を手に入れた場所でもわかりゃあなぁ・・・

 

そうして色々と気になる点を話し合いつつ夜は更けていったのであった。

 

 

 





今のところ中折れ式の単発グレネード銃やそれに使う事が可能な特殊弾やロッド。

現在開発中なのは色々と特殊効果を持つ手投げ式の手榴弾などです。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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