起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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さてだいたいの過去イベントは片付いたかな?


鈍色授業 ドンクリークさん

 

モネの独り立ちという事で技術班に連絡をいれ何点か装備を作ってもらう。

 

出来上がり次第ファウス島へ届けてくれるようにお願いし、その傍らでユキユキの実の能力者となったモネの能力慣熟訓練を行う。

 

「いいか?モネ、お前が食べたのはロギア系ユキユキの実だ。」

 

黒板にカッカッカッと書きつけ机に座るモネを見やる。

 

「ロギアってかなり希少じゃなかった!?下手すれば数十億するんじゃないの!?」

 

クリークの言葉に驚愕し"クリークさんの言ったことと言え、何で食べちゃったんだろう・・・"と頭を抱えるモネをよそに更に説明を続ける。

 

「いいか?ほぼ全ての物理攻撃が無効となるロギア系の能力は一見して無敵に思えるが"ロギアは無敵では無い"」

 

「まぁ食べちゃったもんは仕方ないか・・・海楼石を使うのと弱点をつく・・・くらいかしら?」

 

気持ちを切り替えてクリークの座学をノートの前でペン片手に前を向く。

 

「そうだな、ロギアを相手にできる方法は3通りほどある。

 

まずお前が言った海楼石を使う方法だ。

 

能力者は海に嫌われる、それ故に海のエネルギーが固形化した海楼石に触れると力が入らなくなる。

 

次に弱点をつくこと。

 

例えば海に落としたり、お前が雪ならば熱や火が天敵となるだろう。

 

そして3つ目。

 

これは覇気と呼ばれるエネルギーを使う方法だ。」

 

「・・・ハキって確か海軍が使う特殊技術だったかしら?

 

まぁ詳しくは知らないけども・・・」

 

まぁそう思うのは無理も無かろう、覇気に関してはそこまでメジャーな技術では無いしな。

 

その言葉にモネの元まで歩き指に覇気を纏わせその額に軽くデコピンをする。

 

「いったあっ!!」

 

「覇気は別に海軍が使う特殊技術というわけでは無い。

 

まぁ覇気には何種類かあるが一つを除いては類い稀な修練にて発現する。」

 

「クリークさんはその三種類あるハキっていうのを全て使えるの?」

 

赤くなった額をさすりつつ涙目になったモネにすこし強くやりすぎたか、と思いつつ

 

「残念ながら二つしか使えない。

 

悪魔の実の能力者に有効な武装色の覇気、自身の感覚を広げる見聞色の覇気。

 

そして俺は使えないが相手を威圧する覇王色の覇気というものがある。

 

これに関しては生まれつきの素質が必要とか王たるものの資質がいるとか言われていて詳しい事はわかっていない。」

 

と本当の事を言う、実際やり方分からないしとてもじゃないが自分が覇王色が使えるとは思えないしな。

 

「生まれつきの才能ってことかしら?なんとも残酷な事ね」

 

「ま、持ってないもんは仕方ない。

 

話は戻るが自然系の能力者にとって有効な攻撃となるのは武装色の覇気を含めて3つ、それ故にロギア系は無敵では無いという事だ。」

 

「世間一般では無敵と言われるのに弱点多いわね」

 

「そしてユキユキの実に関してだがぶっちゃけ言えばそこまで強く無い、クザン・・・青雉大将のヒエヒエの実の下位互換だな」

 

「むぅ・・・」

 

「とは言え戦い方次第だ、弱点を突かれなければ物理攻撃はほぼ無効。

 

そして雪という特性のもと雪を押し固めた氷も一応は使えるだろう。

 

他にも雪というのは綺麗だが時々恐ろしい面を見せる。

 

吹雪や雪崩などが代表的だな、まぁ使い方に関しては俺がどうこう指示するより自身で考えた方がいいだろう。

 

今の所は自身の身を守るものと考えればいい、そしてそれから戦闘手段として利用するんだ。」

 

「わかったわ、とりあえずクリークさんが言う通りにある程度この能力を使えるようになってからドラムには行くわ、それでいい?」

 

「あぁ、数日はここに居るからその間は見てやれる。

 

幸いにも戦闘技術に関しては下地はできているからな、その間に俺が特別授業をしてやろう」

 

「・・・お手柔らかにお願いね?」

 

苦笑しつつそう言うモネに対してクリークの座学と実技を交えた特別授業は本部からモネの装備が届くまでの10日間続いたのであった。

 

 





モネは医者の道へと進みました、コンセプトは"戦うクールなお医者さん"です

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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