起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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原作登場時 首領・クリーク 42歳

同じ年の生まれはキュロスやモーガン、シリュウなど

前話 見習・クリーク 10歳

原作開始34年前







海軍軍曹 ドンクリークくん

どうも皆さん、強くてカッコいい海賊らしい海賊、ドン・クリークです。

 

今は海兵だけど。

 

海軍に入ってから4年、入って暫く東の海の支部にて教育を受け連れてこられたのは海軍のお膝元マリンフォード。

 

あまりのキツさに何度逃げようと思った事か。キツかった。

 

本当にキツかった。

 

とりあえずこの4年の成果、なんと見習いから正式に入隊し"軍曹"になりました!

 

"首領"はまだまだ遠いけども。

 

そして確かコビーやヘルメッポが海軍に入って一年足らずで曹長や軍曹になってたのを思い出して凹む。

 

あと同期とか他の仲間になんか避けられるのよね、やっぱ悪人ヅラだからかしら?

 

いいもん!強くはなったし!とぶつくさ呟きながら素振りを行う。

 

ある海兵の話

 

 

「おい、軍曹閣下またアレで素振りしてるよ…」

 

クリークの後輩達がそんな風景を見ていた。

 

クリークが素振りを行なってるのは人一人分の大きさと重さを超える鉄柱だった。それを振り回してる彼はまだ子供のはずなのだが。

 

ブォンブォンと風切り音を鳴らすそれを片手で軽々と扱う様はそれだけの怪力と技術を思い起こさせた。

 

「あの人顔が怖いってのとあんま喋んないから何考えてるかわかんないんだよなー、喋ってもぶっきらぼうだし、小さいし」

 

というのは同じくその風景を見ている海兵の言。

 

「それはわかるけどまだ14らしいしな、知ってるか?なんか子供の頃虐待されてたらしくてそれであんな性格らしいぜ?(違う)

強さだけなら尉官クラスらしい、小さいけど」

 

「あぁ、確か年齢の件もあって暫くは軍曹で留めるとかって聞いたな、しかしそんな事があってあんな仏頂面なのか」

 

「確実に佐官クラスにはなるだろうなー、今度この前軍教官になった元・大将のゼファーさんが直々に指導するらしいぜ?」

 

「うわ、それだけ期待されてるって証拠かねぇ、六式も3つは使えるらしいしすっげぇ怪力だしわかるわ、顔怖いけど」

 

 

ある海軍教官の話

 

「すまんがゼファー、教官になって早々だがこいつをしばらく預けたい」

 

海軍を纏めるコング元帥に呼び出され執務室に入って渡されたのは一通の書類だった。

 

 

「拝見します」

 

渡されたソレは一人の海兵の書類、現在の階級は軍曹(据)。

 

「元帥、この据というのは?」

 

「あぁ、年齢の件もあって暫くは軍曹に留め置くのでな、それでだ。強さだけなら尉官クラスに匹敵するが追い追い昇進させるさ」

 

書類に目をおとすと現在14歳、まぁ妥当か。

しかしこの年でそのレベルの戦闘力とは恐ろしいな。

 

ふむ、経歴は東の海出身。

孤児であり親は不明、「守る強さが欲しい」という理由から海兵に自ら志願。

 

"鉄塊"、"指銃"、"月歩"を使える三式使いで持ち前の怪力で巨大な鉄柱を武器として使用。

 

それに慢心する事なく貪欲に鍛錬を欠かさないがその一方であまり話をしない、常に仏頂面、一人で黙々と作業する、などコミュニケーション能力に乏しいようだ。

 

 

「わかりました、暫く私が面倒見ましょう。

期間はどのくらいになりますか?」

 

「暫くは、お前の側付にして期間は…そうだな2、3年見ておいてくれ」

 

 

こういう話があったらしく。

 

 

 

「今日から俺がお前の教官を務めるゼファーだ!守れる強さとやらをしっかりその身に叩き込んでやるぞ小僧ぉ!」

 

 

ゼファーさんが直々に指導してくれる事になりました。

 

 

ゼファーさんが教官になりました

 

 

しぬ!たすけて!

 

…とかなんとか言ってるけど元・海軍大将だけあってこのゼファーさん、何しろ強い。

 

あと異名である"黒腕"の名の通り武装色の覇気を得意としており師事するにはうってつけの人材である、厳しいけど。

 

 

というわけで

 

「考えるな!感じろ!!」と「疑うな!」

 

というスパルタのもと覇気を武装色は合格、見聞色は最低ラインで習得、六式も(一応)全部習得したよ!どんどんぱふぱふ

 

 

4年かかりました、才能の無さに凹みそうです。

あと六式と覇気を身につけたところ曹長に昇進しました、苦節6年かかってるけど。

 

原作三大将がこっちがおっさんと過ごしてるあいだにメキメキと昇進してるだけにねぇ!!

 

何だあの光お化けとマグマお化けと氷お化けぇ!!

ダメージ与えても復活するし向こうの攻撃は致死レベルだし!!

 

思い出しても泣けてくる

 

光お化けは速くて当たらないしビームは超高熱だからこっちの鉄柱溶かすしさぁ!防いだと思ったら鉄柱貫通してきたんだぜあのビーム!

 

マグマお化けは一番容赦なくこっちを殺す気で攻撃してきた、熱いし範囲が広いし!こっちの攻撃は当たってもロギア系だから武装色の覇気使わないと効果無いしさぁ!

 

 

氷お化けは一番マシだったけど…いや、あんま変わらないか、冷たいし鉄柱が手にくっつきそうになったし、でも当たった感触はわかりやすいし鉄柱溶かすことも無かったから他のお化けよりはマシか

 

 

三人ともロギアだから攻撃が当たっても効果がないってのが一番でかい気がする、ロギア系探すか?いや、原作でも手に入りそうなのってメラメラとかゴルゴルくらい?原作崩壊甚だしいし難しそうだからやんないけど。

 

そこから指導を、覇気の習得にシフトしてもらって自身の身に武装色の覇気を纏う事は出来るようになった。

 

武器に纏わす事は出来ないけどね!

 

という事でゼファーのおっさん(おっさんと呼ぶと蹴られる)に休みをもらってやってきました海軍科学班!

 

というわけで海楼石で出来た棍下さい

 

 

「あぁ!?舐めてんのか?いいか!説明してやる!」

 

曰く海を固めた鉱石で(適当)

めっちゃ、硬くて加工が容易ではなく

そもそもめっちゃ希少なのでそんな大きな武器を作れないらしい

 

めっちゃ端折って説明したけど

 

「わかったか!そのでけぇ図体に合わせた武器なんぞ作れねぇよ!」

 

 

スモーカーは使ってたけどなぁ、先端に仕込んであるだけ?

それとも大佐クラスだからか?

 

 

 

あ、体もでかくなり身長も2mを超えました。

 

 

とある訓練風景

 

 

「鉄塊ぃ!」

 

「ふんっ!!」

 

 

ごっふぅ!痛い!死ぬ!死なないけど!

 

「おいこらおっさんてめぇ!覇気纏わせんな!」

 

「うるせぇ小僧!鉄塊に入るのに時間かかり過ぎだ!そのでけぇ図体は何のためにあるんだ!何回も言ってんだろうが!全身を瞬間的に引き締めろって言ってんだろうが!」

 

正拳突きを喰らった脇腹をさすりながら怒鳴ると怒鳴り返された。

 

 

 

 

まったく図体だけでかくなって態度は全く変わんねえなぁ、この小僧

 

不機嫌な面を浮かべてこっちを睨むクリークを見て思う

 

最初は三式使いという事で才能溢れる素晴らしい若者だと思っていたが口数も少なく動きも乱暴で習得したとされてる三式もどちらかというと鍛錬による成果らしい。

 

その三式も自己流で習得した様子で完璧とは言い難く持ち前の怪力で何とか形になってるような物であった。

 

 

最初はそこを修正して、六式を正しく教えていたが交流の為に着々と昇進を重ねていたロギア系の能力を持つ期待の若手三人と模擬戦をさせた所粘りはしたが流石に相手がロギア系という事もあって決定打に欠けていたようであった。

 

自身もそう思ったのか

 

「おいおっさん!!ロギアをぶん殴る手段ねぇのか!!」

 

と言い募ってきたので海楼石と覇気の話をすると

 

"教えやがれ!!"と怒鳴ってきたので武装色を纏わせて頭ぶん殴っておいたが。

 

ぐぬおぉぉぉ!と頭を押さえて地面を転がるクリークを

 

耐久力は高いんだよなぁ…と思いつつ考える

 

覇気を習得させるとして今のままだとどちらも中途半端になりそうだが…

 

「おい小僧、海楼石製の武器を使うという方法もあるぞ?」

 

と聞いたところ

 

「大量の武器は有用だ、だが壊されりゃ身一つじゃねぇか」

 

と返された

 

「いい覚悟だ!厳しくなるがやる気のようだな!しっかりその身に刻み込んでやるから覚悟しろ!!」

 

え、ちょ、という言葉は無視して六式も覇気も並行して教える事にした。

 

 

そしてその結果、覇気に関しては武装色はほぼ使いこなせる一方見聞色は及第点。

 

六式は全て使用できその持ち前の怪力で"月歩"や"嵐脚"を使いこなし"鉄塊"に至っては使用中は動けないという前提を覆して「指銃が鉄塊かけて撃つんなら鉄塊かけて動けねぇわけねぇだろ!」と、鉄塊拳法などと言って鉄塊をかけたまま戦闘行動を行うという戦法を編み出した。指銃の鉄塊は腕から先だけだろバカ。

 




現在原作開始30年前


「(痛いのは嫌いなので己の身を)守れる(程々の)強さ)」

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