起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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飛び六胞のうるティちゃんが可愛いです、怖いけど。


祭り強襲 ドンクリークさん

 

「レッド・アローズ・・・懸賞金一千万ベリーか。

 

死亡と判断されて取り消されていたが生きてるんなら話は別だ、直ぐに再手配しろ」

 

ギンにオマツリ男爵とやらの人相を聞いて今までの手配書と照らし合わせるとしばらくして一枚の手配書が浮かびあがった。

 

死亡と判断され取り消されていたもののこの島で公認海賊も行方不明になっている以上罪に問う事が出来るので直ぐ様再手配。急ぎこちらに送ってもらうように指示。

 

部隊の出撃準備を整え手配書が届くと万全の態勢で島の奥へと踏み込んでいく。

 

十数分程でギンの言った通り多くの建物が立ち並び煌びやかな通りに出た。

 

そして出迎えの人混み、情報通りその頭にはなんらかの植物が。

 

そして正門から現れる象とその上に乗った数人の人間。

 

「海賊よ!グランドラインをかける勇敢な海賊諸君!よくぞこの島に来た!そしてわしはこの島でお前らももてなすオマツリ男爵!」

 

まるで椰子の木のような髪型に天を向く髭、そして肩には揺れる花。

 

「あぁ、演説中悪いが見ての通りこっちは海賊じゃなくて海軍だが?」

 

「・・・海軍がこのわしに何の用じゃ、まさか海賊をもてなす事が罪だと言うつもりか?」

 

海軍だと名乗ると途端にこちらを見下したような目つきになりそう言う男爵に対して一枚の手配書を見せる。

 

「レッド・アローズ海賊団船長オマツリ男爵・・・でいいのかな?

 

ここら辺で頻発している公認海賊行方不明の件で話が聞きたい、少し同行してもらうぞ?」

 

その言葉と共にスッと右手を上げると部隊の者達がそれぞれ銃を構える。

 

「ちっ、海軍如きが・・・やれ!ムチゴロウ!!」

 

「任せてくれ!男爵様!」

 

オマツリ男爵がそう溢すと直ぐに周りが変化、クリーク達の足場を残してまるで浮島の如く周りが水に満たされたのだ。

 

それと共に池から飛び上がる巨大な赤い魚。

 

まるで鎧でも纏っているかのようなその魚はまるで海王類と同じくらいの大きさを誇りその魚が

 

「やれ!ロザリオちゃん!!!」

 

というムチゴロウとやらの言葉と共にこちらに襲いかかってきた。

 

駆け出そうとするギンを制して

 

「お前はあっちの男を、デカブツは俺がやる」

 

ムチゴロウとやらをギンに任せクリークはロザリオとやらの巨大魚類に月歩で向かう。

 

腕を何度かグルグルと振り回して勢いをつけると

 

「熊殴りっ!!」

 

そのまま巨大魚類を殴りつけた。

 

哀れロザリオちゃんとやらは赤い鱗を撒き散らしながら水面に落下、ギンも軽くムチゴロウとやらを取り押さえて捕縛していた。

 

「よし、敵対したと判断する。各員敵対勢力に対処せよ。オマツリ男爵とやらはこちらで対処する」

 

その言葉と共に部隊が小隊単位で四方八方に散開。逃げ惑うこの島の民衆を他所にクリークはオマツリ男爵へと真っ直ぐに向かえば

 

「ちいっ・・・!!」

 

背中から弓を取り出し矢をこちらに射掛ける男爵。

 

「その程度!!」

 

ガントレットで軽く矢を弾き叩き折ると猛然と男爵の元へ

 

「くっ!コテツ!!」

 

男爵がそう声をかければ両手に鉄ゴテを持った巨漢が立ち塞がるも

 

「邪魔だっ!!」

 

「がっ・・・はっ・・・」

 

ガントレットに仕込んだインパクトダイアルを起動、コテツとやらは一瞬で意識を刈り取られ地に沈められた。

 

インパクトダイアルの反動は殆ど肘のリジェクトダイアルに吸い込まれたことでほぼゼロの為無視。そのまま追いすがるもその足は爆発と共に止められる。

 

「行かせないっぷよ!」

 

まるで皿のような物を手にこちらに襲いかかってきた男がこちらにその皿らしき物を更に投げつけてくれば、次々に爆発が起き辺りは煙に包まれた。

 

「面倒だな・・・」

 

そう感じたクリークは直ぐ様ブーツに仕込んだジェットダイアルと浮遊装置を起動。上空から一気に相手に近づくと踵の加速装置を起動させ相手に空中からの回し蹴りを叩き込む。

 

あまりの衝撃の為かカッパのような髪型の男は地面に倒れ伏すも

 

「ちっ、逃したか・・・各自そのまま聞け!これより俺は掃討に入る!

 

各自それぞれの小隊長に従い行動しろ!!」

 

コテツとやらとカッパみたいな男の相手をしている間に男爵は忽然と姿を消しており、クリークは足を止める。

 

確か山頂になんかデカいのがあってそれがこの島の、ひいては男爵の力の源だったな。

 

そう考えてクリークは山頂へと踏み出すのだった。

 

 





流石に相手になりませんねー、鎧袖一触とはこの事ですね。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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