起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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飴の悪魔 ドンクリークさん

 

戦闘は熾烈を極めた。

 

恵まれた体格から繰り出されるニードルスの鉄爪は高い威力を持ちギンは俊敏さを持ってそれを避けていく。

 

ガスパーデの「あんまり船を壊してんじゃねぇぞ!」と言葉を耳に入れつつギンは自身のトンファーでニードルスの鉤爪を打け止めると仕込み鉤を起動、爪を絡め取ると全力を込めて捻る。

 

あまり上質な素材では無かったのかギンの力が上回ったのかはわからないが、ニードルスの異名ともなっていた鉤爪はあっけなく折れ大きく体勢を崩し、そこに回転して威力がついた鋼鉄のレギンスによるギンの蹴りを首裏に打ち込まれるとニードルスはそのまま甲板に叩きつけられ気を失うのだった。

 

「グハハハハ、まさかニードルスをやっちまうとはなぁ…

 

いいぜ、約束通りオレ様が相手してやろうじゃねぇか」

 

そう言いながらガスパーデが立ち上がった時の事だった。

 

「うぉおおお!家族の!友達の仇だぁっ!!」

 

離れたところで戦闘を見ていたシュライヤがいきなりギンから切り札として預かっていた短銃を片手に走り出すと

 

「…下らねぇなぁ、力のねぇ奴は引っ込んでろ!!」

 

そのまま変質した腕で殴られで小柄な体を大きく吹き飛ばされるとその身を壁に打ち付けられ意識を失った。

 

「ガスパーデ!約束が違うぞ!」

 

思わずギンが怒鳴るも

 

「うるせぇよ、最初からこのガキの目つきが気になってたが案の定じゃねぇか。

 

このガキの目つきは憎い者を見る目だったからなぁ。

 

大方不意をついてオレ様を殺す気だったのかも知れんが残念だったなぁ、賞金稼ぎぃっ!!

 

テメェらっ!!こいつを囲んで逃げられないようにしやがれっ!!」

 

ガスパーデのその指示と共に船員が甲板に次々に上がってくるとガスパーデとギンを中心に取り囲む。

 

流石にこの人数に合わせて悪魔の実の能力者が相手となると厄介だと判断したギンは腰から信号拳銃を抜き放ち掲げるとそのまま発射、赤色の信号弾が打ち上げられる。

 

続け様に

 

「シグマ!コットンさん!カフウ!周りは任せた!!」

 

と言い放ち猛然とガスパーデに襲いかかるのだった。

 

そしてギンの呼びかけに答え海面にて様子を伺っていたシグマがその長い腕を使って一気に飛び上がり甲板へ。

 

そしてマストに止まっていたカフウとその背中に騎乗していたコットンは上空に身を羽ばたかせるとカフウが半鳥形態にその身を変化させその嘴を銃身に変形させると銃弾を船員達に向かって次々に吐き出したのだった。

 

シグマとカフウによる襲撃を受けた船員達は直ちに反撃しようとするも手の届かない上空からの銃撃と、その巨大な体格に見合った怪力と、それに見合わぬ俊敏さを持って鋭い爪を持った長い両腕を振り回し次々に倒されていく。

 

「グハハハハ!!伏兵を潜ませてたか!やるじゃねぇか!!油断しないその賢さは気に入ったぜ!

 

…だが少々オイタが過ぎてるんじゃねぇか?」

 

その言葉と共にギンの横を巨大な刃が掠めた。

 

その刃はガスパーデの腕から巨大な緑色の物体へと変形させてから伸びていた。

 

アメアメの実、その能力を前にギンは思わず躊躇うも剃を使って踏み込むとそのガラ空きの胴体に向かって振るうも

 

「グハハハハハハ、無駄だっ!」

 

「ちっ!やっぱり効かねぇか」

 

自身のボスであるクリークから受けていたレクチャーの内容を思い出す。

 

パラミシアでありながらロギアに匹敵する防御力を持ち、その体に斬撃や打撃などの物理攻撃は無効。

 

体を飴に変化させ自在にその体を変形、パラミシアにしては規格外の能力である。

 

「ちっ、話には聞いていたがアメアメの実とは厄介だな!」

 

ギンは厄介だな、と感じクリークから渡された小袋をガスパーデに向かって投げつけるも、何かを察知したのかガスパーデはそれを手近に倒れていた自身の部下を放り投げて受け止めさせると

 

「グハハ!弱点は探ってるようだなぁっ!!だがその程度でこのオレ様を殺せると思ってんのかっ!!」

 

と宙に舞った白い粉でその小袋の正体を悟る。

 

アメアメの実の体を水飴に変化させる能力でその弱点は小麦粉である。

 

それによって物理攻撃が当たるようになるのだが流石に元海軍准将、そうそう簡単に事は運ばないようだ。

 

ならばいつも通り戦うだけだ、とギンは大きく踏み込みガスパーデに走り寄る。

 

例えロギアに近いパラミシアだろうがその首をはねられれば直ぐには動けないだろうと判断し顔に向かって大きく飛び上がるとトンファーの仕込み刃を起動、ブレードトンファーと化したその武器で斬首しようとするも

 

「グハハハハ、オレが食べた悪魔の実はアメアメの実。

 

身体を水飴のように変化させる能力でな、打撃も斬撃もこのオレ様には効かねぇっ!!

 

…そして水飴は物体を絡めとるんだぜぇ?」

 

「くっ!ロギアに匹敵するとは本当に厄介だな!」

 

ギンのブレードトンファーは太い首の中程で止まり、そして引き抜こうとするも悪魔の実による特性か動く気配は無い。

 

慌てて武器を手放し離れようとするが

 

「さて、ショータイムだ…」

 

ガスパーデの唸る拳がギンの胴体を捉える、が拳に感じた違和感にガスパーデは動きを止めると

 

「てめぇ…鋼鉄のような身体にさっきも見せた歩法。

 

まさか六式使い…と言う事は海軍の人間か?」

 

もうバレたか、とギンは舌打ちするもまぁ元海軍の、しかも将校なら六式ぐらい知っていてもおかしく無いだろうと判断し

 

「さぁな、何の事だかさっぱりだ。」

 

と誤魔化せば

 

「ちぃっ、とうとう海軍がここに目をつけやがったか!

 

テメェら!いつまでグダグダやってやがる!さっさとそいつ等を仕留めろ!直ぐにこの島を離れるぞ!!」

 

と大声で部下達に怒鳴りつけるが

 

「で、ですがこいつ等手強くてがっ…」

 

周りの部下達はカフウの銃撃によって次々と撃たれ、シグマを相手とした船員達は鎧袖一触とばかりにシグマの鉄塊をかけられた巨大な腕で薙ぎ払われていく。

 

「ちっ!どいつもこいつも使えねぇ奴ばかりだなっ!ならばシルバとやら!テメェを捕らえて人質にさせてもらうぞ!!」

 

その言葉と共にガスパーデは首に刺さったブレードトンファーを投げ捨てギンに襲いかかるのだった。

 





デッドエンド編が長引いてますがご容赦を、あと2、3話で終わりますので…

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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