起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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取り巻きを大量に召喚するボスって面倒…


飴の確執 ドンクリークさん

 

「クッソ!やっぱりテメェか!鈍熊ぁっ!!」

 

赤い海軍マークを掲げた船と聞いて察していたのだろう、ガスパーデは自身の手を押さえた棍を振り払い大きく距離をとる。

 

「ギン!シュライヤ!下がっていろ!…しかし俺を知っている…のも当然か、なぁガスパーデ元准将?」

 

「ちっ、何が賞金稼ぎだ。鉄塊を使いやがったから海軍の手の者かと思ったが。

 

こんな見え見えな罠に嵌るとはこのオレもヤキが回ったもんだ…」

 

そう言って自身の腕を鋭利に尖らせるガスパーデ。

 

「なぁガスパーデ元准将、なんで海軍を裏切って海賊になった?」

 

ガスパーデの自身に対する態度が少し気になったのかクリークがそう質問すれば

 

「はっ!テメェのせいだよ!オレはこのままいけば少将に、更に言えば大将にまでなって権力を手に入れた筈なんだよ!」

 

クリークの質問に怒鳴り返すガスパーデ

 

「…大将と言うのは言い過ぎかも知れんが、悪魔の実の能力者にして覇気も使えるんなら出世はしてただろうな。」

 

実際間違いでは無い、戦闘力だけでいえばかなりの有望株だったからだ。

 

「ソレをテメェが!何が将官試験だ!何が四海制覇だ!お陰でオレは准将でずっと燻ったまま!それなら今まで以上の権力を手に入れるんなら海賊になるしかねぇだろうが!!」

 

堰を切ったように言うガスパーデにクリークは確かにどっちも推進というか提案したのは俺だが…と考えるも

 

「まぁ俺のせいと言うよりアンタのやり方が不味いんだよ。

 

軽く調べたがアンタのやり方は過激過ぎるんだよ、海賊と見れば大体は殲滅、まるでどっかの大将みたいにな。

 

ついでに言えば公認海賊に対しても偶に騒ぎを起こしていただろうが、他にもその横暴さから一般市民との衝突もあったと聞いている、それなのに准将の地位にいたのはその強さがあったからだぞ?

 

その性格を治してきちんとルールを守っていれば少なくとも昇進は間違い無かったと思うが…」

 

ときちんとした理由を話すが

 

「アホくせぇ、何で海賊なんぞにオレが気ぃ向けなきゃいけねぇんだ。

 

海賊なんざクズさ!未知の冒険?隠された秘宝?頼れる仲間?バッカじゃねぇのか、海賊なんざ手段に過ぎねぇ!権力を手に入れる為のなぁっ!!」

 

自身の考えを宣言するガスパーデにこれは言ってもダメだろうなと判断し

 

「…アンタの主張もわからないでは無いが海軍の人間ならルールくらいは守ってくれと言うのが本音だが。

 

まぁ何は共あれここで捕縛させて貰うぞ?お前が起こした数々の襲撃事件、流石に厳しい処分は免れないだろうな。」

 

スッと白尾棍を構える。

 

「…上等だ!これでも元本部准将、たかだか一つ上の少将だろうが!やってやるよ!!」

 

その声と共に鋭く尖らせた五指を銃弾をくらった傷口に差し込み海楼石製の銃弾を周囲の肉ごと掴み取ると投げ捨て

 

「へぇ、海賊になったと言え根性はあるみたいじゃねぇか。

 

だが手加減はしねぇぞ?アンタはどうにも少しやり過ぎだからな。」

 

その言葉と共に大きく棍を振り下ろすクリークに対し今まで体の一部を鋭利にしたり腕の形を変えるだけだったガスパーデは背中から飴でできた腕を生やして四腕で殴りかかる。

 

棍を飴の両腕で受け止めて殴りかかるガスパーデであったが

 

「ちいっ!やはり鉄塊は面倒だな!だが攻略の仕方はあるんだよ!」

 

その言葉と共に顔面に殴りかかろうとした腕を飴に変化させクリークの頭部を覆う。

 

流石に不味いと思ったのかギンが駆け寄ろうとしたがクリークはそれを手で制すと何事も無かったかのように白尾棍を構え直す。

 

鉄塊により物理が余り効果は無いと判断し、呼吸を奪おうとしたのだろうがその策は不発に終わる。

 

数分経っても何の影響も見られない事にガスパーデは効果は無いと判断し頭部を包んでいた飴を解除

 

「ん?もういいのか?」

 

「テメェ…まさか呼吸が必要無いとは言わねぇだろうな?」

 

「まさか、これでも一応人間だぞ?ただ五分程の無呼吸が可能と言うだけだ。

 

まぁ目の付け所は悪く無かったな、大規模な形態変化を使えるようになった点も良かったが、さて…そろそろ決着をつけるとするか。」

 

「くっ…まだだ!まだ終わってたまるかぁっ!!」

 

背中から生やしていた腕を更に鋭く、両腕も鋭利に変化させ身体中に棘を生やすとクリークに体当たりを仕掛けるも

 

「その心意気は買うが…まだ足りないな!剛崩・拳砲っ!!」

 

それと共に大きく踏み込んだクリークの拳はガスパーデの腹部を捕らえると棘を粉砕、覇気を纏ったその拳は見事にガスパーデを艦橋に吹き飛ばしいくつかの壁を粉砕しつつ衝突、やがて沈黙したのだった。

 

捕縛は部下に任せてクリークはギン達から詳しい報告を聞く。

 

そこでシュライヤは自身の妹であるアデルが生きてる事を知り、慌てて船底へと向かいギンはそれを追う。

 

そして泣きながら抱き合う兄妹を見てクリークは安堵、本部に対して今回の顛末について報告を入れるのだった。

 

そしてそこでクリークは自身の中将への昇進が内定しているとの情報を知るのであった。

 

 





白尾棍に海楼石を仕込んでいるのは先端だけなので普通に振るうだけなら例え能力者であれ普通の棍と変わりありません。

まぁタダの棍と言えど頑丈さと重さがおかしな事になっていますが。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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