皆様いつも誤字訂正や感想、評価等ありがとうございます。
改訂についての意見等を活動報告にて募集しておりますのでご意見宜しくお願いします
「…お断りしても?」
『全く、いつもそれだな。だが今回はいい加減に昇進してもらうぞ、お前が今までに積んだ功績は少将になってからであってもかなり多い。
年数もそれなりだしいい加減昇進させろとせっつかれているからな。』
ぶっちゃけ中将になっても面倒も増えて責任も増えるとしか思わないし中将になるメリットを感じないんだがなぁ
「中将になるとしても拘束期間はどれくらいで?」
『数ヶ月は本部にて教育を受けてもらう、そして遊撃隊は一度解体して再編予定だ。』
「え、うちの部隊解散ですか?」
『再編だと言っておるだろう、お前の部隊は各方面軍のフォローという形で動いてもらっていたが、各方面軍も順当に動いているようだからな。
そこで遊撃隊は規模を縮小、シャーロット・アンジェ号及びフィーネ・イゼッタ号でグランドライン前半部と後半部を巡回してもらう方向で考えている。
若しくはどこかの支部を受け持ってもらうという話もあるがどうする?』
「支部ですか…准将の時にG8支部…ナバロン要塞で支部長を勤めましたが堅っ苦しくて性に合わなかったんですよね…」
『あぁ、確か初期メンバーのジョナサン准将が赴任しているところか。
あの場所は海軍の支部ではかなり大規模だからな、必然的にやる事も多くなる。
しかし堅苦しいというならお前にはやはり海を回ってる方がいいかもしれんな、とは言え中将になるのなら必然仕事は増えるぞ?』
「…やっぱり書類仕事とかですか?」
『あぁ、一応中将に昇進という事で"海軍特殊兵装開発研究部"の部長として就任してもらうぞ?』
「海軍特殊兵装開発研究部…初耳ですが新設の部署ですか?」
『数ヶ月前の話になるが科学部と技術部を統合、海軍本部科学技術部として再編、その一環でミリタリスタ計画の中核となっていたメンバーと科学技術部から選抜したのが海軍特殊兵装開発研究部…長いな"特装研"でいいか。』
「因みに特装研の仕事はミリタリスタ計画をそのままという感じですか?」
『うむ、それに加えてお前の提唱している"すくりゅう理論"や"きゃたぴら理論"、などの実証等も行ってもらう予定だ。』
「わかりました、では数週間後にはそちらに到着すると思いますので詳しい話はその時に。
先に報告したガスパーデに関しては近隣の支部に任せますので対応お願いします」
『わかった、後はこちらで引き継ごう。では戻ってきたら一度わたしのところに顔を出してくれ』
「了解しました、それでは失礼します」
センゴク元帥との通信を終えるとクリークは今度は近隣の支部に連絡をとりゾッセーン島に護送船を派遣してもらう。
ガスパーデに関してはエニエスロビーにて裁判を受けた後インペルダウンに収監される事になるであろう。
部下に関しては殆どが懸賞金はかかってないので軽い尋問の後問題が無ければ開放、問題があるようなら何処かしらの監獄に収監となる。
にしても中将か…話が上がるたびに断ってきたが流石にそういう訳には行かなくなったか。
まぁ無理もない、少将に昇進してから既に7年近く。
自分で言うのもなんだが少将になってからも色々と功績は重ねてきたつもりだ。
バスターコールへの参加を筆頭に中将となると色々拘束されそうだが上手く引き続きの哨戒任務になって良かった、まぁ仕事は増えるみたいだが。
そう言えばシュライヤはどうしたもんか、ガスパーデは捕縛され妹のアデルが見つかった以上海軍にいる意味は無いだろうしなぁ。
身寄りが無いというのも問題だし、ゾッセーン島はガスパーデの襲撃で造船街がかなりの打撃を受けている。
結局トムはそれに心を痛めたのか、自身が危険だとしても残って島を再建すると言い出したし、そうなれば駐留部隊の名目で護衛の部隊を置く必要も出てくるだろう。
…さっぱりしたことだし船舶部に問い合わせて大規模な海軍の造船施設でも作るか?
ウォーターセブンは未来では世界政府御用達となっていたしゾッセーン島もゆくゆくは海軍御用達とするのはありかも知れんな、とりあえず戻ったら街の代表やトム、センゴク元帥達と相談してみよう。
シュライヤに関してはトムに預ける形に…いや、一応本人の希望を聞いてみるか。
そう考えを纏めるとクリークは徐に立ち上がり妹といるであろうシュライヤの元へと向かうのだった。
シュライヤはアデル、ビエラと共に何やらサラマンダー号のボイラー室にて作業を行なっていた。
「シュライヤ、少しいいか?」
と声をかけると
「隊長!今回は色々とありがとうございました!」
と頭を深く下げるシュライヤ。
アデルはこちらの事が怖いのか兄の後ろに隠れてこちらを伺っている。
…子供に怖がられるのは慣れたから別にいいがな。
「おぉ!アンタが今回ガスパーデを捕まえたっていう海兵さんか!助けてくれて感謝するわい!」
ビエラもこちらに対して頭を深く下げる、まぁここで助け出さなければずっとこの船に囚われてたかもしれないんだしな。
「海軍として当然の事をしたまでだ、所でシュライヤに聞きたい事があるんだが少しいいか?」
「どうかしましたか?」
「ガスパーデは捕縛、無事に妹とも再会できたわけだが今後はどうするつもりだ?」
「…図々しいお願いかもしれませんがおれを強くしてください!
銃の撃ち方も教えてくれたギンさんや隊長のお陰でガスパーデには一矢報いる事は出来ました、こうして妹にも再会できました。
でもまたこんな事が無いとは言い切れません、だからせめて妹を守れるだけの強さを下さい!!」
そう言って頭を下げるシュライヤと
「お兄ちゃん…」
と心配そうに言うアデル。
「海軍に入るつもりは?」
「う…出来れば父さんみたいに立派な船大工になりたいなって…」
船大工か…それに加えて強さが必要となると…
「よしシュライヤ、お前には一時的に海軍に入ってもらう。
ここから少し離れた場所にアスカ島と呼ばれる海軍の鍛錬施設があるからそこで数年程戦闘技術を鍛えてもらいその後除隊、そして信頼できる船大工がいるからそこで船大工の修行をしてもらうというのはどうだ?」
「…少し妹と相談してみます」
「まぁお前の将来に関する事だ、しっかり妹と話し合ってじっくり考えてくれ。
爺さん、アンタはどうする?」
「わしゃこの船の窯番さ、この船と共におるわい。」
「そうか、とりあえずこの船はゾッセーン島に戻っている、それまでに決めて俺に声をかけてくれ」
クリークはそう告げると海賊の捕縛を確認するべく甲板に上がるのであった。
戦車を作れるのはもう少しかかるかもしれませんねー、潜水艦なんかにも興味ありますから作ってみたいですねー、アミーゴ海賊団の船やローのポーラータング号、バレットのカタパルト号やZの野望に出てきた潜水艦隊などがありますからねー。
他に出てきた潜水艦って何かありましたかね?
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)