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「一年ほどの休暇を下さい!」
とある情報を受け取ったクリークは早速とばかりにセンゴク元帥の元へやって来て直談判を行っていた。
「一年?そんなに長い期間どうするつもりだ?というか何かあったのか?」
と仮にも海軍中将の地位にあるものが長く休暇をとるのは気が進まないのだろう、そう疑問を呈するセンゴクであったが
「つい先日の事ですが東方方面軍E53支部にて支部長のモーガン大佐が破られました」
と東方方面軍に潜り込ませている部下からあった報告をセンゴクに告げる。
「ふむ、相手は海賊か?最近はだいぶマシになってきたと思っていたが…」
「はい、打ち破った者の名前は"モンキー・D・ルフィ"ご存知ですよね?」
「…ガープの孫か」
と言いつつ頭を押さえるセンゴクに
「因みに東の海で名を馳せている賞金稼ぎ、"海賊狩りのゾロ"を仲間に加え海賊として旗揚げを行いました」
更に頭痛がしそうな報告をすれば
「…それで?お前の休暇はどういうわけだ?」
「Dの名を持ち、ガープ中将の孫でもあり、そして赤髪に憧れる彼が海賊になったのですよ?何も無いと思いますか?」
「…その通りだ、考えすぎとはとても言えん。
それにお前の発案で推進している"例の計画"に関しても大詰めだぞ?そんな中今お前が本部を外しては…それに仕事はどうするつもりだ?」
「あの計画に関しては殆ど準備は整ってますし大丈夫でしょう、特装研に関しては優秀な部下がいるので大丈夫でしょう、幸い一年前に作られた第四世代型の戦車も好調ですし他の武装に関しても量産を行っており、急ぎの件はありません。
グランドラインの哨戒任務に関しても最近は比較的落ち着いた情勢ですし私が居なくとも問題無いでしょう。
E88支部で不穏な動きもあるということなのでそれも確認しておきたいですし、何かあれば直ぐにこちらに戻って来る予定ですので東の海とグランドラインにて一年ほどの休暇を是非とも…」
と頭を下げて頼み込む。
「数日待て、わたしの一存では決められんからな。
まぁ、今は昔と比べると情勢は落ち着いてるし、他の将官と話し合ってから決めるがそれで良いか?」
「はい!ではよろしくお願いします!」
そう言ってクリークは元帥執務室を出て早速とばかりに準備をしに行く。
予め三大将や他の将官には根回しをしておいたし、東の海への哨戒任務としてカモメの水兵団旗艦のフィーネ・イゼッタ号を擁する一番隊も派遣は申請済み。
カモフラージュとして使う船もゾッセーン島改めネオヴェネツィアのアクアリア社で改修を終えたサラマンダー号改めベアトリーチェ号も手配済みだし積み込みも現在急ピッチで行っている。
人員も選抜し休暇申請を上げているしこれで後は出発するだけだ。
あぁ、楽しみだ。
既に原作は始まっているものの流石に何も事件が起こってないのに長期休暇とはいかないからな、それを待っていたので若干出遅れた感はあるがいよいよ麦わらのルフィと、その一味達の冒険を横から見れるのだ。
船長である麦わらのルフィは数年前に一度だけシャンクスの件で会ったきりだ。
剣士である海賊狩りのゾロとは会った事無いが是非数々の技を生で見たい所である。
航海士のナミは原作と変わらず海賊相手に泥棒行為を行なっているらしい、とは言えベルメールは存命らしいしアーロンとの関わりはどうなったのだろう?
狙撃手のウソップは関わっていない、だがその類い稀なる狙撃の腕と数々の発明は是非とも色々作ってくれたりしないだろうか?
コックのサンジに関しては慎重に行かねばならないだろう、なんたって原作でサンジが一味に加わる発端となったクリークが今はいないんだからな。
一時的に仲間に加わるビビ王女は現在失踪中らしい、バロックワークスに潜入しているこちらの人間からは原作通りフロンティア・エージェントとしての地位についてるらしいが、過去の勉強会の影響か海賊が好きでは無いと聞いている、大丈夫だろうか?
船医のチョッパーもモネの影響で何か変わってたりするかもしれないし何らかのフォローがいるかもしれないな。
クロコダイルの元にいるロビンは元気だろうか?過去に助けて色々と教え込んだしそんじょそこらの人間じゃ相手にならないだろうが怪しまれてなければいいが…
船大工のフランキーはウォーターセブンで趣味で船を作りながら解体工をやっているらしい、やはり潜入済みのCP9も騒ぎをおこすのだろうか?
音楽家のブルックは関わっていないが既に死んだものとして懸賞金は取り消しになっている、是非とも同じ生きた骸骨であるジョークと面会させてやりたいもんだ。
あぁ、本当に楽しみだな。
麦わらの一味は世界を変えていく、誘った所で決して公認海賊にはなろうとはしないだろう。
そういう意味では赤髪のシャンクスと同じと言えるだろうな。
色々と過去に介入した事により原作より少し変わるかもしれないが後悔は無い。
劇場版などの事件はこちらが介入した事もあり起こらないだろう、場合によっては戦力の底上げなんかをするのも良いかもしれないな。
今頃はきっと海賊王になるべく青い広い海を航海している事だろう、あぁ楽しみだ本当に楽しみだ。
そうして数日後、センゴク元帥からの色々と条件が付けられた上で休暇を許されたクリークは早速とばかりにベアトリーチェ号に乗り込み東の海へと出発するのだった。
次話からは麦わらの一味から見た視点が多くなるかもしれません。
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)