起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

235 / 580

フルボディは仮にも本部大尉大尉ですから、原作と比べるとわりとマトモになってる模様

改訂中の為しおりは最新話より一話前にお願いしてします


海のコック

 

「おいコック、サシで勝負つけようじゃないか」

 

その言葉と共に拳をサンジに突き付けるフルボディ

 

「そんな!やめてあげてフルボディさん!」

 

「悪いなムーディ、自分の女に手を出されて黙ってられる程おれも温厚じゃなくてね…」

 

「へぇ、いいぜ?男同士、サシの勝負だ」

 

「おい!誰かサンジさんを止めろ!」

 

「副料理長!やめて下さい!!」

 

「お?何だケンカか?それよりもメシ!メシ食わせてくれ!」

 

「ちょっとルフィ!そんな空気じゃないでしょ!?」

 

「そうだぜルフィ!巻き込まれねぇうちにサッサと出ようぜ!?」

 

「へぇ、あの金髪野郎、腕は立ちそうじゃねぇか…」

 

にわかに混沌とし始めた店内であったが

 

「またテメェかサンジ!何回騒ぎをおこしゃあ気が済むんだ!!しかもその人は海軍大尉じゃねぇか!!」

 

ねじり鉢巻をした一人の厳つい顔をした男の一括で落ち着きを取り戻す。

 

「何だお前か、くそコック。」

 

「くそコックにくそコックと呼ばれる筋合いはねぇよ!取り敢えずどういう状況だ!!」

 

手近にいたコックにそう聞く男…パティは"サンジがフルボディの女を口説き始め、それに対してフルボディが決闘を申し込んだ"という事を聞けば

 

「また女か!何度女で問題を起こす気だテメェは!!」

 

「うるせぇ、相手が決闘申し込んで来たんだから別にいいだろ?」

 

と、言い争いを始めた二人のコックであったが

 

「好きにさせてやれ、それよりも客を待たせてんじゃねぇぞバカ共!さっさと仕事しねぇか!!」

 

「オーナー!?」

 

「くそじじぃ…」

 

年嵩で髭を三つ編みにした義足の男の一喝で中断される

 

「それからサンジ!やるんなら外でやれ!また調度品を壊されても敵わん!!」

 

「申し訳ないオーナー殿、料理は美味かったのですがどうにもこの男が気に入らなくてですね…」

 

「好きにしろ、いっそ一回ボコボコにしてくれても構わん」

 

その決闘相手の上司としてはあまりな言い様にフルボディは頬をひきつらせるのだった。

 

ようやく店内は落ち着きを取り戻しサンジとフルボディは表に、野次馬達もそれに続いて出て行く。

 

「先に有効打を入れた方が勝ちって事でどうだ?」

 

「構わん、どっからでもかかってこい。おい!お前は審判を頼む」

 

フルボディは部下の海兵に審判を頼み半身になって構える

 

「では僭越ながら審判を務めさせていただきます、双方…始めっ!!」

 

その言葉と共に先手をとったのはフルボディ、鍛え上げられた左腕が唸りを上げて拳をサンジに叩きつけんとするが

 

「なかなかの威力だが…あめぇよ!!」

 

その拳はサンジの右足によって受け止められると、今度はフルボディに対して左足が襲いかかる。

 

しゃがんでそれを躱し距離をとるフルボディは

 

「成る程、さっきもそうだったがお前足技使いか、ポケットに手を入れたままって事は足技オンリーの体術だな?」

 

「あぁ料理人にとっちゃ手は命なんでね、戦闘で傷つけるわけにはいかねぇんだ。

 

アンタもこの足で仕留めてやるよ。」

 

「言ってくれるじゃねぇか…こちとら海賊相手に日夜命を張ってんだよ、そう簡単に言われちゃあなぁ!!」

 

その言葉と共に右拳だけでなく左拳にもナックルダスターを嵌めるフルボディ。

 

そんな緊迫した空気を他所に

 

「なぁルフィ、ナミどっちが勝つと思う?」

 

二階からそれを見る野次馬達の中にルフィ達の姿はあった。

 

「あたしが知ってる本部大尉と同等の実力ならあのコックの人が負けると思うけど…というかルフィ、アンタその料理どっから持って来たのよ!」

 

「なんかフードの人間のとこにいっぱいあったぞ!!」

 

「お前他のお客さんの料理かっぱらったのかよ!…まぁ置いておくがルフィはどっちが勝つと思う?」

 

「どっちが勝つかわかんねぇけど…欲しいなあのコック」

 

眼下で戦う二人を尻目にそう言い合う三人だったが

 

「コックにしてはやるな…」

 

「アンタもなかなかやるじゃねぇか、悪かったな彼女に手を出して…だがこっからはちょっと本気で行かせてもらうぞっ!!」

 

その言葉と共にまるでサンジが消えたかのように身を動かすと

 

「なっ!はや…グっ!!」

 

一瞬のうちに距離があった筈のフルボディの真横に出現、左足を大きく振り抜く。

 

「へぇ、今のが見切れたのか。流石本部大尉ってか?」

 

「ちっ…まさか元・海兵か!?その歩法は"剃"じゃねぇか!」

 

「残念ながらおれはタダのコックさ、海兵だった覚えなんてねぇなっ!」

 

それと共に再び消えたかのように移動すると今度はフルボディの頭上に現れ

 

「コリエ…スライス!!」

 

それを何とか首を捻る事によって回避するフルボディだったがその感触に首の部分に手を当てると

 

「嵐脚…じゃねぇが斬撃を纏った蹴りか、ほんと何者だお前…」

 

そこには薄皮一枚切り裂かれて血を流す小さな傷。

 

「昔…まだおれがガキの頃に親切なおっさんが教えてくれたんだよ、まぁまだ使えねぇ技もあるがな」

 

「ちっ、何処のバカだ自力で覚えたならまだしも外部に六式を漏らすなんて…」

 

その言葉と共に大きく身を屈めて両の拳でラッシュを繰り出すのだった。

 

 

 

「ぶぁっくしょい!!えぇいこんちきしょう…」

 

「どうしましたボス?風邪ですか?」

 

「んにゃ、大丈夫だ…にしても随分と予想と違う方向に行ってるな…」

 

「大丈夫ですかね?鷹の目も目撃情報がありますし…」

 

「まぁ何らかのフォローは必要だろうな、流石に相手が悪いだろうしな」

 

「しかし何でボスはあの麦わらを気にしてるんですか?しかも半年も休暇扱いまでしてもらって、バギーの捜索やクロの捕縛など裏からフォローするような形で色々と動いてるようですし…」

 

「ガープ中将の孫で、赤髪からも目をかけられて、そして"あの男"の息子でもあるんだぜ?

 

それにあの性格、どっかの誰かを思い起こさせるし絶対何かやらかすぞ?」

 

「まぁ道中で潜水艦から偵察していた様子ではそれは否定できませんが…」

 

「兎に角、何かおおごとをおこした時に直ぐにフォローできるようにしといた方が絶対にマシだと判断したんだよ、嫌だぜ?あの血筋が表に出てくるのは…」

 

と、こちらに運ばれた食事をパクっていったその顔を思い出しながらクリークはため息を吐くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





こちらのサンジ、幼少の頃にクリーク から受けたレクチャーを元に剃、嵐脚(未完成)が使えます。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。