因みに今更ですが麦わら一味の描写の時とクリーク主体の時はサブタイトルの文形を変えています。
麦わら一味がバラティエにてわちゃわちゃしている頃バラティエから少し離れた場所に一隻の小型艇が海にプカリと浮かんでいた。
「げっ!こっち来やがった!!ギン!潜航しろ潜航っ!あんな剣お化けとマトモにやってられっか!!」
こちらに向かってくる船影にクリークは慌ててギンに指示を出すも
「ボス!間に合わないですよ!相手の方が早いです!!」
相手の方が速いようでこちらが潜航するより前にミホークは立ち上がり、背中の"夜"を引き抜きまだ距離はあるもののこちらへと振り下ろした。
「あんの辻斬りお化けがっ!!嵐脚っ・大辻旋風っ(おおつじつむじ)!!」
直ぐ様潜航を中断させハッチを開けると甲板に出て十字状の斬撃を重ねて繰り出す。
ミホークも本気では無かったのだろうか、十分に力が篭ってない嵐脚であったが飛翔した斬撃はぶつかり合い霧散した。
「ほう、やはりクリーク貴様だったか。
コソコソとネズミが覗いていると思い探ったら覚えのある気配だったものでな」
「だからって普通いきなり斬りかかるか!?そんなんだから海軍で辻斬り扱いされるんだよ!」
「ふん、貴様ならこの程度問題無いだろう。
で?わざわざ千人斬りが東の海に行く事をそれとなく情報を広め、そしてこっちを覗いていた理由を聞かせてもらおうか?」
その言葉と共にミホークは夜を構える。
「だから剣で会話しようとすんなっ!その剣を仕舞えっ!そして対話をしろっ!!」
と剣馬鹿に言えば
「…ふむ、ここで貴様とやり合うのもいいと思ったが。
まぁいい今おれは先程の戦いで満足している、で?コソコソとしていた理由は?」
そう言って夜を背中に仕舞い直すミホークにクリークは安堵の息をつくと
「ギン、"イカルガ"をベアトリーチェ号へ。ミホーク、詳しくは船で話してやる…なんならこっち乗るか?二人乗りだから狭いかもしれんが…」
「…いや、おれはこの棺船があるからいい」
そう言ってクリークとギンは小型潜水艇で、ミホークは棺船にてベアトリーチェ号へ向かうのだった。
そしてイルカ型の小型潜水艇、"イカルガ"をベアトリーチェ号の船内に格納するとミホークと連れ立ち食堂へ
「おかえりなさいクリークさん!そっちのおひげの人はお客さん?」
「あぁ、アデルちゃんすまないがコーヒーと…何かつまめる物を二人分お願いしてもいいかな?」
「はい!ちょっと待ってて下さいね?お客さんはコーヒーでも大丈夫ですか?」
「…あぁ」
そこにいたのはシュライヤの妹であるアデル、彼女はこの船に給仕として乗り込んでいた。
この船、ベアトリーチェ号には緊急時の船大工としてシュライヤ、蒸気窯の技師としとてビエラが乗り込んでいる。
元々この船はサラマンダー号を改修した物である、シュライヤは改修に大きく関わっているしビエラも元々この船のボイラーマンである。
餅は餅屋という事でお願いしたところ二人は快諾、そしてアクアリア社の食堂にて手伝いをしていたアデルが一緒に行きたいと言う事で同行をせがんで来た為彼女も搭乗していたのだ。
ぱたぱたと駆けていくアデルを見ながら
「…相変わらず子供には優しいようだな」
「子供は守るべき者だろう、未来の宝だぞ?」
「ふっ、その顔でそれを言うか、聞いたぞ?子供に怖がられる事も多いとな」
「ちっ、おれの顔についちゃ自分の方がよく知ってるよ。
まぁいい、それは置いておくとして本題だがおれがわざわざ遠くから伺ってた理由だがあの麦わらに関してだ。
何か知ってるか?」
アデルが置いていったコーヒーを片手にミホークに聞けば
「…昔、赤髪に聞いた事がある、ある小さな村の、面白いガキの話…あの麦わら帽子は赤髪のものだろう?
まぁ貴様が注目している理由にしては弱いと思うが…」
そう言いながらこちらもコーヒーをゆっくりと飲むミホーク
「そう、赤髪のシャンクスから帽子を受け継いだあの少年。奴の名はモンキー・D・ルフィ」
「モンキー・D…拳骨のガープの縁者か?」
「あぁ、ガープ中将の孫だ。
そして奴の性質はかつてこの大海賊時代の始まりを作った男にとても良く似ている、言いたい事はわかるか?」
「…そういう事か。貴様、奴を育てるつもりだな?」
「…まぁな、流石に海軍でも手を出せない部分は多くてな…例えば砂の国や雪の国とかな?」
「クハハハハッ!!海兵の貴様が海賊を育てるか!!勿論上には言ってないのだろう?」
「当たり前だろ、バレたら俺の首がこうだよこう」
そう言って自身の親指で首を掻っ切る仕草をするクリークに
「だろうな、海軍が国の運営に介入するのは内政干渉にあたるだろうしな、世界政府の者共が認める筈もなかろう?」
「だからこうして回りくどい真似をしてんだろ?」
まぁ原作知識云々は言えないからな、麦わら達にはこれから行く先々で大立ち回りをしてもらう必要があるからな。
ビッグマム編以降はよく知らないが彼は世界を変えるだろう、年長者として世界の先行きを若者の双肩に乗せるのは気が進まんがな。
「成る程、貴様が裏で動いていた理由に得心がいった」
「覚悟しておけよミホーク、これから奴は嵐を巻き起こすぞ?世界の全てを巻き込むような大嵐がな!」
その言葉と共にクリークはニヤリとミホークに対して笑うのだった。
豆知識
カモメの水兵団はカモメの水兵さんをもじったものです。
候補としては他にイルカ旅団(ORCA旅団)や海燕隊(海援隊)などがありました。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。