起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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皆さまいつも誤字報告ありがとうございます

今回の劇場版の敵と戦わせたい気もするけど映画観てない人もいるだろうからアンケート中、戦わせるとしてもほんのちょこっとだけの予定







黄金未満 ドンクリークさん

ゼファーのおっさん、センゴク大将、ガープ中将にお土産渡すついでに諸々の報告を終え一週間程後に再びマリンフォードを発ちロビンの母親探しに出航

 

ついでに

 

「ロビン、誕生祝いにこれをやろう」

 

思いっきり私的目的で技術班に依頼して作ってもらった黒い革でできた鞄をロビンの7歳のお祝いにプレゼントする。

 

腰に装着する事も背負う事も出来るし肩にかける事も出来るように作られており大きさは二、三冊の本が入る程度で外側には大きいポケットが1つと小さいポケットが数個ほどついたものだ。

 

素材にはなめした海王類の皮を使用しており軽くてとても丈夫でちょっとやそっとじゃ破れる事も無く優れた耐水性、防汚性を持つ。

 

そして鞄の横についたストラップはついてる紐を引っ張ると大音量でアラームが鳴り出す仕掛けである。

 

「わぁ!ありがとうおじさん!だいじにするね!」

 

「喜んでもらえて何よりだ、使い方も教えておこう」

 

と頭をわしわしと撫でて使い方を説明し、それ以降何処に行くにも鞄を背負ってるのが見られるようになった。

 

 

そして数隻程の海賊船を捕縛、警告し数日が経った頃

 

「大佐ぁ!目的地が見えましたぜ!」

 

「よし!予定通り60番GRに向かえ!」

 

グランドライン特有の磁気を持っていない島"シャボンディ諸島"への到着を見張りが告げた。

 

この島は島と言ってもヤルキマンマングローブと呼ばれる樹木の集合体で独特の気候を持つ島であり天竜人、職業安定所、無法者など"色々と"複雑な事情を持つ島でもある。

 

60番GRに存在する海軍の駐屯地にて捕縛していた海賊達の引き渡しを済ませ色々見て回りたいと言うロビンにこの島での注意事項、特に天竜人と人攫いに気をつけるように言ってイシズミと三人ほど海兵をつけてついでにカフウにも上空からの監視をお願いして送り出した後用事を済ませに5番GRに向かう。

 

明確に決まってるわけではないがこの諸島はそれぞれ番地と言い換えてもいいGRと呼ばれる番号があり1~29番は無法地帯、30~39番は繁華街、40~49番は観光関係、50~59番は造船所、60~69番は海軍駐屯地、70~79番はホテル街が多い傾向にある。

 

これから向かうのは無法地帯、それ故絡まれるのを減らす為海兵服を脱いで私服に着替え愛用の棍を背中に括り付け目的地に向かう。

 

目的地に着くまで何度か因縁をつけられるも適当に叩きのめし到着したのは一軒のボロ屋、ドアを開けると

 

「オラァッ!!」

 

武装色を纏って黒く染まった拳、左で受け止めるとそのまま掴み右手を下から巻き込んで

 

「そらぁっ!!」

 

背負い投げで叩きつける

 

「がぁっ!!」

 

「修行は順調みたいだな、"テゾーロ"」

 

「ここじゃ修行相手には事欠かねぇからな、おぉいてて、ちょっとは手加減してくれよ…」

 

将来"新世界の怪物"、"黄金帝"等の異名を持つことになった男、"ギルド・テゾーロ"が床に座り込んで地面に叩きつけられた背中をさする姿があった。

 

 

 

 

 

俺にとってこの男は恩人である。

 

俺が初めて愛した女、ステラを救ってくれた事とその後の面倒を見てくれてる事。

 

他にも今の生活の面倒見てくれてる事とか戦い方を教えてくれた事など色々と感謝はしてる、面と向かっては言わないが。

 

出会いは最悪だった。

 

何せ開口一番"女は預かった。詳しく聞きたければ付いて来い"だったからである。

 

勿論頭に血が上って殴りかかったが、逆に組み伏せられて事情を懇々と話し聞かされ、ステラが穏やかな顔で家政婦をしてる写真を見せられてようやく冷静になった。

 

そして俺とステラの生活の面倒を見る代わりに色々とやってほしいと言われて聞かされたのはこの世界にとって劇薬とも言える知識、曰く"俺は未来を知っている"との事だった。

 

勿論あまり信じていなかったが今のところ海賊王に関する事柄は合っていたし他にも否定しきれないような事柄を聞かされており今は半信半疑で受け取っている。

 

そしてその上でこの男は俺に対して"お前は将来ビッグになる男だ、未来を知ってる俺が保証する、お前はやれる男だ"と言ってのけて生活の面倒を見る代わりに取り敢えず戦闘訓練や色々な知識の習得などを課されたのである。

 

そうして現在

 

武装色を纏った両腕で殴りかかるも受け流されバランスを崩したところに打撃を受ける。

 

咄嗟に頭を庇い衝撃に備えるも攻撃が来たのは胴体、衝撃を受け流すべく後ろに下がろうとしたが脚を踏まれており逃がさないつもりらしい。

そのまま地に倒れこむように見せ地を這う姿勢から足払いを繰り出すも

 

「いっ…てぇ!!!」

 

鉄を蹴ったかのような衝撃に一瞬動きが止まりそこを突かれて眼前に拳を突きつけられ目の前の男は

 

「だいぶ仕上がってるじゃないか…」

 

と満足そうに言った。

 

 

 

テゾーロの成長ぶりに脅威を覚えつつも感嘆しつつ、流石将来新世界の怪物と呼ばれるだけの事はあるなぁ、とこれからに想いを馳せる。

 

兎に角今はまだ基礎訓練と覇気の習熟が優先だろう。

 

覇気の習得はゆっくりやる予定であったが既に両手に武装色の覇気を纏わせているところを見るとこの一年程で習後自体はしてしまったようである、ぱねぇ。

 

ただ現状はまだ少しムラがあるようなので後は安定的に使えるようになるだけである。

 

劇中では猛威を振るっていたテゾーロが所持していた能力"ゴルゴルの実"に関しては早く訓練を行いたいところであるが情報が上がってこないので後回しだな。

 

というか何処で手に入れたんだろ?(ドフラミンゴのオークション襲撃で手に入れた)

 

最終的には映画のように一大エンターテインメントシティを経営するビッグスターになって欲しいとこである。

 

ところでエンターテインメントって何すればいいんだろ、なんかのショーとか?

 




実は密かに伝手があったクリークとテゾーロ

いや前々から絡ませたかったの、どっちも金ピカだし。
テゾーロの部下に付けたい奴もいるし。

テゾーロ 現在18歳
ステラ 現在20歳

あねさんにょーぼー

ギルド=テゾーロ

劇場版ワンピース、film GOLDより

ゴルゴルの実の能力者で黄金を自在に操る能力を持つ世界最大のエンターティナー
その権力は王下七武海をも上回る程で自らが経営する一大エンターテインメントシティシップ"グラン・テゾーロ"は世界政府公認の中立地帯となっていた

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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