起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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皆様いつも誤字訂正、感想、評価等ありがとうございます

現在改訂作業中ですのでしおりは最新話より一話前にお願いします。


コックの船出

 

美味しい食事を終えて海兵達は引き上げサンジは色々と思い出しつつ出発の準備を済ましていく。

 

バラティエを作った時の事、料理や蹴脚術を教えてもらった時の事、他にもバラティエの噂を聞きつけて他所でクビになった荒くれ者のコック達がやって来るようになった事…パティとカルネが来たのはその時だったな…

 

料理が不味いとゼフに蹴られた事は数知れず、どこで聞きつけたのかゼフを落ちぶれ海賊とバカにした客と喧嘩になった事もあった。

 

海上レストランという特性上海賊が襲ってくる事もあった、その度に撃退を重ねて"海上レストランバラティエ"の名は広く知られるようになった。

 

「…そしてそんな日々も今日から一旦休業だな」

 

荷物を準備し、身支度を整えたサンジは思い出に耽りながら煙草を一息吸うと外へと向かう、そこにはコック達が立ち並びサンジはその間を歩いていく。

 

「出かける前に今までの怨みだあっ!!」

 

「長旅になるだろうからいっちょ気合いれてやるよ!」

 

そう叫びながらパティとカルネが武器を片手に後ろから襲い掛かるも

 

「いくらオーナーとやり合ったってもお前らじゃ勝てねぇって…」

 

地面に沈み込むパティとカルネに他のコックが呆れながら言う側でサンジはそのままゴーイングメリー号に乗り込もうとして

 

「おいサンジ…風邪、ひくなよ?」

 

二階から見守っていたゼフのその一言にサンジは思わず涙腺を緩ませると

 

「っ…オーナーゼフ!長い間くそお世話になりました!!この御恩は…一生忘れません!!」

 

膝をついて深く頭をゼフに下げるサンジ、その瞳からは涙が溢れて過去の日々が次々と脳裏に思い浮かぶ。

 

サンジだけでなくパティやカルネ含めたコック達も別れを惜しんで大声で泣き喚く。

 

「バカ野郎共が…、男は黙って別れるもんだぜ…」

 

かく言うゼフも目元を押さえて涙を溢しており

 

「じゃあな!旅を終えて戻ってくるまで!店の事は任せたぞっ!!また会おうぜくそ野郎共!!」

 

騒々しく別れを告げコックは己の、そして恩人の夢を目指すべく麦わら一味のコックとして加わり一行の船は大きく帆を張り次の島へ。

 

海図とコンパスを確認しつつ次の進路はコノミ諸島へと向かう、そしてそこでは今までで最も強大な相手が待ち受けている事を一行は知らず、今はただ新しく加わった仲間と楽しそうに騒ぐのだった。

 

そしてそんな姿を離れたところで見守る人影。

 

「ふむふむ…おれがいなくても流れで何とかなるもんだなぁ…」

 

小型のイルカ型潜水艇"イカルガ"から望遠鏡でそんな光景を見つつフードを深く被った男…クリークは結果に安堵しつつそう溢す。

 

原作でサンジ加入の大きな要因となった自身がいない為結果がどうなるか不安だったが上手く言ってくれて何よりだ、と思いながらそのまま船内に戻る。

 

勿論サンジを加入させるにあたってただ座して見ていたと言うわけではない。

 

テゾーロの伝手を使ってゼフ達が持っていた財宝を高額で買い上げさせ、原作ではギンに折られていたので万が一を考えて開店祝いに鋼鉄製の義足を送り、カモメの水兵団東海派遣艦隊にはゼフの情報を伝え確認の為という事で任務を作り、更にはゼフ宛に秘密裏に"とある情報や懸念を書いた"手紙を渡してもらった。

 

また、東海派遣艦隊のリーダーを普段は新世界から出てこない優れた剣士であるユキムラに任命し、その情報をそれとなくミホークに流したりと出来るだけ原作通りになるように調整したが…

 

「何とかなったようだな…」

 

「何か言いましたか?ボス」

 

「いや、何でもない。ところであの船は次に何処に向かうか割り出せるか?」

 

疑問を抱くギンに何でもない、と言いつつ麦わら達が次に向かう場所を確認すべく聞けばギンはコンパスと海図を取り出し

 

「…この方向だと…この辺りですかね?」

 

そう言ってギンが指さしたのはコノミ諸島

 

成る程、原作通りか…と思いつつもベルメールからアーロンに対して特に報告が上がってきてないがどうなってるんだろ?と疑問を抱く。

 

原作ではナミはベルメールをアーロンに殺され、そして一億ベリーで村を買い戻す為に海賊相手の泥棒をしていたのだが…

 

そして本来ならこのバラティエで一味の船と宝を奪い去り自身の故郷へと向かった。

 

そしてそこで追いかけて来たルフィ達がナミを助ける為にアーロン一味と激突、と言う流れだったが現在はルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジの5人揃った状態で、尚且つゴーイング・メリー号に乗った状態でコノミ諸島へと向かっている。

 

…後ろにヨサクとジョニーの小舟も着いて来ているがそれは一旦置いておく。

 

しかしそうなるとナミは何らかの目的があって一味の船に乗っていると推察できる。

 

「事情が不明だしこりゃ先回りすべきかな…」

 

ベルメールはいくら相手が元グランドラインで暴れていたと言えどそう簡単にやられる程ヤワな鍛え方はされていない。

 

それにココヤシ村には東方方面軍派出所としてベルメールを筆頭に人員を2人程置いてある、原作であったような襲撃があれば連絡がある筈だし…

 

アーロンもアーロンで原作では2000万ベリーの賞金首となっており、その類い稀なる力によってコノミ諸島を支配していたがこっちではアーロンが東の海に入ったと言う情報以降殆ど噂は聞こえてこない。

 

…一回ちゃんと調べておけば良かったな、と思いつつ

 

「先回りするぞ、イカルガをベアトリーチェ号へ。

 

収容後はコノミ諸島へ向かうぞ、少し気になる事があるからな」

 

その言葉にギンは了解、と返すとベアトリーチェ号へと進路をとるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





と言うわけでココヤシ村編に明日から入る…入れるよね?予定です。

ベルメールさんやアーロン、そしてナミに何があったのか。

是非お楽しみにー

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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