起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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ちと纏めて改訂するか否か…、1日一ページだと半年以上かかるしなー

因みに改訂と言っても三点リーダーの統一や文法がおかしなとこを直す上での少しの加筆だけなのでストーリーが変わったり等は無い予定です。


魚人との激突

「シャハハハハッ!待ってたぞナミぃっ!!そして麦わらの小僧共ぉっ!」

 

明けて次の日、ココヤシ村から少し離れたアーロン率いる"魚人傭兵団"の拠点、アーロンパークに麦わら一味の姿はあった、ついでにヨサクとジョニーも。、

 

そして一味に相対するのは傭兵団を率いるアーロンの他に十数名の魚人達。

 

「うげ…どいつもこいつも強そうだな…」

 

相対する魚人達を実際目にするとウソップはその迫力に後ずさるも

 

「はいはい、じゃあアーロン達が勝ったらナミのグランドライン行きはまだ承諾はできないわ。

 

まぁ逆にアンタらが勝ったらグランドラインに入る実力はあると判断して認めてあげる、双方それでいいかしら?」

 

「おう!問題ねぇ!!」

 

「シャハハッ、上等だ!」

 

「アーロン、ちゃんと手加減してよね?…まさかアンタが見下してる人間相手に本気出したりしないわよねぇ?」

 

ナミのジト目にアーロンは言葉に詰まるも

 

「っ…いいぜ?たかだかこのイーストブルーで海賊になろうって輩におれが本気なんて出すわけねぇだろ…」

 

「へぇ…まぁアーロンが本気出さないのはいいとして、勝負形式はどうする?

 

一対一でもいいし、一対多数とかもしくは乱戦でもいいけど?」

 

「ふん!全員ぶっ飛ばしゃいいんだろうが!」

 

そう言って両手を打ち付けるルフィに

 

「面白そうじゃねぇか、…で、おれの相手はどいつだ?」

 

獰猛な笑みを見せながら刀の柄に手をかけるゾロ、サンジも無言でつま先で二度ほど地面を叩き

 

「ぐ…よぉーし!やっちまえお前ら!!援護なら任せとけ!援護ならな!!」

 

「いい?昨日も言ったけど今までの相手と同じに考えちゃダメよ?」

 

いつでも放てるように愛用の銀河パチンコを構え、ナミも太腿に分割して装着した棍を引き抜き構える。

 

そんな臨戦態勢の麦わら一味にアーロンは

 

「シャハハハッ、焦るなよ海賊見習いの小僧共…まずはこいつが相手でどうだ?」

 

その言葉と共に中央のプールからザパリ、と姿を見せる巨大な影。

 

「うぉー!!化け物ぉ!!逃げろー!全員退避ー!!」

 

「海牛のモーム…まぁ海獣の一種でな、こんな東の海にいりゃ見るのは初めてだろうが…グランドラインにゃこいつみたいなのがウジャウジャいるんだぜ?

 

まぁグランドラインに入るってんだ、こいつくらいサッサと片付けれるよなぁ?」

 

と、獰猛な笑みを浮かべるアーロンに対してサンジが一歩前に進む。

 

「任せろナミさん、きなよデカブツ…ここはおれが相手してやるぜ!」

 

「ブモーっ!!」

 

言葉を理解しているのだろうか、その挑発に乗るかのように牙を剥き出しにしてモームは鋭い牙を剥き出しに襲いかかるも

 

「ふん、随分と遅ぇな…オラァっ!!」

 

それをサンジは蹴り上げるだけでその口を閉じさせる。それに対してモームはさらに怒ったようサンジを押し潰すべく大きく飛び上がるもそれに合わせて大きく飛び上がると

 

「首肉(コリエ)…シュートおっ!!おいルフィ!吹っ飛ばせ!」

 

「任せろ!ゴムゴムの…バズーカっ!!」

 

首を蹴り上げられ空中に大きく躍り出るモーム、更にそこにルフィの双掌打が腹部に突き刺さり

 

「ブモォーーっ!?」

 

哀れその巨体は大きく吹き飛ばされアーロンパークの塀を越えると海に吹き飛ばされた。

 

それにアーロンは感嘆した様子で

 

「ほぉ…テメェ能力者だったか、パラミシアか?」

 

そう呟く。

 

「おうっ!おれはゴムゴムの実を食ったゴム人間だ!」

 

「なるほどゴムか…なら、おいハチぃっ!次はテメェが相手してやれ!!」

 

その言葉と共に別の魚人…六本の腕を持つ桃色の肌の魚人、ハチと呼ばれた男が進み出る。

 

「任せろアーロンさんっ!次は魚人島で一人を除けばNo. 1の剣豪!このおれが相手してやるっ!」

 

その言葉と共にルフィも自信満々で前に進もうとするが

 

「へぇ…剣豪か、おいルフィあいつの相手はおれがやるテメェは後ろでどっしり構えてやがれ」

 

それはゾロの唯一残った…"和道一文字"によって押し留められる。

 

「ゾロ、アイツはタコの魚人であの六本の腕全てに剣を持って戦うわ、後口から墨を吐く事もあるから不意打ちに気をつけて」

 

ナミのそんなアドバイスを受けつつ

 

「六刀流か…おれより多いってのは初めて見るな」

 

「ニュー!お前は人間の剣士か!ナミを拐って行くなんておれが許さんぞー!!」

 

「人聞きが悪ぃな…おいヨサク!ジョニー!テメェらの刀も寄越しやがれ!!」

 

一本じゃ流石に不利だと考えヨサクとジョニーに声をかける。

 

「頑張って下さい兄貴!!」

 

「おれ達の魂、兄貴に預けるっすよ!!」

 

二人の声援と共に飛んできた二つの刀を受け取るとゾロは唯一残った自身の刀を口に咥えて構える、その姿に

 

「三刀流…テメェまさか海賊狩りか!刀一本しか持ってねぇから気付かなかったが…ハチぃっ!そいつぁ名の知れた賞金稼ぎだっ!そこら辺の海賊と同レベルに考えてると痛い目みるぞ!!」

 

「任せてくれよアーロンさん!三刀流だか何だか知らないがおれは六刀流のハチ!刀三本がどうした!おれの方が多いぞ!」

 

その言葉と共にスラリと六本のカトラスを引き抜き構えるハチにゾロは勢い良く踏み込むと真っ直ぐにハチへと駆け抜けるのだった。

 




うーん、サッサとアーロンとルフィの戦闘にするべきか…でも他のメンバーの戦闘も描写したい気も…

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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