起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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と言うわけで残りメンバーとサンジのバトル、サンジに強化入ってますし仕方ないですね


受継がれた蹴り

 

「よし、じゃあ次はおれが出るぜ」

 

アーロン達魚人傭兵団のやりとりを見つつサンジが一歩前へ進み出る。

 

「サンジくん、全員相手に一人でいける?」

 

とナミが心配するも

 

「任せてくれナミさん、あの程度くそジジィに比べたら物の数じゃ無いさ」

 

そう言いながら爪先で地面をコツコツと打ち付ける。

 

「チュッ、悪く思うなよスーツのあんちゃん。アーロンさんからの指示だし全員で掛からせてもらうぜ?」

 

「いいぜ?かかって来いよ三下共、これもうちの船長のオーダーなんでな、ナミさんは連れて行くぜ?」

 

「チュッ!上等だ!!テメェらやっちまえ!!」

 

チュウのその言葉と共に残った魚人達が一斉に襲いかかる。

 

しかしサンジもさるもの、四方八方から襲いかかる攻撃を全て蹴りでいなし、弾き、そして素早く正確に相手の頭部を蹴り飛ばし確実に昏倒させて行く。

 

暫くすれば十数名はいた魚人傭兵団のメンバーは全て地に伏せており残りはチュウだけとなっていた。

 

「チュッ…やるじゃねぇか、身体能力にあれだけの差があるのに全員気絶させるとは…」

 

「へっ、いくら数を揃えた所で負けるかっての」

 

「じゃあこれでどうだ?水鉄砲!!」

 

その言葉と共にサンジにチュウの口から吐き出された水弾が襲いかかる。

 

とは言え単発の、しかも直線的な攻撃。

 

サンジは容易く見切ると回避して

 

「へぇ、水の弾丸たぁ面白ぇな。」

 

と珍しい物を見たかのように軽く言って見せた。

 

「チュッ!この程度で満足しないでくれよ?百発水鉄砲!!」

 

その言葉と共にガトリングを撃つかのように連続して水弾がサンジに向かって襲いかかり

 

「ぬおっ!そんなんも出来るのか!!随分と芸達者だな!?」

 

驚いたようにサンジは声を上げるも言葉とは裏腹にかつて教えられた歩法でスイスイと避けていく。

 

「…まぁ避けるか、ならこれでどうだっ!!水大砲っ!!」

 

それと共にチュウは中央のプールから水を吸い上げこれまでとは比べ物にならない大きさの水弾を放った。

 

流石にこの大きさは避けれないと判断し

 

「ちっ、ぶっつけ本番とは面倒だが…タリアトリーチェ・シュートっ!!」

 

あの勝負の後にゼフから教えられた言葉

 

『いいかボケナス、てめぇが斬撃を飛ばせねぇのはただただ蹴りを振り抜く威力が足りねぇんだ。

 

とは言え一朝一夕でそうそう上げれるもんでもねぇし精々地道にやるこったな。

 

基礎は出来てんだ、そのうち放てるようになるだろうさ。』

 

その言葉を思い出しながら、なら勢いを増やせばいいんだろう、と蹴りを放つ前に一度回転し、その遠心力で勢いのままに蹴りを振り抜いた。

 

そしてその脚から繰り出された"斬撃"は巨大な水弾を真っ二つ叩き斬ってみせ、水弾はただの水と化してあたりに撒き散らされた。

 

「テメェ…まさかおれの水大砲を…」

 

「へぇ、まだまだ未熟みたいだけど嵐脚じゃない。一体何処で覚えたのかしら?」

 

まさか避けるならまだしも正面から潰されるとは思わなかったのだろう、それを目にして驚いたかのように動きが固まるチュウ。

 

そして本来であれば海兵にのみ伝わる"六式"と呼ばれる六つの体術うちの一つ、蹴撃によって斬撃を飛ばす技"嵐脚"を海兵には見えないサンジが使った事に少し驚いた様子を見せるベルメール。

 

「悪いな、続けて行くぞ!!」

 

「チュッ!早ぇなっ!!」

 

その言葉と共にこれまた六式のうちの一つ、高速歩法である"剃"を用いてチュウに急接近、連続した蹴りを繰り出すサンジにチュウは何とかガードを行うも

 

「食らえ!!ジジィ直伝!"蜂の…一撃っ(ヴェスパ・アーゴ)!!!」

 

次々と襲いくる攻撃に対し、防御に集中したチュウの意識の薄い所をサンジの鋭い蹴りが撃ち抜き、チュウは堪えきれず地面へと倒れ伏すのだった。

 

「シャハハハハハッ、やるじゃねぇか!同胞達やハチにクロオビ、チュウといった幹部達まで下すとは…海賊見習いなどと侮って悪かったな!!」

 

「さて、あとはアーロンあんただけよ?あんた一人であたし達全員を相手にできるかしら?」

 

ナミは少しでも勝率を上げるべくアーロンにそう挑発を加えるも

 

「シャハハあまり粋がるな、いくら同胞達を下そうがお前らは所詮は下等種。

 

人間である限り魚人であるこのおれには勝てないと知れっ!!」

 

と、歯を剥き出しに構えるアーロンだったが

 

「えー?でもお前ナミのかーちゃんにずっと負けてんだろ?」

 

とルフィが素朴な疑問を口にする。

 

「うるせぇクソゴム!!…まぁいい誰が相手だ?」

 

核心を突かれた事により一瞬取り乱すもアーロンも例え魚人であれ勝てない人間がいる事は百も承知しているので直ぐにかぶりを振って落ち着くと両手を構える。

 

「よし!次こそおれの出番だな!!」

 

それに対してルフィが一歩前に出ようとするも

 

「待ちなさいルフィ、ここは全員でいくわよ」

 

とナミはそれを押し留めた。

 

「えー、さっきから見てばっかでおれ全然戦ってねぇんだけど…」

 

「だから言ってるでしょ?アーロンはかなり強いって。

 

いくらアンタでも一対一じゃ分が悪いわ、ここは全員でかかるべきよ?」

 

そう言って聞かせるも不満そうなルフィに

 

「シャハハ、何人相手でも構わねぇぜ?こっちもそこのスーツ野郎相手に全員で掛からせたんだ、卑怯だ何だと喚くつもりはねぇよ」

 

アーロンのその言葉に

 

「悪ぃなルフィ、早い物勝ちだ!」

 

「待ってて下さいナミさん!あのサメ男はこのおれが華麗に片付けて見せますので!!」

 

サンジとゾロが先を争うようにアーロンへと向かい

 

「よーし!援護は任せておけ!!」

 

ウソップは少し離れた場所で愛用のパチンコを構えた所で

 

「馬鹿っ!!そんな不用意に近づいたらっ…!!」

 

ナミの忠告は一歩遅く

 

「…真っ直ぐ策も無く向かって来るとは、自信の現れか舐められているのか…その勘違い少し正しておいてやる」

 

その言葉と共にアーロンは片手でプールの水をそっと掬うと自身に走って来る二人に向けて大きく腕を振り抜いたのだった。

 




というわけでゼフの嵐脚と孤塁抜きをサンジが受け継いだ模様。

とは言え本家の嵐脚と違い遠心力で威力を上げる必要があるので溜めを必要としますが。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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