起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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うーむ、しっかりと断定してなかったけど現在のクリークの身長はは3m超、黒ひげと同程度にしておきましょう。

三大将やゼファー 、ガープなど海軍陣営では高身長に入るものの白ひげ、ビッグマム、カイドウ辺りと比べるとかなり低いと言った辺りですかねー


准将真価 ドンクリーク

「げ…まだあんな隠し球持ってたか…」

 

艦橋に迫り上がってきた超大型の大砲を見て脅威を覚えるクリーク。

 

普通の大砲なら10発だろうが20発、30発ぐらい何の問題も無いだろうが、あの大型砲がベアトリーチェ号に向かって連続して撃たれればいくらギンが本部大佐とは言え不味いかも知れないと考えすぐ様対処に動く。

 

包囲網は航行不能、武装も使えずと大混乱なのでこちらはもう大丈夫だと考え再び月歩でE8支部旗艦の海上移動要塞へ。

 

「撃てぇっ!撃ち落とすでおじゃる!!」

 

と、散発的に飛んでくる銃弾や砲弾を意にも介さず超巨大砲の真上まで移動するとその場で縦に回転

 

「金剛体術…斧鉞同舟っ(ふえつどうしゅう)!!」

 

回転で威力を高められた上に鉄塊をかけられたままの両脚でのカカト落としが着弾、満を辞して登場した超巨大砲は轟音を上げて中程からへし折られ爆発、沈黙するという無残な結果に。

 

爆発の衝撃か周囲には爆風が吹き荒れ自力では殆ど動けない故に輿に乗っていたネルソンはひっくり返る。

 

「な…なっ!何が起きたぁっ!!」

 

「はっ!敵の攻撃により超巨大砲が爆発、機能を停止したとの事!直ぐに修復にあたらせますが短時間での補修は不可能かと!!」

 

「ぐぬぬ!連環の計だけで無くわしの超巨大砲までもぉっ!!さっさと起こすでおじゃる!!」

 

そんなやり取りを冷めた目で見つつ

 

「さて…E8支部支部長、ネルソン・ロイヤル准将。

 

竜骨を諦めるつもりは無いか?今ならそれに対してとやかく言うつもりはない」

 

まぁ他にも叩けば埃は出るだろうからどのみち更迭はする事になると思うがな。

 

と思いつつ尋ねれば

 

「ふん!不老不死の妙薬、竜骨はわしのものじゃぁっ!!」

 

「満足に動けもしないそんな身体でよくもまぁ不老不死なんて馬鹿げた伝説を…」

 

いや、オペオペの実の不老手術とかハートゴールドによる不老不死とか、さらに言えば海のヘソにある願い叶う秘宝とかヨミヨミの実による蘇りとかあるが…

 

あれ?意外とあるな、と言うことは、あながち馬鹿げた伝説ってわけでも無いのか?

 

「おのれ!わしを虚仮にするかぁっ!!お主らぉっ!!撃てぇっ撃てえいっ!!あの不埒物をさっさと処分するでおじゃる!!」

 

その言葉と共に一斉に銃撃が加えられるも今更その程度何の問題も無いとばかりに一歩一歩ネルソンへ近づき

 

「さて…話は後でゆっくりするとして、とりあえず今は大人しくしててくれ、拳砲!!」

 

それと共にクリークの拳がネルソンの腹部に突き刺さる。

 

「ぐっ!!」

 

「自らの身体に海軍のマークを彫るという事は昔は立派な海兵だったんだろう…だがこうなってしまっては最早…」

 

「な・め・る・なぁっ!!たかだか拳一発!竜骨はわしの物でおじゃる!!何処の馬の骨とも知れぬ輩が邪魔するで無いわぁっ!!」

 

これで終わり、とばかりに撃ち抜いたクリークの拳だったが殆どダメージが見られずネルソンはこちらに掴みかかってきたのだ。

 

「なっ!?本気では無いとは言えかなり強めに撃ち抜いたはずだぞ!?拳砲っ!!」

 

もう一発、とばかりに再びクリークが最も使いやすい指銃の容量で撃ち出す正拳突き"拳砲"を放つも

 

「それがどうしたでおじゃるっ!!わしの身体に拳法は通用せんっ!!」

 

波紋を立てて揺れる脂肪、その波紋が広がるも殆どダメージは見られない。

 

「っ!そういう事かっ!!」

 

海に出れば生まれ変わる東の海一の用兵家…通称"提督"と呼ばれる男。

 

そしてこの男にはもう一つの異名がある。

 

その度重なる暴食により蓄えられた脂肪による、打撃攻撃を減衰させる肉の鎧…E8支部の海兵達に呼ばれている通称は"拳法殺し"

 

クリークの主導によって行われた東西南北各支部の戦力の底上げはしっかりと効果を表していたのだ。

 

「わしに拳法は通じぬでおじゃるっ!!」

 

「脂肪の鎧とはまた珍妙な…まぁ斬撃は効くんだろうが…」

 

その言葉と共にクリークは七星剣を鞘ごと取り外すと甲板に刺すと再び両の拳を構える。

 

「ほう!自ら勝機を捨てるでおじゃるかっ!面白い、かかってくるでおじゃるっ!!」

 

「まぁ拳法家と名乗ってるわけじゃ無いが…ちょっとこっちにも意地があるんでな!"拳砲変式・一点砲"!!」

 

それと共に再びネルソンの腹にクリークの拳が突き刺さるも

 

「ぐっ…この程度でおじゃるっ!!」

 

再び全身の脂肪が震え拳の威力は大きく減衰される。

 

「…全く効かないわけでは無いみたいだな、まぁ確かに普通の…この東の海何かでは通用するだろう。

 

だが所詮それまで、完全に無効化するわけでも受け流せるわけでも無いみたいだしいい加減大人しくしていろ…"剛崩・襲拳砲っ(ごうほう・かさねけんぽう)!!」

 

その言葉と共にクリークは大きく踏み込むと腕から手首に捻りを加えつつ絶大な衝撃をその脂肪の鎧に対して放つのだった。

 

「がっ…はっ、わしの…わしの夢が…後一歩だったでおじゃるのに…」

 

内部に衝撃を浸透させるその攻撃に流石のネルソンの肉体と言えど耐え切れるものではなく、その巨体は大きな音を立て倒れ込んだのだった。

 

 

 




というわけでクリークによる支部の戦力の底上げは場所によっては上手く行ったようです。

描写こそしていませんがルフィもモーガン相手には原作ほど簡単には行かず少し苦戦した模様。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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