起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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転職しました、ていうのはさておきE8支部の沙汰はネルソンは更迭、ハーディは反省しているようなので残りを取り纏めてもらう為に残留となりました。


声と鈍熊 ドンクリーク

 

ネルソンを苦労して牢屋に押し込めれば残り二人の囚人…今回捕まえたエリックと、バラティエに行く前に偶然遭遇したクロネコ海賊団船長"百計のクロ"は不快を露わにする。

 

「ちっ、結局この豚もダメだったか。役に立たん男だ」

 

「…何だこの醜い豚は、見るに耐えんな」

 

「こいつは元・海軍准将のネルソンだ、今回更迭する事になったからしばらく世話してやれ」

 

文句を言う二人に我慢しろ、と言外に込めつつそう言う。

 

「海軍准将のネルソン…ちっ"提督"か、海戦に優れると聞いているが…」

 

心当たりがあったのだろうクロがそう言えば

 

「む、更迭だと?キサマ、何の権限があってそんな事ができる。

 

…まさか貴様、海軍と繋がっているのか?」

 

エリックはまだこちらの正体を勘違いしているのかそう疑問を抱く。

 

「なんだ、お前は知らずに捕まっているのか?

 

そこの男は海軍に繋がりがあるどころじゃない、こいつこそが海兵だ。

 

海軍本部中将"鈍熊"クリークとはこの男の事だ」

 

そう言いつつ特徴的な動きで眼鏡を上げるクロにエリックはフリーズ、しばらくして正気を取り戻すも

 

「なっ…海軍本部中将だと!?何故そんな化け物がココにいる!!

 

ここは東の海だぞ!グランドラインの…しかもトップクラスの化け物がココにいるなんぞどういうインチキだ!巫山戯るな!」

 

と大声で捲し立てたのだった。

 

「ちっ…少し黙れ、貴様の鍛錬が足りないだけだ。

 

そこの男然り、"黄金の大海賊"ウーナン然り、"海軍の英雄"ガープ然り…そしてかの海賊王ゴールド・ロジャー、彼奴ら全ては東の海出身でありながら化け物クラスの実力を持っている。

 

それに勝てないのなら貴様が弱いだけだ、吠えるな耳障りだ」

 

エリックの言葉を煩く感じたのだろう、クロは壁に背中を預けたまま見下すような目つきでそう言うクロ。

 

「キッ…キサマ!!ワタシを誰だと思っている!!カマカマの実の能力者にして"旋風のエリック"とはワタシの事だぞ!!」

 

「フッ、知らんな。だいたいそんなイモムシのような姿で言われてもな?」

 

と、エリックは激昂するも全身グルグル巻きのエリックを見て口角を上げて小馬鹿にしたように笑うクロ。

 

それが更に気に障ったのかなおもジタバタと地面でのたうつエリックに

 

「はいはいとりあえず落ち着けエリックとやら、模範的ならそっちの男と同じく拘束は外してやる。

 

この船はそこまで牢にスペースをとってないんだ、本来は五人は収監できるんだが今は三人だし問題無いだろ?」

 

「…この豚の質量を考えろっ!!」

 

「あーあー聞こえなーい」

 

そんなクロの怒鳴り声にクリークは耳を押さえて聞こえないフリをしつつ足早に去って行くのだった。

 

食事をしながらしばらく待っているとアピスが戻ってきたようなので前々から考えていた事を話すべくアピスを呼ぶ。

 

「さてアピス…先ずは俺の正体というか何というか…」

 

「うーん…旅人っていうのは嘘だとして…やっぱ殺し屋なの?」

 

クリークの言葉にエリックの言っていた事を思い出したのだろう、首を傾げながら言うアピスだったが

 

「いや、違うからな?あれはあの男が勘違いしてただけだからな?

 

ゴホン、さて俺の本職は…実は俺は海兵をやらせて貰っている」

 

クリークはそれを否定しつつ自分の正体を伝えた。

 

「うっそぉ!?てっきり本当は海賊なのかなって思ってたのに!海賊みたいな顔してるのに!?」

 

「ぐっ…、確かにそれは良く言われるがこれでも海軍の末席にいる本部海兵だ。

 

さて話というのはアピス、お前の今後について何だが…グランドラインに入る気は無いか?」

 

と、前々から考えていた事を伝えるクリーク。

 

「え?わたしが?…でもわたし強くないよ?というか戦え無いよ?」

 

「あぁ、まぁ戦闘手段を身につけるのは追々やるとして…俺はお前の身柄を危惧している」

 

「わたしの?何で?わたしただの田舎娘だよ?」

 

「ただの田舎娘が動物の言葉を理解出来るわけないだろう。

 

ちゃんと理由はある、鳥や動物、魚の声を聞けるのなら風を読んだり波を読んだり、更には諜報や道案内など出来る事は幅広いだろう。

 

お前が来てくれるのなら是非その分野で活躍して欲しいと考えている」

 

とアピスのスカウト理由を聞かせるクリークにアピスは

 

「うーん、確かにその辺りなら出来るけど…」

 

「まぁそれよりも何よりも…アピスは海王類という存在を知っているか?」

 

と危惧している事を、本題について話す。

 

「かいおうるい…海獣とは別なの?」

 

「あぁ、って事は存在自体知らないか。

 

まぁとりあえず海の王と書いて海王類、時折現れるヤベー生き物だ。

 

今はまだ不可能だとしても将来お前がどういう成長を見せるか不明だ、それこそ海王類の心も読めるようになったとしたら…」

 

「…なったとしたら?」

 

「お前は良くて幽閉…悪けりゃこうなるかもしれん」

 

と手刀を自分の首にトントン、と当てて見せるクリークにアピスは血の気がひく。

 

「え…なんで?そんなにヤバいの?」

 

「まぁな、タダでさえ色々やれそうな能力なのにそれが可能になれば世界政府は存在自体を危険視、アピス自身が何もやってなくても下手すりゃ指名手配されるなんて可能性もある。

 

だからこそだ、だからこそ早期にお前と協力体制を作り、どんな相手でも出来るだけ逃げ延びれる戦闘力を身につけ、見聞を広めてもらいたいと思ってる。

 

それに俺は海軍でも少しは偉い方だ、だからこそお前の将来はそんな風になって欲しく無いと言うことだ…どうだろう?この話を受けてもらえないだろうか?」

 

と、アピスに提案したのだった。

 

…かつてその類稀なる才覚故に世界政府に狙われるのを阻止できなかった少女を思い出しながら。

 





そういやガープ中将来てるんだっけ?コビーとヘルメッポもか…ふむ

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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