麦わらの一味もいよいよグランドラインに入りましたので引き続き尾行していきましょう。
「ははあはははっ!!そうか、そう来たか!!」
ベアトリーチェ号甲板に設えられた大きな椅子に座って新聞を手に笑い声を上げるクリークに
「…どうしたのクリークおじさん?何かあった?」
と聞く少女…ヒソヒソの実の能力を持つ彼女と彼女の親代わりであるボクデン、そしてクリークの間では根強い話し合いが行われた。
最終的にこのままでは世界政府に襲われる可能性もある、という言葉に納得しアピスはクリーク達の船に搭乗、その能力を鍛え、人脈を作り、最低でも相手が強者だろうが逃げ延びられる戦闘力をつける事を目標としている。
そしてクリークが笑っていたのは新聞…先程海鳥が持ってきた世界経済新聞に挟まれた三枚の手配書を見たからであった。
軍艦島での騒動以来クリーク達は途中でモーガンを護送していた艦隊にクロ、エリック、ネルソンを預けて彼等も麦わらたちに続きグランドラインへと入っていた。
勿論生きるか死ぬかのリヴァースマウンテン越えなどする意味も無いしする必要も無い、有事の際には海軍艦としての役割も果たすべくこの船…ベアトリーチェ号には本部海軍艦艇と同等以上の装備を持っており、その為に船底に敷かれた海楼石によってベアトリーチェ号は海王類に察知される事は無くカームベルトを航行できるのだ。
まぁ海王類の一匹や二匹程度本部中将なら難なく撃退できるが流石に場所も悪いし、新たに仲間となった少女にトラウマを与えるわけにもいかないので慎重に行動し、ようやくグランドラインに入ったのだった。
そしてやっと一息ついていた時に飛んできたのがニュース・クー…この海のあちこちで新聞配達を行う海鳥達であり、情報を得る為に500ベリー硬貨を渡して新聞を受け取って、そして目に入ったのが
モンキー・D・ルフィ 3400万ベリー、ロロノア・ゾロ 1700万ベリー…その二人の手配書だったのだ。
金額もタイミングも変わったかー、何やらかしたんだろうなーなど考えながらクリークは直ちに情報集めに動く、幸いこちらは仮にも本部中将なので割りかし顔は広いのだ。
求めていた情報はすぐ集まった、どうやらローグタウンでおこしたゴタゴタにより原作以上に上層部に危険視されたようだ、他の人間の身元はまだ不明なのか?と思って調べてみるも特に情報は出て来なかったのでナミ、ウソップ、サンジの身柄は割れていないのだろう。
…ウソップとゾロには面識は無いが他の面々と最後に会ったのは10年以上前か、…まぁ三人ともこちらの事はもう覚えていないだろうがな。
そして麦わら一味に対するべく本人の強い希望によりスモーカー大佐が専任追討の任につく事になったらしい。
この制度は数年ほど前から海軍に取り入れられた制度であり"危険度があると判断され、尚且つ監視が必要だとされる違法海賊"に対して専任の将校を追撃にあたらせる制度である。
各支部がバラバラに一つの海賊を狙うのでは無く専任の将校となった者にそれらの情報を集め、その指示の元に各艦隊が有機的に連携して動く制度である。
専任追討の幅は広く、一艦で海賊を追っているものから相手が大海賊…例えば四皇などになると基地一つが専任となってる事もある、エースに対するイスカの部隊やビッグマムに対するG-F支部などだ、かくいう自身も覆面髑髏ティーチの専任を買って出ているので奴の情報は休暇中とは言えこちらに入ってくるがな。
そう言えばそれで思い出したが白ひげの専任となっているガープ中将から面白い話を聞いた、何でもかの白ひげ海賊団で四番隊隊長であるサッチが殺されたというものらしい。
そしてその犯人はマーシャル・D・ティーチ、サッチの仲間だった筈の男である。
そして四番隊副隊長であり"狼犬(ろうけん)"の異名を轟かせていたジャブラという男が敵討ちという事で単身追撃にあたっているとの事だった。
…そろそろ潜入も不必要になっていい機会だから抜け出したのだろう、覆面髑髏の自称ティーチの正体はマーシャル・D・ティーチでは無いか?という推察の元送り込まれたのだろうが目標がいないので有ればバレるリスクを冒してまで留まっている必要は無いだろうからな。
それはさて置き麦わらについてだ。彼等がグランドラインに入ったのなら、原作のルート通りならウイスキーピークへと向ったのだろう。ビビ王女がバロックワークスに潜入しているのはこちらの手の者からの情報で掴んでいるし、特に変わらなければビビ王女も麦わら一味と接触しているだろう。
…まぁそれが元で麦わら達は一国を転覆させるような大事件に巻き込まれるわけだが。
先ずは情報集めだな、確かリヴァースマウンテンの後にウイスキーピーク、そしてその後がリトルガーデン、ドラムを挟んでアラバスタだったか?
「ギン!この海賊の情報を集めてくれ、それからアラバスタに関してとクロコダイルの情報についてもだ!」
手早く考えギンに手配書を渡して指示を出し、急に大声を出した事に目を丸くして驚くアピスに
「よし、アピス!じゃあ昨日の続きからだ、少なくとも一月以内にはその能力を使い物になるように鍛えるぞ!!」
「えー…あれ頭痛くなるからいやなんだけどぉ…」
眉をハの字にして顔を曇らせるアピスだったが戦えるように、あるいは逃げれるようになるのに必須なので
「泣き言は後で聞いてやる!因みに頑張ったら海軍秘伝のカレー饅を食べさせてやろう」
その言葉にアピスは表情を一転
「わかった!その代わり前みたいに一個だけってのは無しだからね!あの時はわたしが疲れて食欲無かったのにおじさんが殆ど食べちゃったんだから!!」
そう言って頬を膨らませるアピスに対して了承しつつクリークは修行を始めたアピスを見守るのだった。
明日は再び麦わら視点、ウイスキーピーク辺りになると思います
因みにジャブラですがしれっと261話辺りで言及しています。
…ジャブラに二番隊隊長は荷が勝ちすぎていた模様なのでサッチの隊の副隊長だった事に修正しています
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。