起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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感想欄で誰もクリークがやられると思って無い模様、まぁそりゃそうですよね、だって1万キロと言っても10tですし。

人間には無理でも魚人ならいけるかもしれませんね、デンさんとか船作る時にぶん投げてましたし


鈍熊の力 ドンクリークさん

 

「一万キロねぇ…せめてその10倍は持ってこいっ!ほらったかいたかーい!!」

 

空から降ってきて落下速度も含めると10t以上はあるであろうミスバレンタインの腰を鷲掴みにそっと受け止めるとそのままもう一度上空に投げ飛ばす。

 

「えっ!?きゃぁぁぁぁあっ!!」

 

まさか受け止められるなどと思わなかったのだろう、一瞬驚いたあと悲鳴を残してそのまま上空に。

 

「というか船の上でやるな、避けたらそのまま沈んでたんじゃ無いか?」

 

何でもなさそうに言う乱入者にMr.5は

 

「ミスバレンタイン!てめぇ、まさか能力者か!!鼻空想二連砲っ(ノーズファンシーダブルキャノン)!!」

 

「だから鼻糞飛ばすなって言ってんだろ!!連装飛拳砲!!」

 

自身のパートナーが簡単にあしらわれた事により先程よりも多く爆弾と化した鼻糞を飛ばすもそれも再び中空で撃破され

 

「ならば…これでどうだっ!!足爆っ(キッキーボム)!!」

 

直接爆発させれば、と考え右足でハイキックを繰り出せばそれはがしりと受け止められ、そして爆発するも

 

「馬鹿がっ!触れたら爆発する…ん…頑丈だなおっさん!!」

 

そこには爆発する蹴りを受け止めても全くダメージが見られない姿に自身満々に言うMr.5の声は尻すぼみに消えていき

 

「…まぁ能力頼りの弊害か格闘は不得手のようだな、もう少し身体を動かすようにした方がいい」

 

そう言って掴んだ足をそのまま上空にぶん投げる。

 

「ぐぅっ!!」

 

「Mr.5!!二人でやるわよ!少しあのおっさんは厄介よ!」

 

吹き飛ばされるMr.5に体重を軽くしたのだろう、ふわふわと降りてくるミスバレンタインが合流、Mr.5もミスバレンタインの提案に頷き真っ直ぐにクリークに向かって落下。

 

「イガラム!海に飛び込んでろっ!!」

 

何かデカい攻撃が来ると察したクリークはイガラムにそう声をかけて迎え打とうとすれば

 

「死ねぇえっ!!"全・身・起・爆"!!」

 

それと共にクリークの首に抱きつき全身を爆発させるMr.5と

 

「そのまま離さないでよねMr.5!!"1万キロピアス"!!脳天カチ割れなさい!!」

 

Mr.5の大爆発によりほぼ半壊した船はミスバレンタインの爪先一点に集中した大質量がクリークの脳天を直撃した事によりほぼ全壊。

 

「…船の上でやってんじゃねぇよ」

 

渾身の攻撃で相討ちには持ち込んだと思っているのか満足そうな顔で沈んでいくMr.5とミスバレンタインを見ながら、目立ったダメージは見られないクリークは二人をとりあえず引き上げる。

 

「イガラム隊長さんよ、無事かい?」

 

「あぁ、貴殿の忠告で何とか…しかし驚いた、あのオフィサーエージェントをこうもたやすく片付けるとは…」

 

「こいつら二人とも能力に頼りすぎだ、しかも船の上なんて場所が悪すぎるだろうからな」

 

そう言いつつローブで気絶した二人をグルグル巻きに縛り上げる。

 

「しかし何とお礼を言って良いか…貴殿がいなければわたしはここで命を落としビビ様との約束も守れなかったでしょう」

 

「いやこちらもたまたまだ、でこれからどうするんだい隊長さん、一応この二人の身柄はこちらで確保させてもらうが…」

 

「…一応おとりとなっているので何処かで船を探し当初の予定通りアラバスタへと向かいます」

 

あー、こりゃ意思はかわらなさそうだなと考えつつ流石にベアトリーチェ号じゃおとりにすらならんからなぁ…と考え込む。

 

「よし…最寄りの支部で小型艦艇を偽装しアラバスタまで行けるように手配しよう、ビビちゃんの身に何かあればアラバスタがかなりやばい事になるだろうしな」

 

「それは…助かりますが良いのですか?内政干渉にあたるのでは?」

 

こちらの言葉に驚いたように言うイガラムだったが別に民間人を送り届けるだけの話しだ、内政干渉でも何でもないと告げればなるほど…と頷くのだった。

 

直ぐに他の乗員なども救出してMr.5とミスバレンタインを牢に放り込みベアトリーチェ号にて最寄りの海軍支部へ、小型の艦艇を用意させ海軍艦と悟られぬように偽装を行わせてイガラムに分かれを告げる。

 

まぁ乗組員は本部の人間だし例え追手が来ようが問題無いだろう。

 

そして残ったMr.5とミスバレンタインの始末だが…どうしたもんか。

 

とりあえず会ってみないと話も進まないので牢に入れた二人の様子を見に行けば二人は動けないながらも

 

「なっ!!テメェおれの全身起爆をくらって置いて…」

 

「うそっ!?確実に仕留めた筈よ!一点集中した一万キロを脳天に直撃させた筈よ!!」

 

幽霊でも見たかのように騒ぎ出す二人に

 

「おいおい、あんなのでおれが倒せるとでも?なぁ国境の"ジェム"に運び屋"ミキータ"?」

 

「テメェ!まさかおれの事を」

 

「なんで知ってるの…」

 

こちらが名前を出せば驚愕する二人、甘くみないで欲しい、こちとらバロックワークス設立前からきっちり調べ込んであるんだ。

 

原作知識もあるとは言えこちらのネットワークをフルに使って情報は集めている、名前だけでなく出身地や能力など過去のデータもだ。

 

「…さて自己紹介が遅れてすまないな、おれはクリーク。海軍本部中将"鈍熊"のクリークだ。以降よろしく」

 

そう言って自身の正体を告げれば二人あんぐりと口を開けたままフリーズするのだった、…さてこれでどうでるかな?

 

 

 

 

 

 





ミスバレンタイン、相手が悪すぎるんだよなぁ…一般人相手なら当たりさえすれば大ダメージですがいかんせん鈍熊相手だと…

因みにキロキロの実はパラミシア系ですので能力の慣熟によっては手に持った物くらいならキロキロの実の能力を付与だからかもしれませんね、そうなれば強いのですが…

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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