起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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さてまずはルフィアンドビビ対Mr.6アンドミスマザーズデー


鉄壁と液体

「っ!貴方達がMr.6とミス・マザーズデーね!わたしを狙って来たのかしら?」

 

「あぁ、そうだよお嬢ちゃん?Mr.0からの命令で君と、秘密を知った人間の排除を命令されてねぇ…」

 

「因みに逃亡は推奨しないわよぉ?」

 

現れた一組の男女…バロックワークスからの刺客であるMr.6とミス・マザーズデーの出現に拳銃を構えるビビ

 

「よし!ビビを狙ってきたんならぶっ飛ばしゃいいんだな!ゴムゴムのぉピストルっ!!」

 

一方ルフィは相手を敵と断定、先手必勝とばかりに自身の能力を使ってまずはMr.6に攻撃を仕掛ける。

 

「はははははっ!緩い!!その程度でこの鉄壁を打ち破れるものか!!」

 

が、その攻撃はあえなく大楯により阻まれ

 

「おい小僧、助太刀はいるか?」

 

「いや!大丈夫だ、おっさんはそこで大人しく見ててくれ!!ゴムゴムのガトリングッ!!」

 

ドリーが助太刀を聞くもルフィはそれを断り、今度は二つの大楯に向かい、アーロンの防御さえ打ち崩した猛攻をかけるも

 

「甘いっ、甘すぎる!我が盾は鉄壁!故に無敵!!我が防御、撃ち破れるものなら撃ち破って見せるがいい!!」

 

とその攻撃はMr.6本人にはなんの痛痒も与えられていない様子、その隙をついてビビは動き

 

「ミス・マザーズデー!手足の一本は覚悟してよね!!」

 

それと共にミス・マザーズデーに向かって両手の銃を連射、弾切れになった銃を投げ捨てると胸部に仕込んでいた暗器…涙滴型のブレードが付いたワイヤーを取り出すと回転させながらそのままミス・マザーズデーに接近、左足を大きく斬りつけるも

 

「あらぁ?王女様という割には随分と乱暴ねぇ?」

 

そこには十数発に及ぶ銃弾も、自身の武器である孔雀スラッシャーの斬撃もまるで意に介さないように振り向くミス・マザーズデー

 

「!!…本当だとは思ってなかったけど、どうやらロギア系だという噂は本当だったようね…」

 

銃弾が当たった場所と斬撃を与えた場所は何やら粘液のように蠢いており、ビビはそれをロギア系の能力にある"物理攻撃の無効化"と判断するも

 

「ざぁんねぇん…アタシはロギア系なんかじゃないわ、アタシはトロトロの実の能力者…液状人間ってとこかしらぁ?アタシに物理は"ほとんど"効かないわよぉ?」

 

ミス・マザーズデーの言葉にビビは

 

「…なんて出鱈目な、いえ考えようによってはロギアのように馬鹿げた範囲攻撃を持たないというのは温情かしら?…何かダメージを与える方法が…ってなんで服脱いでるのよ貴女!!」

 

何か方法はあるはずだと考えているとミス・マザーズデーがいそいそと服を脱ぎ出していたのだった。

 

「えー?だってこの服オーナーがくれたものだしぃ、洋服まで液状化できないんだものぉ」

 

瞬く間に服を脱ぎ、畳んで端に避けた彼女は全裸に。

 

「あ、貴女恥じらいってものが無いのかしら!?」

 

「あらぁ?アタシは見られる為にこの肉体を美しく磨き上げてるのよぉ?例え乳房を晒しても恥なんてものは無いわよぉ?」

 

全く考慮さえしていなかった精神攻撃にビビはたじたじになるも、ここにサンジさんがいなくて良かった!と心の底から安堵していた。

 

因みにルフィの方に目をやればミス・マザーズデーが全裸でも全く眼中に無い様子、そしてドリーも人種の違いからか何のリアクションも無く気にしてる自分がバカみたいな気もしてきたので

 

「ふー…まぁいいわ!やってやろうじゃないの!!」

 

そう言って再び孔雀スラッシャーを両手人差し指に嵌めて回転させるのだった。

 

「じゃあ今度はこっちからいかせてもらうわよぉ?ウィップ!」

 

それと共に振り下ろされるミス・マザーズデーの右腕、それは振り下ろされると同時に大きく伸びてビビを狙うも

 

「不定形ってのは面倒ね!」

 

横に飛び退き、また別の銃をミス・マザーズデーに向かって発砲するもそれは液体となった彼女の体を散らすのみでダメージは見られない。

 

横で戦うルフィも似たようなものでMr.6が攻撃をしてこないのをいい事にルフィが片っ端から技を放つもその全てが二枚の大楯に阻まれてダメージを与えられていない。

 

「くっそぉー!あの盾めちゃくちゃかてぇなぁっ!!…だったら上からでどうだぁっ!!ゴムゴムの…戦斧ぉっ!!」

 

それと共にはルフィの右足が大きく天に伸び、そして勢いよく振り下ろされMr.6の頭上から急襲をかけるも

 

「はっはっは!これはなかなか!!ただこの鉄壁を打ち破る程では…っ!まさか!」

 

両手の大楯をガシリと合わせた状態でそれは受け止められると同時に一瞬聞こえるイヤな音。

 

「…ふぅ、鉄壁だったっけ?無敵じゃなかったみてぇだな」

 

「…まさか我が鉄壁にヒビを入れるとは…流石はボスが目をつけるだけの事はあるみたいだね、だがここからは少し真面目に行かせてもらうとしようかな?覚悟はいいかい、ルフィくん?」

 

その言葉と共にMr.6は二枚の大楯を重ね合わせるとガシャンガシャンガション!!と盾のあちこちが留め金によって連結され先程より分厚くなった大楯を片手にMr.6は構えるのだった。

 

「上等っ!今度こそその盾ぶっ壊してやるっ!!ゴムゴムのバズーカッ!!」

 

そして再び大楯に向かってルフィの攻撃が放たれたのだった。

 

 

 




明日はMr.3とゾロかなー?

トロトロの実は液体故にお風呂程度なら耐性があるとしています、とは言え流石に海や川などでは無理ですが。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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